この通信は日本人の生活習慣についてお伝えします。江戸時代から明治、大正まで日本では着物が愛用されてきました。日常生活で浴衣や振袖、さらには留袖や打掛などさまざまな着物が使われていました。昭和の中ごろから洋服が日常化し、今では着物を着るのは結婚式やお祭り、卒業式や成人式ぐらいになってしまいました。
着物の起源はいつ頃なのかははっきりしていませんが、今から600年ぐらい前から庶民の間で着られるようになりました。当時は木綿を素材にした物が多く、さらに麻や絹などが使われるようになりました。木綿は通気性と耐久性にすぐれていて、日本の気候風土にはとても適していました。浴衣やハッピは日常生活にはなくてはならない物となり、今でも愛用する人がいるほどです。しかし、戦後ナイロンや化学合成繊維が普及するようになり、木綿の服を着ることが少なくなってきました。夏は木綿のTシャツを着ることもありますが、冬は合成繊維の保温性にすぐれた物を着る人がほとんどです。確かに軽くて暖かいのですが、静電気を帯電しやすい性質があり、金属に触れると痛い思いをすることもあります。しかしそれ以上に問題なのは、帯電することで血流が悪くなり肩こりや腰痛を引き起こすのです。さらに血行不良が長期間続くと、部分的に血液が十分めぐらない所が出てきて、そこでガンが発生してしまうこともあるのです。女性の乳ガンの原因の一つがブラジャーにあるのです。ブラジャーは特殊な形状をしているので、ほとんどが合成繊維でできています。さらに乳房を長時間締め付けるのでなおさら血行が悪くなり、ガンが生じやすくなるのです。
ガン細胞は、正常細胞が何かしらの原因で血行不良となった部位が変化したものです。血液が十分めぐらないとその部位は体温が低下し、酸欠と栄養失調になります。正常細胞はとても苦しい状態におかれ、それが長期間続くとそのような環境に適応できるように変化するのです。つまり、低体温、低酸素、低栄養価でも生きていける細胞がガンなのです。ガンはある意味で過酷な状況でも生きていける細胞でもあるのです。そのため無尽蔵に増殖するのです。生き残るためにはなりふり構わず増えることが必要なのです。その原理を知らずして抗ガン剤治療をやみくもにおこなっても治るわけがないのです。ガンの治療や改善法に有酸素運動や温熱療法が取り入れられるのはそのためです。ブラジャーは女性の体を美しく見せるすばらしい下着ですが、その分命取りになる物でもあるのです。特に強く締め付けるタイプの物は。ブラジャーがなかった頃は、さらしを胸に巻いていました。通気性がよくむれないので、夏場は愛用されました。これからは女性はさらしを使ってみるのもよいでしょう。
日本で古来から使われている着物の素材の一つが麻です。麻は木綿よりもさらに丈夫で通気性もよく、耐久性にもすぐれています。保温性は弱いので冬場は不向きですが、春から秋にかけて使うととても最適な衣類になります。麻は戦前までどこの農家でも作られていました。成長が早く荒れた土地でもおかまいなしに伸びます。しかし、戦後の大麻取締法の中に組み込まれてしまい、許可なく栽培することはできなくなってしまいました。大麻と麻はまったく異なるもので、やはりアメリカの策略で勝手に栽培できなくなってしまったのです。
麻は神職の衣装やしめ縄にも使われています。天皇陛下のさまざまな儀式のときに着用される衣装はすべて麻です。麻の種は食用油や七味唐辛子にも使われています。さらに最近では特殊な加工をして車の内装にも使われるようになっています。他にもさまざまな利用法があり、建材や紙、さらには医薬品の原料にもなっています。ある意味で石油に匹敵するのです。戦後、アメリカは日本の経済を牛耳るために麻の使用を禁止させ、その代わりに石油を使うようにさせたのです。当時、アメリカが石油の流通を独占し、その価格を自在に変動させていたのです。石油に依存する経済社会を作れば、アメリカの思うがままになるというわけです。それは見事に成功したのです。しかし、石油による地球温暖化や世界的な脱石油の動きが活発になるにつれて、アメリカの支配力は低下してきました。さらに、麻の活用が世界的に活発になり、石油の代替品としての価値が認められつつあるのです。しかし、日本は戦後に作られた大麻取締法に未だにしばられ、容易に麻の活用を認めないのです。まったくもって時代遅れなのです。
麻の起源と大麻の起源は全く異なるもので、どうして同じ扱いを受けるのかというとその形態が非常によく似ていて、なおかつ麻にも大麻と同じような成分が微量ながらも含まれているためです。麻をタバコのように吸入しても大麻のような覚醒的な作用はほとんどないのです。もしそのような作用があればとうの昔からその目的で吸われていたはずです。しかし、日本ではそのような習慣はありませんでした。逆に、生活にとってとても有用な植物だったので、米の次に多く生産されていたのです。これからの時代にはなくてはならない植物となっていくでしょう。
麻は世界中でさまざまな物に活用されてきました。その起源は古代文明の一つ、シュメールまでさかのぼることができます。今から6000年前に反映した文明です。世界最古の文明とも言われています。その文明の繁栄をしるした石板に、麻のことが書かれているのです。わずかな文なので詳細なことはわかりませんが、その頃から使われていたことは間違いありません。しかし、なぜそんな時代から麻が使われていたのか、実は麻は人類が誕生した時に宇宙人がプレゼントしてくれたのです。人類が生きていけるように、麻の種をはるか彼方のアンドロメダ銀河から持ってきたのです。アンドロメダはすべての生き物を作り出す生産工場であり、神の住まうる所でもあるのです。すべての生き物を創るための情報を水に転写して、隕石に封じ込めて宇宙に送り込んでいるのです。各星にたどりついた隕石の水を元に、その星にある物質を材料にしてさまざまな生き物が創り出されていくのです。ある程度まで進化するとさらにその星の番人となる生き物が生きていけるように、麻などの便利な植物の種を送り込み、その生き物の生活を安定させるようにしているのです。麻はまさしく神からの贈り物なのです。そのことを日本人は知っていて、しめ縄や神職の衣装に使ってきたのです。
麻はとても波動の高い植物です。成長が早いのもそのためです。麻の服を着ているとその人の波動もたかくなり、精神的にも肉体的にも安定してくるのです。さらに病気にもかかりにくくなり、健康になっていきます。いずれは日本でも麻が自由に栽培できるようになるでしょう。その時が来たら麻の服を着ることが当たり前となり、病気も少なくなって多くの人が健康でやすらかに暮らせるようになるでしょう。そのためには今から木綿や絹の洋服を着るように心がけていくとよいでしょう。そして昔からの伝統でもある着物を着ることも。すべてが戦前のような生活環境に代わっていくことが、地球の環境を守り、人にとってもよいことになるのです。便利さばかりを追求していくと、結果的には心も体もこわれていくのです。