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新時代通信No152【人類の誕生8】

21年12月07日

この通信は人類の誕生をお伝えします。肉体細胞を幽体細胞が包み込むことで肉体を維持していることをお伝えしました。実はもう一つの細胞が肉体細胞と幽体細胞を包み込んでいるのです。それが霊体細胞です。正確には霊体細胞が人の実体で、それに幽体細胞、肉体細胞がまとっているのです。

 

霊体とは、魂が宿る体です。魂は心臓の中にあるとお伝えしましたが、正確には霊体の中にあるのです。霊体は一種の水のようなものです。体液でもあるのですが、魂はこの霊体の中にあるのです。それは妊娠中の母体の子宮にある羊水のようなもので、胎児が魂に相当するのです。胎児は羊水に守られ、そして安定した状態を維持してくれています。霊体細胞と言いますが、肉体細胞のような実体があるのではなく、水のような存在なのです。とても理解しがたいと思いますが、もっと噛み砕いてみると魂は風船のような存在なのでとてもデリケートでこわれやすいのです。そこで水のような霊体で保護するのです。いわゆるクッションのような存在でもあるのです。さらに幽体が同じようにクッションのような働きをして魂を保護し、肉体と言う容器の中に納めるのです。それは、とても高価な壺を輸送する時に、幾重にもやわらかいクッション材でくるんでから木の箱に詰めるようなものだと思って下さい。それだけ魂はデリケートであり貴重なものなのです。

 

霊体は単に魂を保護するだけではなく、魂の記憶をとどめています。その記憶は今世に生まれてきたことのすべてを記憶しているのです。見たこと、聞いたこと、感じたことなどすべてです。脳の記憶はその中のごく一部にすぎないのです。したがって人は死ぬ前にすべての記憶を走馬灯のようによみがえって見るのです。事故や病気で突然死んでしまった時はできませんが、ある程度衰弱して死期が迫ってくると生まれてきてからの記憶を再現して、心を落ち着かせて最後の時を迎えるのです。これがいわゆる大往生と言うのです。往生という言葉は一般的には他の世界で生まれ変わる意味ですが、実はこの人生を一度振り返って生きてみるということなのです。短期間に人生を振る返ることで、いかに楽しくて有意義な人生であったかを再確認することなのです。だれでも苦しいことや辛いことはありますが、最後に思い出されるのは楽しいことや嬉しかったことだけなのです。そのことで心は安らぎ、執着はなくなって成仏することができるのです。しかし、今は薬や点滴で無理やり延命させてしまうので、この往生がうまくできないため苦しんだまま亡くなる人が多いのです。そのため、成仏できずにこの世界でさ迷うことになるのです。

 

霊体はさらに幽体や肉体を動かして調整する働きをしています。今の医学では、体を動かしているのは脳だと考えていますが、脳が動かしているのは手足や横隔膜などの一部の筋肉だけで、他の筋肉や神経、ホルモンに内臓を動かしているのは霊体なのです。霊体は魂の意志によって体を動かしているのです。魂の意志と脳の働きは時々異なります。脳は顕在意識によって判断して体を動かしますが、顕在意識と魂の意志は時々異なったことを考えるのです。つまり、顕在意識はさまざまな感情に左右されます。そのためいつも考えが変わってしまうのです。魂は感情がないため、その意志は変わらないのです。

 

魂の意志と脳の顕在意識のズレがさまざまな体の不調を作り出すのです。特にその影響を受けるのが、自律神経なのです。自律神経は体のすべての機能を自動調節しています。交感神経と副交感神経によって体をいつも一定の状態に保つようにしています。暑ければ血管が広がって汗を出させて体温を下げます、逆に寒ければ血管を収縮させて血液の熱の放出を少なくさせることで体温の低下を防ぎます。また、食べ物を食べれば自動的に胃や腸が動いて食べ物を消化し、吸収します。便や尿も自動的に作られて定期的に排泄されます。皮膚や毛髪も定期的に再生されて新しいものと置き換わっています。自律神経を動かしているのは脳ではなく霊体なのです。霊体は魂の意志に基づいて自律神経を動かし、体を一定の状態に保っているのです。しかし、顕在意識に左右される脳が不安定になると、自律神経の働きを乱してしまうのです。そのためさまざまな体の不調が出てくるのです。不定愁訴と呼ばれるものです。今の医学ではこのような症状に対しては、一般的に安定剤が使われます。安定剤の多くは脳の活動を低下させることで不定愁訴を軽減させます。つまり、脳がさまざまな感情をいだかないようにさせることで顕在意識が低下し、魂の意識を邪魔しないようにさせるので症状が軽減するのです。ある意味で脳を麻痺させているのです。

 

顕在意識と魂の意志をすり合わせることが、結果的に体を安定させるのです。そのためには強い感情を持たないようにすることなのです。特に怒りや憎しみ、嫉妬や恨み、恐れや不安などの。そのためにはいつも感謝と謙虚さを心がけていくしかないのです。「ありがとう」、「どういたしまして」を常日頃から心を込めて言っていくしかないのです。つまり、すべてを受け入れていくことなのです。今まで何度も感謝と謙虚さを実践するようにお伝えしてきましたが、実はこのような体の仕組みがあったからなのです。「病は気から」まさしく強い感情が多くの体の不調と病気を作り出しているのです。

 

霊体は魂の意志を反映する鏡でもあるのです。魂自体は何もできません。魂の意志を現実化していくのが霊体であり、さらに幽体、そして肉体に現れていくのです。このことをしっかりと認識していないと、いくら肉体ばかりを治療しても多くの病気は根本的には治らないのです。そして魂の意志をどのように現実化させていくかにかかっているのです。魂の意志とは、今世に生まれてきた目的であり役目なのです。人は生まれて来る前に、今世の目的や役目をある程度決めて生まれてきます。しかし、生まれて来ると一度すべて忘れてしまいます。そしていろいろな経験をし、本を読んだり人の話を聞いたり、自分でもいろいろ考えもがきながらその目的を見つけていくのです。なぜなら、魂の段階で決めたことは現実とのギャップが伴うからです。たとえば世界を平和にしたいとか、貧困で苦しむ人をすべて救いたいとか、病気をすべてなくしたいとか、さらにはすべての人を幸せにしたいとか、現実化することが難しいことが多いのです。そのため、いろいろと体験し考えることで現実にそくしたことを考え直すために一度忘れて、再度今世の目的や役目を見出すのです。でもそこには、生まれる前に決めたことが盛り込まれていくのです。

 

今、多くの人は毎日の生活にぼわれて、自分の今世の目的や役目をゆっくり時間をかけて考えることをしません。ただ毎日をあわただしく生きている人がほとんどでしょう。そのため、今世の目的を知らないまま人生を終わってしまうのです。それでは何のために生まれてきたのかがわからないのです。それでは生まれてきた価値はないのです。今一度、しっかりと考えてください。何のために生まれてきたのか。それでもわからない方は、ご縁があれば私に聞いてください。きっと神仏がお答えになってくれるでしょう。

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