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夜明け通信

夜明け通信No11【破壊】

25年02月03日

トランプ氏が大統領になって、さまざまな法案を一気に通そうと動き出しました。その矢先にワシントン近くで旅客機と軍のヘリコプターが衝突して、70人近い人が亡くなりました。さらに、就任する少し前からロサンゼルスで大規模な山火事が発生し、1万6千棟以上の住宅が消失し、数万人の人が避難生活を強いられています。

 

先月号でもお伝えしたように、トランプ氏はある意味で破壊者なのです。今までの常識や社会通念、そして国際関係や社会構造など、あらゆる面を破壊していくのです。その兆候が飛行機事故や山火事で現れ始めたのです。これはまだ、序章に過ぎないのです。WHOからの離脱や、不法移民の強制送還、貿易相手国に対する法外な関税、ウクライナに対する支援体制の削減、イスラエルへのさらなる支援、他にもいろいろありますが、今までのやり方を強硬的に変えようとしていきます。当然ながら、その反発はいろいろな形で現れてくるのです。国内ではテロや暴動が頻発するようになり、放火や殺傷事件も多発するようになっていくでしょう。今まで同盟国であった国々もアメリカ離れをしていくようになり、結果的にアメリカは孤立していくようになるのです。その結果、経済は悪化し、貧困で苦しむ人が急増して、さらなる暴動や殺傷事件が多発するようになるのです。おそらく、夏ごろには顕著になっていくでしょう。

 

アメリカは今、まさに崩壊の一途を進んでいるのです。それをトランプ氏が先導しているのです。アメリカ第一主義を突き進むことで、アメリカと言う国を奈落の底に向かわせているのです。多くのアメリカ人がトランプ氏を大統領に選んだので、それは仕方のないことなのですが、ある意味でのエゴ中心となることで、自分の首を自分で締めていくことになるのです。アメリカの国が建国しておよそ200年がたちましたが、さらに200年ぐらい前からイギリスを始めとする多くのヨーロッパの国々が、アメリカ大陸を植民地化して、先住民族であるインデイアンを虐殺しては領土を拡張していったのです。まさにアングロサクソン文明を開化させていったのです。しかし、どの文明も繁栄しては衰退していきます。今まさに、その終焉を迎える時がきたのです。その立役者がトランプ氏なのです。

 

トランプ氏がさまざまな改革をして、新しい時代を創っていくと信じている人が多くいますが、残念ながらそれはないでしょう。彼のアメリカ第一主義は、自分と、自分に関わる企業や団体がもうかるようにさせることなのです。すでに、さまざまな企業がトランプ氏に近寄ってきて、その恩恵を受けようとしています。その代表者がマスク氏なのです。AI関連企業やネット関連企業が続々と彼の元にすり寄ってきているのです。一部の企業や団体だけがもうかるような体制を作ろうとしているのです。多くのアメリカ国民はそれを承知の上で彼を支持しているのですが、残念ながら、いずれはアメリカ国民のほとんどが苦しい状況に追い込まれていくことで、誤った選択をしたことに気づくでしょう。しかし、その時はすでにアメリカは崩壊が始まっているため、どうしようもない状態になっているのです。遅くとも、年末までにははっきりとした形で現れてくることでしょう。その連鎖は、世界中に広がっていくのです。
日本では、すべての物の値段が値上がり、一般家庭では買い控えする傾向が強くなってきました。特に食料品の値上げは切実なもので、主食である米の価格がまさにうなぎ登りとなっています。米の供給はそこそこされているのですが、卸や米を扱う業者が買い占めていると言われています。この傾向はますます強くなり、おそらく市場に出回る米自体が減少していくことになります。政府は備蓄米を放出しようとしていますが、手続きに時間がかかり、その間に米は品薄状態となり、価格はますます上がって多くの人が困窮することになります。その結果、政府に対する抗議活動が活発となって、夏の参議院選挙で自民党は大敗することになるでしょう。しかし、野党もなかなかまとまることができないので、政局は難航するでしょう。

 

夏の参議院選挙によって、日本の政治は混乱するようになり、さまざまな支障が生じるようになります。多くの法案が決まらず、予算も棚上げ状態になるため、いたるところで行政が麻痺することになります。そこに、先の能登半島地震クラスの地震が発生するため、ますます政治も経済も混乱していくのです。そのため、さまざまな補助金や給付金の支払いが滞るようになり、多くの人が苦しい生活を強いられるようになるのです。生活保護を受けている人は、真っ先にその影響を受けることになるでしょう。障害者や母子家庭の人たちもそうなのです。それでなくても物価は上昇し、日々の生活が苦しい状態なのに、政治の混乱でさらに苦しくなってしまうのです。

 

政治の混乱はなかなか終息することはなく、アメリカや中国、そしてロシアなどに対する外交もおろそかになってしまいます。中国も自国での混乱が拡大していきますが、軍によって強硬に鎮圧していくため、取りあえずはやり過ごしますが、人民の目を外に向けるため、台湾への侵攻を現実化していきます。それに乗じて、日本の領土の一部を占領しようとしていきます。場合によっては、与那国島が占領されるかもしれません。ロシアも北方四島をすべて制圧してくるでしょう。残念ながら、そのころアメリカは内乱状態にあって、日本を救援する余裕などない状況になっているのです。逆に言えば、中国とロシアはその機をうかがって攻めて来るのです。自衛隊だけでは十分に対応できないため、あっけなく占領されてしまうでしょう。

 

ある意味で日本はこの夏以降、窮地に立たされることになるのです。そのことで、国民一人一人が自立した考えを持つように強いられていくのです。自分たちのことは自分たちで何とかしていかなければならないことを、強く自覚していくことになるのです。その結果、ある種のコロニー、自治区を作り出して、助け合いながら自給自足の社会を作り出す機運が高まっていくのです。政府も行政も当てにできないとなれば、自分たちでやっていくしかないのです。その機運が少しずつ大きくなって、日本を変えていくことになるのです。これからおよそ10年かけて、日本は大きく変わっていくのです。人々が助け合い、思いやり、そして自然と共存していく社会を構築していくのです。そして、このような考え方が世界に広がっていくのです。これこそがこれからの時代の生き方であり、新たな時代の幕開けとなっていくのです。

この通信は、これが最後となります。今までお伝えしてきたことが、やっと現実化していくのです。多少のずれはありますが、ほぼお伝えしてきたことは現実化していくでしょう。一人一人が目覚め、少しでも人のために何かしらのことをしていき、助け合うことをしなければいけない時代となるのです。自分に何ができるのかを、しっかりと考えておくようにしてください。

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