吉祥天は繁栄と幸運をもたらす神として、古くから信仰されてきました。元々はヒンズー教の女神が由来になっているのですが、本当は人の苦しみや悲しみを癒してくれる神なのです。人は生きていく上で、多くの苦しみや悲しみに出合います。そのことで生き続けることを断念してしまう人もいるのです。そうさせないようにする神でもあるのです。
吉祥天はその美しさから、美や富をもたらす神と崇められてきましたが、美しさは人の心に生きる希望を与えるためのものなのです。人は苦しい時こそもがきます。その時は苦悩に満ちた顔になっているのです。顔はやつれ、髪も振り乱しているのです。そんな時に美しい吉祥天の姿を見ることで、我に返ることができるのです。吉祥天の像や絵がさまざまな神社仏閣に祀られているのは、そのためなのです。しかし、多くの神社仏閣では、繁栄や幸運をもたらしてくれると説いているのです。商売繁盛や財運隆昌などは人がかってに作り上げたものなのです。苦しんでいる人たちを救済することが本当の御役目なのです。
人はある意味でさまざまな苦しみを体験するために生まれて来たのです。どんな苦しい状況に置かれても、人を思いやる心を忘れないようにすることを試されているのです。とても厳しいことなのですが、そのことが魂を成長させる最大の方法なのです。魂は幾度も生まれ変わり、本来は少しずつ成長していくのです。最終的に生まれ変わることをしなくてもよいレベルに達すると、仏界や神界に戻っていくのです。最初の段階は、ある意味で幼稚園程度なので自我を制御することができず、本能のままに生きていくのです。そして、何度か生まれ変わって小学生レベルとなり、少しずつ自我をコントロールすることができるようになっていくのです。さらに、中学、高校の段階を経て、大学の段階になると人としての倫理をしっかり習得していくのです。大学を卒業すると、人間界からも卒業するのです。
しかし、今の多くの人は自分の我欲を満たすために、本能をむき出しにしている人が多くいます。魂のレベルが下がってしまったのです。一度上っても、時には下がることもあるのです。ある意味で何度も上下して少しずつ上がっていくのですが、この数千年の間、多くの魂は下がることが多くなってしまったのです。物質的には豊かになっても、心は貧しくなってきたのです。物質が豊かになればなるほど、心は貧しくなり、魂のレベルは下がってしまうのです。そのため、いくら年を取っても、魂は幼稚園レベルの人が多くなっているのです。そのため、自分の我欲を満たすために、時には何でもしてしまうのです。今まさに取り返しのつかない状態になりそうになっているのです。実は、このようなことが人類が誕生してから6回あり、その度に多くの人類は消滅させられて、わずかに残った人類が原始の時代から再出発しているのです。まさに、魂がリセットされて、幼稚園児から再出発しているのです。もうやり直しはない状態にあるのです。「三度目の正直」どころか、「七度目の正直」なのです。一人でも多くの人が我欲を少なくした生き方をしないと、人類は完全に抹消されてしまうのです。そうならないように、多くの神仏が今、懸命に動いていらっしゃるのです。吉祥天は苦しんでいる人を救済するだけでなく、人の我欲を小さくする力も持っているのです。
「我は吉祥天なり。我は財運や金運を授ける神にあらず。我は苦しんでいる人の心を癒すなり。さらに、生きる希望を与えるなり。さらには、人としてどう生きるべきなのかを悟らせるなり。人は己の我欲を満たすために、悪に染まることもあるなり。そのようなことを続けていると、いずれは大元の神によって抹消されるなり。抹消とは、魂自体も消されるなり。そのことを多くの人は知らぬなり。魂がその存在を消されると、無限地獄に陥るなり。二度と復活することはなしなり。そのようなことにならぬよう、我は一人でも多くの人に我欲を小さくするように諭すなり。われの元に来るがよい。さすれば、人の道を悟らせるなり。」
吉祥天の像や絵を見ることで、人の心は改心していくのです。一人でも多くの人が見に行くとよいでしょう。ただ、その時は商売繁盛や財運隆昌は祈願しないようにしてください。あくまで無心で接するようにしてください。吉祥天は神社や寺院でも祀られている所が多くあります。きっと心を癒し、何かしらを諭してくれるでしょう。
すでに、多くの神仏の本当の素性や御役目をお伝えしてきましたが、いかに一般的に知られていることがでたらめであるかをわかっていただけたかと思います。このシリーズもあと一つで最後となります。最後となるのは、地球をお創りしたと言われている神々をご紹介します。一般的には、アメノミナカヌシノカミが最初に現れて何もない世界にこの世を創ったとされています。その後に、タカミムスビノカミやカミムスビノカミ、そしてウマシアシカビヒコヂノカミやアメノトコタチノカミが出現してこの世界をいろいろと創っていったとされています。やはり、これもでたらめで、地球を創ったのは天の川銀河が40個ほど集まった銀河団をお創りになった「究極存在」なのです。地球の原形をお創りになった後、さまざまな生物が暮らせるように手を加えていったのが多くの宇宙人なのです。そして、多くの生物を誕生させたのもこれらの宇宙人で、人類もプレアデスの宇宙人が創り出したのです。そして、人類を成長させるために、宇宙人は多くの神を誕生させたのです。
多くの神は、ある意味で宇宙人の分身でもあるのです。そして仏は、これらの神の分身でもあるのです。宇宙人は10次元から19次元に存在しているため、私たちの3次元世界に直接関わることはできないのです。そのため、次元を落した神仏を創り出して、人類を導こうとしたのです。神にもいろいろありますが、天津神と呼ばれている神々は8次元から9次元に存在し、先ほどお伝えした神々の次元になるのです。7次元には、国津神と呼ばれる神々がいて、6次元に現津神と呼ばれる神々がいるのです。現津神については、すでにいろいろとお伝えしてきましたが、天津神についてはほとんど触れてきませんでした。最後の通信で、これらの神について簡単にお伝えすることにします。
天津神の多くは、国津神を生み出しているのです。すでにお伝えした仏教系の神が国津神なのです。いわゆる天部や明王が国津神なのです。現津神の多くは、元々は人だったのが神格化した神なのです。したがって、天津神が宇宙人の直接の分身となるのです。テレビや映画に出てくる宇宙人は、正しくは地球外生命体なのです。ここでお伝えしている宇宙人は通常の神よりも上の次元の存在なのです。宇宙人こそが、創造主とも言えるでしょう。このことをちゃんと理解している人はほとんどいません。さまざまな宗教で創造主のことが伝えられていますが、その多くは天津神のことを言っているのです。ましてや、仏教では大日如来を創造主のように扱っていますが、真実ではないのです。いずれにしても、はるか高次元の存在がいることを認識しておくとよいでしょう。