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漢方とエネルギー 肺と魄3

19年08月23日

肺は呼吸をすることで、酸素と二酸化炭素を交換します。

この時、エネルギーの交換もしているのです。エネルギーは消耗されて、その残りカスがたまってきます。

二酸化炭素はそのカスといっしょになって体の外に出ていくのです。

深呼吸や汗をかくことは、このカスをしっかり出すためなのです。

 

このカスが体にたまってくると、体が重だるくなり、疲れやすくなるのです。

このカスは今の科学ではわかっていませんが、漢方では邪としてとらえていました。

この邪が多く集まったものが邪気です。邪気にもいろいろあって、人の心を乱す邪気になります。

この邪気はいわゆるマイナスのエネルギー体で、人の心をマイナスに傾けていきます。

そして心の病のなるのです。

 

今、多くの人が心を病んでいます。それは汗をかかないからです。

便利になりすぎて、体を動かして汗をかくことが少なくなってしまったからです。

さらに心の病を治すという名目で、抗うつ剤や安定剤を飲むことでなお一層悪化させているのです。

肺の力を高めるためには、汗をかくことです。

1日1回しっかり汗をかけば、邪気は体から抜けていきます。

そして深い息をすることも必要です。

 

肺は魄(ハク)というエネルギー体を調整しています。エーテル体とも言います。

魄はストレスや気温差の影響を受けやすく、その流れが乱れると体に痛みやしびれが生じてきます。

手や足のしびれの多くは魄の流れの乱れから起きています。

明らかな原因がない時は、まず魄が原因だと思うとよいでしょう。

そのような時は入浴して、しっかり汗をかくことです。

そして魄の流れをよくする救心感応丸氣を飲むとよいでしょう。

これから寒くなるにつれて、魄の流れが乱れやすくなります。

体をしっかり温めて、冷たい物はひかえ、そして入浴や運動でしっかり汗をかくことが、カゼやインフルエンザの予防となり、痛みやしびれを改善することにつながります。

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