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新時代通信No142【日本の神々34】

22年02月28日

この通信は「日本の神々」についてお伝えします。現津神のことについてお伝えするのはこれが最後となります。まだまだお伝えしなければならない神様は多くみえるのですが、ひとまずはこれで終わりとさせていただきます。最後にご紹介するのはハニヤスヒコノカミ(波邇夜須彦神)とハニヤスヒメノカミ(波邇夜須姫神)です。

 

この神様たちはイザナミノミコトが火傷をして苦しんでいる時に漏らした糞から生まれた男女一対の神様と言われています。そしてハニヤスが粘土のことを表していると言うことで、埴輪のモデルともされているのです。これほど神様をバカにしていることはありません。糞から生まれてくる神様がどこにいるというのでしょうか。ハニヤスは粘土のことではありません。波が邇、近いと言う意味で、波がまじかに近い夜とは満潮を意味しているのです。つまり、満潮を待ち受ける神なのです。それは、満潮がすべての生き物の活動を活発にさせる時なので、その時に生物の繁殖をうながすのです。海の生き物の多くは満潮時に産卵します。人も満潮時に生まれることが多いのです。さらに、狼男が変身するのも満月の満潮時、女性の生理もそうですし、多くの生き物が月の引力の影響を受けているのです。この神様はその引力をうまく使って多くの生物の繁殖をうながしているのです。

 

糞や埴輪はまったく関係ないのですが、男女一対であることは本当です。ある意味での繁殖の神様なのですから。そしてこの神様たちはさらに多くの生き物が育つように支えてくれているのです。それは、多くの食べ物が育つように植物の繁殖もうながしているのです。雨と日と、そして十分な栄養が行き届くようにしてくれているのです。栄養とは、山から流れ出る川によって運ばれてくる腐葉土を行きわたらせてくれるのです。さらにその栄養は海にも届き、貝や海藻の栄養源となり、またそれが魚の栄養となるのです。つまり、自然のサイクルを管理している神様なのです。今この神様はとても大変な思いをされています。人の手によって破壊されてしまった環境が、自然のサイクルを循環できない状態になっているからです。いくらこの神様が頑張っても、修復できない状態になっているのです。そのため、多くの生き物が死滅しているのです。真珠のアコヤ貝や牡蠣の大量死、アサリやハマグリの慢性的な不漁、サンマやイカの不漁など、その多くは環境破壊によるものなのです。

 

この神様がいくら頑張っても、元の状態には戻せないのです。そこで、天津神の国之常立の大神様や多くの龍神様が動き出しているのです。破壊された環境を復元するために、まずは人が作った人工物を破壊するのです。人工物だけではありません。植林された山も。破壊することで本来の状態に戻そうとしているのです。しかし、人々はまた同じようなことをしようとしますが、おそらく今度は完膚なきまで打ちのめされるでしょう。もう容赦はないのです。リニア新幹線もこれ以上の工事はできないでしょう。山の水脈に手を付けることは許されないのです。多くの生き物の命に関わることだからです。そして都心部の地下工事も同じです。やはり水脈に手を付けることは許されないのです。

 

自然を破壊することは多くの生命、そして結局は人類の生存にも影響を及ぼすのです。そのことはわかっているのに人類はやめようとしません。なぜなのか、それは自分たちがこの地球の支配者だと思っているからです。支配者である以上、何をやっても許されると思っているからです。特に先進国の多くは経済を発展させる名目で、自然をどんどん破壊しています。先ほどのリニア新幹線や地下道の開発、山の斜面に太陽光パネルを設置したり、ダムや河川の護岸工事に砂防ダムの建設、針葉樹の植林や産業廃棄物の投棄、河川の汚染や海洋投棄などあらゆる面での破壊が行われているのです。その根源は経済の発展の名の元に繰り広げられる大量生産と大量消費があるのです。資源を使ってあらゆる物を作り、それを消費して捨てる。物によってはリサイクルされる物もありますが、それは全体のごくわずかにすぎず、多くは燃やされたり投棄されているのです。投棄された物が自然な状態に分解されるには数百年から数千年かかる物もあるのです。長い時間がかかることで、その間に環境汚染が進んでしまうのです。もうそれは限界に達しているのです。

 

日々の生活の中でどれだけの物が本当に必要なのか、生きていくために絶対必要な物とそうでない物を一度選別して見るといいでしょう。本当に必要な物はおそらくごくわずかになることでしょう。今はやりの断捨離をすることで、本当に必要な物が見えてくるはずです。いかに最低限の物だけで生活していくかを、真剣に考える時が来たようです。そして、物だけではなく心の断捨離もしなくてはなりません。心の断捨離とは、物に対する執着です。断捨離自体がその執着を小さくするための行為になるのですが、より執着を小さくするためにはいつも本当に必要な物は何なのかを考えておくことが大切なのです。そうすれば衝動買いやバーゲンセールに飛びつかなくなるでしょう。あまり考えずに買った物は、結局は飽きてしまい押し入れクローゼットにしまい込んでしまうのです。そして捨てることになってしまうのです。特に服やバッグなどの身に付ける物の多くは、さほど必要はないのです。本当に気に入った物は全体のごくわずかでしかないのです。一度押し入れやクローゼットの中をチエックしてみるとよいでしょう。

 

神様の話から断捨離の話に脱線してしまいましたが、決して無縁ではなく、神様はある意味ですべての物に宿っているのです。すべての物は原子でできています。原子はさらに電子と原子核でできていて、それらはさらに素粒子からできています。素粒子もさらにちいさな粒子からできているのです。それらの粒子は結局のところ光子からできているのです。光子は大元の神がお創りになったのです。私たちの体も魂もすべては光子でできているのです。光子はまさに神の意志でもあるのです。だからこそすべての物に神が宿っているのです。今までお伝えして来た多くの神様も光子でできているのです。普通の物と神様はどこが異なるのか、それは光子の数が異なるのです。物を作り出している原子一つの光子の数を1とすると、私たちの魂の光子の数はおよそ10の50乗個で、現津神は10の100乗個、国津神は10の1000乗個、そして天津神は10の10000乗個となるのです。光子の数のちがいがすべてなのです。

 

すべての物に神が宿っていることをおわかりになっていただけたでしょうか。そのことを認識すれば必然的に物を大切にするようになり、すべての物に感謝することができるようになるのです。そうすればムダな物は買わなくなるようになり、結果的に自然環境を破壊したり汚染したりすることはなくなっていくのです。すべての物に神は宿っていることをしっかりと認識しましょう。神様は神社仏閣だけにおみえになっているのではありません。たえず私たちの身近なところにおみえになるのです。

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