1) 1日に3000歩以上歩き、スクワット運動を30回以上行う。
2) 腎臓を元気にする食材(山芋、海藻類、キノコ類、貝類)をしっかり食べる。
3) 甘い物や白砂糖はひかえるようにする。
4) 長時間座っていたり、立っていたりしないようにする。
5)水分はのどが渇いたら摂るようにして、むやみに飲まない。
6)塩分はひかえめにして、できたら天然塩を摂るようにする。
7)不安や心配事があまりないようにする。心をおだやかに。
8)血液検査の数値はあくまで目安とし、一喜一憂しない。
9)腎臓は老化とともにあります。年とともにおとろえていくことを自覚すること。
以上の項目をできる所から少しずつ実践してください。
腎臓は血液中の老廃物をろ過し、尿として排泄する臓器です。
何らかの原因で腎臓の機能が低下すると、血液中の老廃物がたまってしまい、脳や心臓に障害を引き起こしてしまうのです。
腎臓の機能を低下させる一番の原因は、糖尿病によって腎臓の血管がもろくなってしまうこと。そして二番目は老化によるもの。さらには腎臓に腫瘍や水疱ができることにあります。
どれも今の医療では完治することは難しく、利尿剤などで対応するしかありません。
それでもある程度まで行くと、人工透析となるのです。人工透析はとても体に負担をかけます。
また多くの時間を制約され、日々の生活に多くの支障をきたします。一度人工透析を始めてしまうと、後戻りはできません。
しかし透析をしている間、少しでも体を楽にさせることができます。漢方では、体の水分バランスを調えてくれる三七人参(金不換王)を使います。
血管の外にある水を血管内に戻させる働きをします。透析中はどうしてもむくみが強くなるので、むくみを少しでも改善してくれます。
透析まではしていないがいずれはする可能性のある人は、少しでも腎臓の働きを高めるために、漢方では昔から鹿の幼角(霊鹿参:レイロクサン)を使います。
腎臓を元気にする最高の生薬です。いずれにしても腎臓の働きを少しでも良くするために、食事の改善と適度な運動をすることも必ず行う必要があります。