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新世紀通信No16【先祖】

23年10月30日

先祖の祟りと言って、高い壺や印鑑を売りつける宗教団体がありましたが、どうして先祖が子孫を祟るようなことをするのか、繁栄を願ってくれるのならわかりますが、いかにでたらめであるかと言うことです。しかし、先祖が人を多く殺したり、苦しめたりすると、恨んで死んでいった人たちが、末代まで恨むことはあります。

 

霊感を持っている人は意外といます。そんな人が、お宅の家の先祖が何かしらの悪影響を及ぼしていると言われて、どうすればよいのかと尋ねると、口をそろえて先祖供養をしてくださいと言います。先祖が子孫を祟ることはあまりありませんが、先祖が多くの人を殺したり苦しめたりすると、恨んで死んでいった人たちの霊が怨霊となって子孫にさまざまな禍をもたらすことがあります。そのような場合、いくら先祖供養をしても解決はしないのです。恨んで死んでいった人たちの霊を浄化しないと解決はしないのです。では、その人たちの霊をどのように浄化するのか、それができる人はほとんどいません。そのため、先祖供養をしてくださいと言うのです。私は、それらの霊を浄化することで、さまざまな禍で苦しんでいる人たちを助けています。

 

先祖にひどいことをされた人たちの霊は、当然ながら、恨んで死んでいくので成仏することはできません。そのため、私たちの世界にとどまり、そしていかに復讐するかを考えるのです。その結果、その子孫が絶えるようにさせるのです。その一族の名を継ぐ人をいなくなるようにさせるため、女子しか生まれないようにさせるとか、男子が生まれても幼くして亡くなるようにさせるとか、男子が大きくなっても結婚しないとか、結婚しても子どもができないとか離婚するように仕向けるのです。さらに、さまざまな邪気や動物霊、妖怪などを送り込んでくるのです。さまざまな形で子孫が衰退するようにさせるのです。これこそが先祖の祟りなのです。先祖のしでかしたことに対する祟りなのです。

 

このようなことが、とても多く起こっているのです。特に男子がなかなか生まれないとか、生まれてもなかなか結婚しないとか、結婚してもすぐに離婚するとか、いずれにしても、血を引き継ぐ人をいなくさせる力が働くのです。このようなご相談者が、私のところにはとても多くおみえになるのです。調べると、やはり先祖が、戦国時代に盗賊のようなことをして多くの人を殺したり、大地主であった先祖が小作人を奴隷のように扱っていたり、金貸しの先祖がお金を返せない人の家や土地をうばい、さらには若い妻や娘を売り飛ばしていたのです。他にもいろいろありますが、先祖の中に多くの人を殺したり苦しめたりした人は、あってもおかしくないのです。そのような先祖のために、子孫が苦しい思いをすることがあるのです。

 

先祖供養をしきりにすすめる人や僧侶がいます。そして、法外なお金を請求する人も。先祖を供養することはいいことですが、さまざまな禍を先祖供養によって解消することはできません。そのことをしっかりと認識していないと、法外なお金を取られることになるのです。正直な所、多くの僧侶や宮司は、目に見えない存在を本当に信じてはいません。つまりは、神仏が本当に存在するとは思っていないのです。
先祖を供養するためのお墓は、瀕死の状態にあります。核家族化が進んで、墓守をする人が激減しつつあるのです。日本でお墓を作るようになったのは、江戸時代になってからです。それまでは、一般庶民は土葬して土盛をし、その上に石や木を置いたのです。現在のような墓石を建てるようになったのは、明治になってからなのです。身分の高い人やお金のある人は墓石を建てていましたが、一般庶民は建てていなかったのです。墓石は寺にとっては大きな収入源となって、石材屋と組んでどんどん檀家に作らせるようになったのです。しかし、現在は多くの墓石が廃棄されるようになり、その捨て場所がなくて野ざらしになっているのです。これからますます増えていくでしょう。歌にもあるように、亡くなった人の魂は墓石にはいないのです。霊界にいくか、執着した場所に居座っているのです。墓石はある意味で、残された人たちが亡くなった人を思い出し、いとおしむためのものなのです。

 

先祖供養をすることを強くすすめる寺や僧侶がいます。また、ある種の霊能者や宗教家も、先祖供養を強くすすめて、法外なお金を請求する場合があります。すでにお伝えしたように、先祖が殺したり苦しめた人の霊は、先祖供養しても浄化はされません。確かに、先祖の中には成仏していない霊もあれば、さまよっている霊もいます。そのような霊は、生前の名前を特定して供養しないとむやみに先祖供養しても、成仏しないのです。何百年も前の人の名前を特定することは不可能なので、結局のところ、先祖供養の意味はあいまいなのです。先祖供養は寺や霊能者にとっては、ドル箱なのです。先祖を敬い、そして先祖のおかげで今があることに対して感謝することはとても大切なことです。それは日々、仏壇に手を合わせて感謝したり、仏壇がなくてもできることなのです。先祖のおかげで今があることを日々、意識することが大切なのです。

 

先祖の中には、徳を積んだ人もいます。その徳が子孫に返ってくることもあるのです。それは、前世も同じなのです。良いことも悪いことも因果応報で返ってくるのです。そのことをしっかりと自覚しないと、子孫や来世に迷惑をかけてしまうのです。魂の存在や輪廻転生を信じていない人は、死んだら終わりだと思っています。そのため中には好き勝手生きて、周りの人に迷惑をかけたり、悪いことを平気でしたりします。そのような人は、残念ながら魂もろとも消滅されていくでしょう。もうそれは始まっているのです。心筋梗塞や脳梗塞、大動脈解離、さらには自然災害に巻き込まれて死んでいくのです。これからますます増えていくでしょう。

 

先祖の因果が影響していると思われる方は、一度ご相談に来て下さい。まずは、電話で聞いてみてください。もし、何かしらの因果があれば、いつの時代の先祖が何人の人を殺したのかを特定し、その人たちの霊を浄化します。そのことでやっと、先祖の因果から解放されるのです。なぜそのようなことができるのか、多くは、最近亡くなった両親や祖父母が教えてくれるのです。人は亡くなった後、魂は霊界に上り、今回の人生を振り返って反省するのですが、時々、好きな時代に行って見聞を広めてくるのです。魂は、肉体がないので自由に時空を行き来することができるのです。そして、自分の先祖がいつどこで何をしてきたのかも見てくるのです。中でも、子孫に悪影響を及ぼしていると思われる先祖が何をしたかを見てきて、伝えてくれるのです。おそらく、このようなことができるのは私だけでしょう。

先祖の祟りと言っては、法外なお金で供養したり、高い壺や印鑑を売りつけてきた人たちは、それこそ神の力によって処罰されることとなるでしょう。統一教会もその末路をたどっているのです。

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