この通信は宇宙のしくみをお伝えします。宇宙のしくみはいろいろありますが、もう一つよく知られているのがパラレルワールドです。宇宙にはさまざまな宇宙があって、同じような星や人がいてほとんど同じように生活をしているのです。まるで写し鏡のように。しかし、微妙なところでちがっているのです。何がちがうのか、それはもう一つの選択肢なのです。
人はだれでも右に行こうか左に行こうか迷う時があります。学校や会社や結婚相手や、そして生きるか死ぬかの選択を。つまり、私たちは常に選択しながら生きているのです。学校や仕事の帰り道を時にはいつもとちがう道で帰るとすると、いつもとはちがう風景を味わうことができます。しかし、家に着くことは同じです。その過程がちがうのです。ただ、学校や会社を今とはちがった所を選択していれば、ちがった人生になっていたでしょう。当然、友人や同僚もちがった人と付き合うようになっていたでしょう。ましてや結婚相手がちがっていたらもっとちがった人生になっていたでしょう。しかし、現実は変えることはできません。過去を変えることはできないのです。過去は変えられませんがもう一つの選択肢の世界があったならば、その世界と一時的に行ったり来たりすることができたならば、ちがった人生を体験できるのです。実は私たちは知らないうちにもう一つの世界と時々行ったり来たりしているのです。なぜなら、一つの世界だけでは十分な体験ができないからです。
人の人生はあっという間に終わってしまいます。せっかく大変な思いをして生まれてきたのに長くて100年の人生を終わらせてしまうのはもったいないと神はもう一つ、いや複数の世界をお創りになったのです。そして、時々別の選択した世界を体験させてくれているのです。パラレルとは平衡、つまり隣り合わせに存在する世界がパラレルワールドなのです。人にもよりますがおよそ20から30の世界があり、定期的にその世界を私たちは渡り歩いているのです。つまり、私と言う人間が20人から30人いて、いつもローテイションしているのです。そんなことが本当に起こっているのかを知る手立てがあります。それは、交通事故にあって意識がない状態が続いた後とか、川でおぼれて死にそうになった時とか、さらにはうたた寝をしたときなど意識が一時的になくなった時に入れ替わるのです。もちろん入れ替わる別の世界の自分も同じように意識を一時的になくしているのです。そのため入れ替わったことがわからないのです。しかし、少し違和感を感じます。それまで通っていた学校や会社が異なっているからです。しかし、すぐ慣れてきます。1時間もすれば違和感はなくなっていきます。そしていつものように過ごしていくのです。
そしてまたある時期になると入れ替わり、またちがった世界に行って異なった世界を体験していくのです。したがって生涯の間に20から30の人生を体験しているのです。なかなか理解しがたいことですが、異なる世界を体験していくことで多くの知識と体験を蓄積することができるのです。まさしく人生を何十倍も体験するのです。では魂はどうなっているのか、実は魂はいくつも分身を作っているのです。まさしく分身の術なのです。そして分身の魂はいつもつながっていて、情報を共有しているため別の世界に行ってあまり違和感が起こらないのです。朝起きたら、別の奥さんが横で寝ていてもわからないのです。
パラレルワールドの存在は量子物理学の世界でも認められています。しかし、物理的に証明することはできていません。ただ、この存在を示すのが夢なのです。私たちは多くの夢を見ます。夢にもいろいろありますが、別の次元で体験したことが夢で再現されているのです。全く経験したこともないことが夢に出てくることはありません。夢は覚醒時に体験したことを睡眠時に整理して、必要な情報と不要な情報を選別しているのです。記憶に残すことが夢として現れることがあります。しかし、ほとんどは忘れてしまうのですが。ただ人によっては鮮明に覚えている人がいます。まるで現実にあったことのように。時々、夢で未来のことを言い当てる人がいます。いわゆる予知夢と言われるものです。予知夢は本当にあったことを見ているのです。つまり、別の世界で起こったことを夢で見ているのです。さらに、時間の感覚が異なることがあります。なぜなら、パラレルワールドは時間は同じように進んではいないのです。その世界によって何年も進んでいたり、逆に何年も遅れている場合があるのです。予知夢を見る人は何年も先の世界を見ているのです。そして、さらに時々予知夢で地震や火山の噴火、さらには劇的な変化を見てしまい、それを多くの人に伝えることをします。それが時々当たってしまうので一躍注目されてしまうのです。
予知夢は確かに現実に起こったことですが、基本的には別の世界でのことなので自分の世界で同じようなことが起こることはありません。ただ、予知夢の中には自分の世界の未来が写し出されることがあります。それは、自分の世界の未来を見ることで十分な備えをさせる意味が込められているのです。特に自然災害に対して。それは神による警告でもあるのです。ただ、それは漠然としているためいつどこで起こるのかはわかりません。逆に言えば、いつどこで起こるのかがわかる予知夢は別の世界で起こったことなのです。たしかに地震などを事前に言い当てる人もいます。それは直前で、神が警告を発しているのです。予知夢は一般的には何年も前に見るため、正確な場所や日時はわからないのです。したがって、時々自然災害を予知する人がいますが、現実にはほとんど当たらないのです。また、過去に予知夢を書き残した人の手記を話題にすることもありますが、その多くが抽象的に書いてあるため、どのようにでも解釈することができるのです。
はるか昔から予言なる物があります。聖書にも多く書かれています。その多くは予知夢によるものなのですが、先ほどもお伝えしたようにそれがいつどこで起こるのかは、正確にはわからないのです。逆に言えばわからないようにさせているのです。わかってしまうと人々は安心して成長しないからです。未来がわからないからこそ日々を懸命に生きていくのです。未来がわからないから不安になり、そして不安を取り除くために懸命に生きていくのです。だれでも自分の未来を知りたがります。当然なことですが、いくら占いや予言者に見てもらっても正確な未来はわかりません。なぜなら、パラレルワールドによっていつも未来は変わっていくからです。いくつもの未来があるのですから、言い当てることはできないのです。しかし、大筋はわかります。その人の魂が目指している未来はどの世界でも共通しています。その手段と方法が異なるだけで、目的は同じなのです。山登りと同じで頂上を目指すことは同じですが、ルートが異なるだけなのです。ちがったルートから登ることでさまざまな経験ができるのです。
パラレルワールドは確かに存在し、そして今も私たちは別の世界と入れ替わっているのです。やがてパラレルワールドは一つになっていきます。アセンションすればその必要性がなくなるからです。アセンションすることで魂は自由に別の世界に行けるようになるからです。