原子力発電はクリーンなエネルギーだと、今まで信じ込まされてきましたが、東日本大震災でその神話はもろくも崩れ去りました。いかに危険な物であるか、一度制御が効かなくなると、半永久的に放射能が漏れてしまうのかを思い知らされたのです。福島第一原発は、今なお放射能をたれ流しているのです。そのことをしっかりと認識してください。
核分裂によって作り出されるエネルギーは莫大な力を持っています。ウラン1グラムで作り出されるエネルギーは、石炭では3トン、石油では2000リットルに相当するのです。これだけのエネルギーを放出できるのは、ウランから放出される素粒子の一種である中性子が自由になることで生じるのです。原子は原子核と電子からできていますが、原子核は陽子と中性子からできています。陽子と中性子はとても強力な力で結びついているのですが、ここに別の中性子ぶつけると陽子と中性子の塊は砕けてしまい、二つの塊に分かれてしまうのです。この時、小さな破片も飛び散るのですが、この破片が中性子で光と同じぐらいの速さで飛び散るため、膨大な熱エネルギーを生み出すのです。鉛のような素材でできた空間では、中性子は高速で動き回ることで熱を生じさせるのです。この熱を使って水を沸騰させてタービンを回して電気を作り出すのです。
中性子もいくつかの素粒子からできているのですが、陽子とくっついて安定した状態でいると、大きなエネルギーは生み出さないのですが、陽子と離れると爆発的に動いて、中世子自体がさらに小さな素粒子に分解されるのです。この時、一部の素粒子自体がエネルギーとなるのです。波動の特徴は、時には物体となり、時にはエネルギー体となることなのです。氷と水蒸気のようなもので、元は同じでも性質が異なるのです。この特性を最大限に利用しているのが原子力発電であり、核爆弾なのです。両者とも基本的には同じ原理で作られていますが、原子力発電は核分裂が少しずつ進むように制御し、核爆弾は一気に核分裂を引き起こすようにしているのです。しかし、核分裂を制御することはなかなかむつかしくて、ひとたびトラブルが発生すれば制御不能となってしまうのです。
人類は今までに6回、核爆弾で滅亡寸前までの状態をくり返してきたのです。最初は、およそ100万年前で、当時は今よりはもっと幼稚な物だったため、制御がうまくできず、自滅したのです。その後は、本格的な核戦争が行われてきたのです。一番最近では、10万年前になります。その痕跡はほとんど残っていませんが、唯一残されているのが、ペルーのナスカの地上絵なのです。一般的には3000年ほど前に書かれた物だとされていますが、実は10万年前に描かれた物で、飛行機のような乗り物を使って画いたのです。何のためか、当時の人たちが自分たちの文明を後世に残すために描いたのです。風化しないように、特殊な磁場を作って線が消えないようにしてあるのです。実は発見されていない地上絵はまだいろいろあるのですが、いずれ発見される時がくるでしょう。それは、ある種の文字や当時の生活を画いていて、10万年前の人たちがいかに豊かですぐれた文明を持っていたのかがよくわかるものなのです。今までの常識がひっくり返るようなことになるでしょう。
人類は、いくども繁栄と滅亡をくり返して来たのです。そして今、また滅亡の危機にさらされているのです。現在、全世界には核保有国がいくつもあって、そして原子力発電、原子力空母、原子力潜水艦が数多くあります。ひとたび核戦争が起これば、地球は崩壊してしまうのです。これほどまでに危険な核を持つようになったのは初めてなのです。このままでは、地球自体が崩壊することになるため、大元の神は我欲に溺れている人たちを一掃することにしたのです。おそらく、少なくても全人口の3分の1は淘汰されるでしょう。場合によっては5分の1まで。今まさに始まっているのです。あらゆる形で、我欲に溺れている人は淘汰されていくのです。だれも止めることはできません。
人類が核を平和的に使えるようになるには、まだ時期が早いのです。少なくとも、まだ100年はかかります。核がうまく使えるようになるためには、人類がもっと次元を高くしなければなしません。感謝と謙虚さを日々実践し、相手を思いやる心をしっかりと持つようにならないと、核を平和に使えないのです。さらに、福島第一原発のように制御ができなくなってしまうと、今の技術力ではどうすることもできないのです。100年もすれば、放射能を除去する技術が確立されるでしょう。実はすでに、ある程度の放射能を除去する方法は確立されているのです。それは特殊な土壌菌を使うことで、汚染された畑や山林に散布すると土壌菌が汚染物質を処理してくれるのです。しかし、せっかくのこの方法は、日の目を見ていません。政府は汚染土壌をゼネコンに処理させることで多額のお金を動かし、一部を政治家はキックバックさせているのです。そして、汚染土壌は全国にばらまかれているのです。ホームセンターで売られている園芸用の土や、埋め立て地に使っているのです。知らないところで土壌汚染は進んでいるのです。
原子爆弾を開発したアメリカのオッペンハイマーは戦後、自分が中心となって作り上げた原子爆弾の恐ろしさと残虐性を痛感し、水爆開発の反対運動をしたために、公職から追放されました。人間はある意味で愚かな生き物です。もちろん私もそうです。このような力を授けられていても、毎日多くの酒を飲み、時にはタバコを吸っています。カップラーメンも食べますし、お菓子も食べます。なんら、みなさんと変わらない生活をしています。ただ、このような通信を日々発信し、本業ではない人の悩み事の相談を受けています。そして、よほどでないかぎり、毎日1時間以上のジョキングをし、月に二回は次の時代を担う子どもたちを育てるために、ボーイスカウト活動に参加しています。そして日々、さまざまな悩みや困りごとで苦しんでいる人の相談に乗っています。現在、日曜日だけを休みとし、その内の2回はボランティア活動し、残りは孫と遊ぶことを日課としています。しかし、たまの日曜日もしばらくは、先回お伝えした講演活動をしていくことになるでしょう。これからの2年間がある意味で、私の役目を全力で果たすこととなる時期が来たようです。
原子力の話がかなり脱線してしまいましたが、波動はすべての元であることは何度もお伝えして来ました。原子力も放射能もすべては波動です。この波動をいかに上手く活用して行くか、そしていかに上手く付き合っていかが問われているのです。そのためには、多くの人が波動のことをしっかりと知ることが必要なのです。すべては波動でできていること、波動はエネルギーであり、物体であることしっかりと認識しなければなしません。昔の人はそのことをちゃんと認識していたのです。「色即是空、空即是色」、形ある物、それはない物、ない物は実はある物。すべては波動であり、素粒子からできていることを言い表しているのです。形になれと思えば形になり、見えない存在になればと思えば見えなくなるのです。波動の真髄となるのです。