人の心と体はいろいろなエネルギー体で動いています。電化製品が電気で動くように。
日常生活で何気なく使う言葉に、「気をつかう」、「気をすり減らす」、「元気がある」、「あなたは陽気だね」、「気が乗らない」など「氣」がエネルギーそのものなのです。
アストラル体は感情(こころ)を動かすエネルギー体であり、原動力でもあります。
人の喜怒哀楽はアストラル体の力によって生み出されます。
しかし怒りや憎しみの感情はとても強いので、一度造られるとなかなか消えることはありません。
怨霊とはアストラル体が凝縮されて、その中に魂が閉じ込められた物なのです。
魂はいくつものエネルギー体に包まれて、肉体とつながっているのですが、一番外側で魂と肉体を包み込んでいるのがアストラル体です。
人は肉体がその活動を終えると、アストラル体も消滅して魂は肉体から離れて上にあがるのですが、憎しみや怒りが強いと消滅することなく魂にまとわりついて重石となり、上にあがることを妨げてしまうのです。
魂は本来まっさらなので、それ自体は何もしないのですが、怒りや憎しみのアストラル体がつくと、その性質を変えてしまうのです。
つまり怒りや憎しみを持ってしまうのです。魂は何色にも染まることができるのです。
そしてアストラル体が取りついていると、人の世界をさ迷ってしまうのです。おそらく永遠に。
このアストラル体を解消させるのが慈愛なのです。
慈しみ愛するこころなのです。
そしてそれを表現する言葉が「ありがとう」なのです。