大年神(オオトシガミ)は、須佐之男神の息子で、農業の神として信仰されてきました。また、お正月にやってくる年神とも言われていて、門松や鏡餅を供えてこの神を迎え入れてきました。しかし、この神の本当の御役目は、地球と他の惑星との関係を良好に保つことをしているのです。つまり、他の惑星からのエネルギーを調節しているのです。
月の引力によって海水が引っ張りあげられて満潮となり、逆に月の引力が一番弱くなった時が干潮なのです。女性の生理も月の引力の影響を受けています。もちろんさまざまな生き物もその影響を受けているのです。月は地球に一番近いのでその引力の影響がわかりやすいのですが、実は他の惑星の引力の影響もいろいろと受けているのです。まずは、太陽系内の惑星である水星、金星、火星、木星、天王星、海王星、冥王星からの引力を受けています。さらに、はるか遠くの銀河からも。いろいろな惑星や銀河の影響を受けているのですが、私たちには月以外の影響はわからないのです。
漢方の基礎的な考え方の元になっているのが「陰陽五行」と言う考えなのですが、陰は月、陽は太陽、そして五行は木星、火星、土星、金星、水星を現わしているのです。それぞれの惑星から地球が受ける影響を、一つの法則としてまとめたものなのです。この考えは漢方だけでなく、易や風水、そしてさまざまなことに活用されているのです。五行はそれぞれの惑星の特徴と相互関係をまとめたもので、月と同じように五つの惑星の引力を受けることで、すべての生き物は何かしらの影響を受けているのです。木星は植物の成長や肝臓の働きに深く関係し、火星は大気の熱と心臓に関係しています。土星は土壌と脾臓に関係し、金星は鉱物と肺臓に、そして水星は水と腎臓に関係しているのです。このような関係をこの神は人々に伝えてきたのです。どのようにして伝えたのか、神からのメッセージを受け取ることができる人に伝え、それを人々に伝えていったのです。
易や四柱推命などは陰陽五行の考えに基づいて、生まれた生年月日からどの星の影響を強く受けて誕生したのかを調べ、その人の運勢を占うのです。五つの星の影響が生涯を左右するのです。それだけ星の影響は強いのです。西洋ではさらに遠くの星座の影響を調べることで、その人の運勢を見たのです。星座はいくつもの星から成り立っています。そのため、遠いのですがやはりある程度の影響を受けているのです。このこともこの神が人々に伝えたのです。なぜ、西洋では星座を、東洋では太陽系の惑星を元に運勢を調べるようになったのか、それは西洋は大まかな運勢を知るだけで人々は満足したのです。細かいことはすべて神の采配であると考えていたため、深く探究しなかったのです。しかし、一部の人たちは深く研究して黒魔術的なものを生み出したのです。それがタロットカードや占星術として今でも受け継がれているのです。東洋の人は神をあまり信じていなかったので、身近の星の影響をつぶさに研究して生活する上での指針にしたのです。それが暦や大安などの六曜、さらには風水や四柱推命などに発展していったのです。西洋と東洋では基本となる考え方が異なり、西洋は合理主義で現実的です。東洋は相対主義で抽象的なのです。
「我は大年神なり。我は多くの星と人々との関りを伝えてきたなり。人はさまざまな星の力を受けているなり。それを知ることで人生を豊かにすることができるなり。人は先のことがわからぬゆえ、時として不安になる時があるなり。星の影響を知ることである程度の先はわかるようになるなり。それをどこまで信じて活用するかは人それぞれなり。しかし、まちがいなく星の力は働いているなり。なぜなら星には意志があり、人にいつも働きかけているからであるなり。人は生きていく上で、さまざまな目に見えない存在の力の恩恵を受けているのであるなり。人は得てして、自分一人の力で生きていると思っているなれど、しょせん人の力などはたかが知れているなり。多くの目に見えない存在の力無しでは、生きていけないのであるなり。そのことを今一度しっかりと認識するがよい。特に、人の生き死には星の力によって決められるなり。いくらもがいてみても、星の力に抗うことはできぬのであるなり。」
生年月日によってその人の運勢を見定める占いはいろいろあります。中には亡くなる日にちまでわかるものもあるようです。なぜそのようなことがわかるのか、生まれた日に一番影響を強く受けた星や星座でその人の大方の運勢は決まります。運勢とは一つのリズムであり、ある一定の周期でくり返される吉凶なのです。生まれた時の星や星座の影響が強い時が吉であり、弱い時が凶なのです。その見方でいろいろありますが、12年周期や10年周期、さらに30年周期や60年周期があるのです。その周期を知って、良い時は積極的に行動し、悪い時はおとなしくしてよく考える時にするのです。そのことが次回飛躍することにつながっていくのです。バイオリズムや他にもさまざまな周期がありますが、うまく活用することでスムーズに人生を過ごしていくことができるのです。
しかし、人生はいつも思い通りにはなりません。周期が悪い時でも新たなことに取り組まなければないないこともあります。また、良い時でも動けないこともあるのです。せっかくのチャンスを逃してしまうこともあるのです。人生はこのようなことをくり返して、苦難を乗り越えていくのです。それでも運勢を知り、最善の方法を見出していくことが大切なのです。人はある意味でさまざまな苦難を体験するために生まれて来たのです。しかし、苦難ばかりが続くと生きていくことがいやになってしまうので、その苦難を少しでも回避できるために、占星術や易などが考え出されていったのです。そしてそれを導いたのがこの神なのです。大年神は人々が少しでも苦難を乗り越えられるように導いてくれているのです。
占いにもいろいろありますが、マヤ暦もある意味での星占いになるのです。マヤ暦はさまざまな星や星座の影響を複合的にとらえているのです。星や星座だけでなく、さらには遠い銀河の影響も組み入れているのです。しかし、昔は今のような電波望遠鏡などなかったのに、肉眼では見えない星の影響までどうして知ることができたのか。それは、マヤ暦は大年神とは異なる宇宙人がマヤの人達に教えたものだからです。はるか昔、遠い宇宙からやってきた宇宙人が、今の中南米にやってきてしばらくの間住んでいたのです。その宇宙人たちは自分たちの住んでいた星が寿命を終えようとしたので、地球に一時的に避難していたのです。そこに住んでいた人類にさまざまな文明を教えていったのです。その中の一つがマヤ暦だったのです。その後、宇宙人たちは安住できる星が見つかったので、去っていったのです。残された人類はそのマヤ暦を使うことで、生きるための知恵を得たのです。しかし、スペイン人やポルトガル人の侵略によって、マヤ暦を熟知した人たちはほとんど殺されてしまったのです。しかし、今また復活しつつあるのです。