人は何かをやり遂げる時、強い意志を持ちます。
どんなことがあってもやり遂げるためには、強い意志が必要なのです。
この意志を動かすエネルギーを、メンタル体と言います。
漢方では意（イ）と呼んでいます。このエネルギー体はとても強く、そして多くの力を発揮します。
人は平穏な時は、さほどメンタル体を使うことはありませんが、いざという時にメンタル体が発動します。
災害などで命の危険を感じた時、何とか生き延びようと言う強い意志を持ちます。
またスポーツでは絶対に勝つという強い意志が働きます。
ある意味、闘志とはメンタル体の力の現われでもあるのです。
メンタル体は人の成長に、深くかかわっています。苦しい時、辛い時、生き抜くための心を育ててくれるからです。
今のような平和な時代にはあまり必要とされませんが、このような時代はまれで、太古の昔から人はいつも命の危険にさらされてきたのです。
飢えや争い、そして自然の猛威の中で生き残るためには、強い意志が必要だったのです。
メンタル体は人の生死にかかわる力を養います。
メンタル体が弱いと、生きることをすぐに断念してしまうのです。ではメンタル体を強くするにはどうすればよいのか。
メンタル体を調節しているのが脾臓です。
胃に近い働きをしています。食べた物をしっかりと消化する力が強いと、メンタル体も強くなります。
逆に、脾臓が弱いとメンタル体も弱くなります。
年老いてもよく食べる人は生きる力が強く、食べる力が弱い人はその生命力も弱くなります。
