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歴史の真実シリーズ

歴史の真実シリーズ 太古の日本3

19年08月26日

日本は昔からあらゆるものに対して、神が宿っていると考えられてきました。

特に自然に対して。山、川、木、時には大きな石や岩に神が宿ると考えられてきました。今でもそれが引き継がれていて、御神体としてあがめられている所が多くあります。

 

 

 日本は多くの神を信仰する国として、世界的にも認められています。

なぜそうなったのか、いろいろな説がありますが、やはり自然の恵みが豊かであったからでしょう。

雨がほどよく降り、川の水はいつも清らかで絶えることはなく、木々は生い茂り木の実やキノコ、さらには魚や貝に恵まれて住みやすい環境がととのっていたので、人は穏やかに暮らすことができたのです。その思いに対しておのずと感謝する心が芽生え、それが発展して神という形になったのでしょう。

それを山や川、木や石に見立てたのです。自然の恵みを神としたのです。そこには感謝の思いが込められているのです。

 

 

 日本ほど自然に恵まれた国はありません。それが多くの神を生み出したいわれとなっているのです。

ヨーロッパや中東、そして中国はある意味で一神教です。

日本ほど自然に恵まれておらず、逆に過酷な状況で生きていくためには、ただひたすら一つの神にすがり、祈るしかなかったのでしょう。

また、一神教は時代とともに時の権力者によって歪曲されてきたので、本来の神からは遠ざかっているのかもしれません。

日本の自然に対する感謝の思いを現わした神こそが、自然なのかもしれません。

 

 

 太古の日本では、神の名前はありませんでした。時代とともに、元々あった自然の神に名前が付けられていったようです。天照大御神は太陽であり、月読の神はまさしく月であり、伊邪那岐、伊邪那美の神は山と川から由来しているようです。

諸説いろいろありますが、自然と神が一体化した考えが日本には古くから伝わっているのです。

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