1)一つのことが気になると、四六時中考えてしまう人。
2)先々のことをいつも考えて、心配してしまう人。
3)とても悲観的で、マイナス面ばかりを見てしまう人。
4)冷たい物をいつも摂っている人。
5)自分に自信がなく、いつも「ごめんなさい」といっている人。
6)緊張しやすく、うまくリラックスができない人。
7)抗生物質や人工甘味料をよく飲む人。
8)いつもトイレのことばかり考えている人。
9)下半身がいつも冷えている人。
上記の項目で5項目以上該当する人は、過敏性腸症候群にかかりやすいのです。
過敏性腸症候群はほぼ100%ストレスによるものです。
心配事や不安を強く思うと腸は萎縮して、
その働きをしっかり果たすことができなくなり、下痢をするのです。
特に大腸は水分の再吸収をしているので、それができないと下痢をするのです。
過敏性腸症候群はストレスに起因しているので、
いかにストレスを少なくするかが改善の決め手になります。
しかし、なかなかストレスをなくすことは難しいことで、
その人の考え方を変えていかないと根本的にはよくなりません。
考え方を変えることは難しいのですが、まず感謝の心を持つことです。
すべてに対していつも「ありがとう」をいうように心がけるとよいでしょう。
そして自分のことばかり考えるのではなく、周りの人が喜んでくれるようなことを
考えるようにしましょう。ささいなことでよいのです。
できることを考えるのです。この二つをつづけていくと、
だんだんと考え方が変わり、前向きな考え方になっていくでしょう。
漢方では急な腹痛や下痢を緩和するのに、救心感応丸氣(きゅうしんかんおうがんき)を使います。
そして日頃から弱った腸を元気づけるために、
パナパール(朝鮮人参を始めとした十数種類の生薬を配合した漢方薬)を使います。
時間はかかりますが、ちゃんと良くなることを信じることが大切です。
腸は心の鏡です。心が安定すれば腸も安定し、下痢もおさまります。