漢方コラム

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症状別対処法

自律神経の乱れと肝臓の関係

19年08月21日

1)いつもイライラして起こりやすく、ささいなことでカッとなりやすい人。
2)細かいことが気になり、自分でやらないと気がすまない人、
3)いつも自分が優位に立っていないと気がすまない人。
4)自分の思い通りにならないと、すぐに腹を立てる人。
5)人と協力することが苦手で、自分の思い通りにしたい人。
6)まずは自分が一番、人にゆずることができない人。
7)辛いものが好きで、いわゆる激辛を好む人。
8)筋肉を酷使する人。
9)せっかちで、何でもすぐにやらないと気がすまない人。

 

上記の項目で5項目以上該当する人は、肝臓の働きが乱れやすく、そのため自律神経のバランスが乱れて、さまざまな不調を訴えます。

 

人の肝臓は血液のクリーニングセンターとして働いています。

しかし怒りの感情が強くなるとその働きが乱れて、血液をしっかり浄化できなくなり、体にとって有害な物質が血液に残ってしまいます。

つまり汚れた血液がいつも体をめぐっていると、各細胞の働きが低下してくるのです。

さらに、脳の神経細胞の働きも乱れて、自律神経のバランスが乱れやすくなるのです。

 

自律神経は体の全てを自動調整しています。体だけでなく感情も。

そして自律神経は肝臓の働きにとても左右されると漢方では考えます。

上記で述べたように、肝臓は怒りの感情にとても左右されるので、いつもイライラしていると肝臓の働きが乱れ、そして自律神経のバランスが乱れるのです。

具体的には目の疲れ、肩こり、不眠、そして足のひきつれ。さらには湿疹や生理不順なども。また爪の状態も悪化したり、胃腸の働きも乱れてきます。

 

漢方では肝臓の働きを調えることで、自律神経のバランスを調えます。

その代表的な漢方薬が複方霊黄参丸(ふくほうれいおうさんがん)です。

しかしいくら薬を飲んでも、イライラすることを改善しないと意味がありません。

もっと広い視野を持ち、ゆったりとした生活をするように心がけるとよいでしょう。

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