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ガイア通信No4【微生物】

23年02月15日

多くの微生物が存在していますが、一番原始的な微生物はウイルスが10個ほど結合してできているのです。微生物とウイルスのちがいは、微生物は自らの力で増殖することができるのです。そして、そのためにエサとなる物を取り入れることができるのです。微生物の種類は多く、確認されているだけでおよそ10000種があります。

 

しかし、実際にはその100倍から1000倍の微生物が存在していると考えられています。なぜこれほどまでの多様性があるのか、微生物はさまざまなウイルスが集まってできているのですが、高等生物はさまざまな微生物が集まってできているのです。細胞の中にミトコンドリアと言う器官があるのですが、このミトコンドリアは元々微生物として単独で存在していたのです。地球上にまだ酸素が少ない時代は、細々と生きていたのですが、酸素が増えるにしたがって活発に活動するようになり、酸素をエネルギー源とするようになったのです。そして、他の微生物も同じように進化しようとしたのですが、ミトコンドリアほどうまく酸素を活用できなかったので、ミトコンドリアを取り入れることで酸素をエネルギーに効率よく変えることができるようになったのです。つまり、ミトコンドリアは細胞内の火力発電所となったのです。そのおかげでより高等な生物が誕生するようになったのです。

 

実はミトコンドリアだけでなく、細胞の中には多くの微生物由来の器官や構造物があるのですが、現在の生物学では解明されていません。特に、細胞膜は数千種類の微生物が結合してできているのです。そのことで、さまざまな栄養素を取り入れることができるのです。一つの栄養素につき、一つの微生物が対応していて、それらがいくつも集まってさまざまな栄養を取り入れることができるようになったのです。さらには、さまざまな情報伝達物質も微生物が個々に対応しているのです。およそ、10億年前から微生物がいくつも結合して、高等生物が誕生していったのです。人類の元となった両生類はおよそ1億年前に誕生し、プレアデスの宇宙人が5000万年かけて人類の元となる高等生物を創ったのです。

 

微生物はある意味で高等生物を創るためのブロックであり、さまざまなブロックを組み合わせていったのです。その設計図である遺伝子はアンドロメダ銀河で創られて、隕石によって運ばれてきたのです。地球が誕生してしばらくして、ウイルスが水と共に隕石に乗ってやってきました。多くの微生物が創られ、さらにプランクトンや原虫が創られました。そのころから、新たにさまざまな植物や昆虫、貝や脊椎動物の遺伝子を乗せた隕石がアンドロメダ銀河で創られて送られてきたのです。すべては宇宙人の手によって創られたのです。特に、鳥類と昆虫類は特殊な能力を持つように創られたのです。鳥はさまざまな微生物やウイルスを遠くまで運ぶことで、他の生き物を進化させる役目を持っているのです。コロナやインフルエンザも鳥によって運ばれてくるのです。昆虫は多くの生き物のエサとなり、また微生物を増殖させる培養タンクのような働きをしているのです。特定の昆虫に、やはり特定の微生物が寄生して、体内で増殖させているのです。そのことで多様な微生物がいつも存在できるようにしているのです。昆虫は他にもさまざまな働きをしていますが、別の項目で詳しくお伝えします。
微生物は他の生き物の細胞や体を作るだけではなく、ある意味で脳をコントロールしているのです。最近の研究で、人の腸内細菌が脳の神経細胞を動かす物質を作っていることがわかってきました。その代表的な物がセロトニンなのです。セロトニンは脳の前頭葉に働きかけて情緒を安定させ、物事をスムーズに考えるようにさせる働きをしています。逆に、セロトニンが足らないとイライラしたり、情緒が不安定になって物事を冷静に考えることができなくなってしまいます。体内のセロトニンの9割は腸内細菌によって作られていますが、それが脳に供給されることはないと今の医学では定義付けています。しかし、実際にはその多くが脳に供給されているのです。脳に供給される血液はある意味での関所があり、脳にとって有害な物質や不要な物質は通過できないようになっているのです。今の医学では、この関所を腸内細菌が作ったセロトニンは通過できないとされています。ところが、セロトニンがいくつかに分解された状態でこの関所を通過し、脳内で再構築されるのです。そのことで、前頭葉の働きを調節しているのです。

 

セロトニンは睡眠ホルモンであるメラトニンの原料にもなっています。セロトニンが足らないと熟睡できなくなってしまうのです。現在、多くの人が不眠症で悩んでいます。その一番の原因は、食の乱れによって腸内細菌のバランスがくずれているからです。そのことを多くの人はわかっていません。食品添加物や農薬、さらには遺伝子組み換え食品を食べていると腸内細菌はその働きをやめてしまうのです。まさに食の乱れが、精神の乱れを引き起こしているのです。睡眠剤や安定剤をいくら飲んでも不眠症は改善されません。逆に、薬の依存性が高くなっていくだけなのです。これらの薬を長く飲んでいると認知症を発症させる可能性が高くなっていくのです。和の発酵食品とお米、そして海藻類やキノコ類を毎日しっかり食べていけば、腸内細菌が活性化してセロトニンが多く作られるようになり、安眠できるようになっていくのです。

 

コロナの感染拡大によって消毒や手洗いが盛んに行われるようになってきました。そのため、消毒剤が体内に入り込むことが多くなり、多くの微生物がその影響を受けるようになってきたのです。その結果、体の不調を訴える人が急増しています。肉体的にも精神的にも。さらに、ワクチンの副作用も相まってこれからますます不調を訴える人が増えていくでしょう。過剰な消毒や手洗いはひかえなければなりません。私たちの体は微生物から作られていることを認識しなければならないのです。さらに、無用な抗生物質を服用することもひかえなければなりません。カゼやインフルエンザのほとんどはウイルスによるものなので、通常の抗生物質を飲んでも効果はないのです。ないばかりか、体内の有用な微生物を死滅させてしまうのです。日本ほど多くの抗生物質を使う国はないのです。医者は不必要に抗生物質を出すので、少しのカゼであれば飲む必要はありません。また、ニキビや副鼻腔炎で長期に抗生物質を飲む人もいますが、これも非常によくないのです。漢方薬で十分対応できるので、1週間服用しても改善しなければ中止すべきです。

 

微生物がいかに私たちと密接な関係をしているのかを、今一度認識する時がきました。抗生物質を長きにわたって乱用してきたツケがやってきます。病原菌も生き残るためにたえず進化し、従来の抗生物質が効かなくなるようになっていきます。いわゆる耐性菌です。すでに多くの耐性菌が出現し始めています。これからさらに増えていくでしょう。結核なども耐性菌となって広まっていくことでしょう。ウイルスも同じです。すでにインフルエンザの治療薬であるタミフルも効かなくなってきました。コロナもそうなるのは時間の問題なのです。自然の摂理に逆らうことはできないのです。

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