1)脳の異常な興奮をやわらげるために、カルシウム剤を摂る。
2)朝日を浴びることでセロトニンの分泌をうながし、鎮静化させる。
3)体を疲れるぐらいに動かす。歩いたり、山に登ったりと。
4)気持ちをやわらげるために、クラッシック音楽を聞かせる。
5)加工食品やインスタント食品はひかえて、和食中心にする。
6)楽しいことを一つでも見つけて、毎日行うようにする。
7)笑うことができる映画やDVDを見せてあげる。
8)病院の薬をなるべく減らすように心がける。
9)周りの人がいつも見守って、そこそこ好きなことをさせる。
以上の項目をできる所から少しずつ行ってください。そして漢方薬を併せていくとよいでしょう。
人の脳はまだまだわからないことが多く、薬では治らない病気が多くあります。
中でも統合失調症はとても難しい病気で、今の医療では薬で抑えて半分眠らせるしかありません。
妄想や幻聴などはなかなか取り去ることができないのが現実です。
人の精神は目に見えるものではないので、その状態を把握することは困難です。唯一その人の訴えを聞くことでしか判断できないのです。
何が正常で、何が異常なのかも人それぞれに異なるので、この病気の実体はつかみにくい所があります。
しかし妄想や幻聴があったとしても、心がおだやかな状態であれば何ら問題はないわけです。まずはいかに心をおだやかにさせてあげるかを考えて行くのがよいでしょう。
漢方では鎮静効果の高い救心感応丸氣(きゅうしんかんおうがんき)を使います。さらに安静錠なども。
どれも病院からの薬と併せても問題はないので、しばらくは併せて飲んでみるとよいでしょう。そして少しずつ病院からの薬を減らして行くとよいでしょう。
さらに漢方では脳の働きを正常にさせるために、紫華栄(シカロン)を使います。
紫華栄は脳の奥にある松果体を活発にすることで、脳全体のバランスを調えてくれます。他の薬と併せて行くとよいでしょう。