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高次元通信

高次元通信No20【神界13】

24年07月11日

現津神の元祖と言える神々をご紹介します。現津神が誕生するようになったのは、およそ2万年前からで、それまでは天津神と国津神しかいませんでした。人々が増えて、より多様化してきたので、それに合わせるようにさまざまな役目を果たす神が誕生していったのです。その多くは、人のために何かしらのことを懸命にやっていた人たちなのです。

 

【天手力男神】(あめのたぢからおのかみ)
この神は、天照大神が隠れた天岩戸を開き、その岩戸を投げ飛ばした力持ちの神とされています。やはりこれも事実ではなく、この神は強い力を授けてくれる神なのです。力とは物を持ち上げる力ではなく、強い意志を授けてくれるのです。困難に立ち向かう強い意志、正義を正す強い意志、そして悪と立ち向かう強い意志を授けてくれるのです。男とは、男性だけでなく女性も男のように時には強い意志を持って立ち向かうようにさせる神なのです。この神が一番応援する人は、どんな困難にあっても人のために懸命に何かをする人に強い意志を与えてくれるのです。したがって、たんなる力持ち神ではないのです。

 

【伊斯許理度売神】(いしこりどめのかみ)
この神は、八咫鏡(やたのかがみ)をお創りになった神とされています。これも事実ではありません。三種の神器である八咫鏡は伊勢神宮にあるとされていますが、現在はその消息はわかりません。なぜこの鏡が三種の神器となったのか、青銅を作る技術は朝鮮半島から伝えられました。古墳の青銅器もそうですが、昔は青銅で作られて物はとても貴重であり、権力の象徴としての価値があったのです。特に鏡は見るためのものではなく、太陽の日差しを反射させることで時の権力者がその権力を下々の人々にアピールするために使われたのです。つまり、スポットライトを人々に照らすことで、その神秘な力を表現したのです。当時はとても貴重なものだったので、人々はその光に当てられると恐れおののいたのです。まさしく水戸黄門の印籠のようなものだったのです。

 

この神の御役目は多くの人の邪心や悪心を取り払い、節度ある考え方に改めさせるのです。ある意味で人の心を改心させる神なのです。どのように改心させるのか、時には病気やケガをさせたり、時には自然災害や火事で家や財産を失わせるとか、さらには大きな困難を与えるのです。それでも改心しなければ、時にはすべてを失うことになるかもしれません。命までは失うことはありませんが、無一文になってしまうこともあります。

 

【大宜都姫神】(おおげつひめのかみ)
この神は、料理の上手な神とされていますが、やはり関係ありません。この神はとても細かいことが大好きな神で、織物や木工品を作る人を導きます。日本の伝統工芸品の多くはこの神が導いてくれているのです。特に着物や帯などの細かい細工は、この神の御力によって導かれてきたのです。多くの職人はこの神をもっと大切にするとよいでしょう。

 

【天津甕星神】(あまつみかぼしのかみ)
この神は、星の神と言われていますが、星は星でも夜空の星ではなく、暗闇に明かりを灯してくれる神なのです。暗闇とは、苦しんでいる人や悲しんでいる人の心の状態で、そのような人に生きる希望を与えてくれるのです。希望とは、幼い子を亡くした親に次の子を授けるとか、不治の病にかかった人にわずかな時間でも生きていることのすばらしさを感じさせたり、経済的に困窮している人にわずかでも足しになるように援助の手を差しのべたりするのです。すべてを助けてくれるわけではありません。少しでも希望が持てるようになれば人は頑張ろうという気持ちになるのです。そのきっかけを与えてくれる神なのです。そしてもう一つが、亡くなった人の魂がいつまでもこの世にさ迷っているので、その魂を導く明かりとなるのです。この神の元に集まって、上に上っていくのです。

 

【八束水臣津野神】(やつかみずおみつぬのかみ)
この神は、出雲の国土をお創りになった神と言われていますが、これもまた関係ありません。八つの水を束ねるとは多くの川を治水して、人の集まる場を創る神なのです。人が集まって村や町を作ることで多くの人がにぎわうようにしてくれるのです。津は港や人が集まるところという意味で、野はそこに畑や田んぼができていくのです。人々が住みやすい環境を整えてくれる神でもあるのです。しかし、今は環境破壊が進み、この神は悲しんでおられるのです。昔のような里山や田園を取り戻したいと切に願っておいでになるのです。そしてこの神がさまざまな環境を整えられるので、破壊された環境を復元するために台風や大雨による洪水で一度リセットするのです。植林によって山の自然体系は変わり、ダムや砂防ダムで水の流れも変わってきました。自然を取り戻すには一度リセットしなければならないのです。

 

【伊奢沙別神】(いざさわけのかみ)
この神は、古事記では豊漁の神として描かれていますが、この神は漁とは関係なくその御役目は、多くの人が食べ物に不自由しないようにしてくれる神なのです。特に農産物や木の実に果実などが豊作になるようにしてくれるのです。奢は、おごる、人に御馳走することであり、沙は細かい砂のことです。多くの人にたくさんの食べ物を与えてくれる神なのです。分け隔てなく。そんな神が一番お望みになっているのが、自然の営みです。今の農業は化学肥料や農薬を大量に使い、ハウス栽培や水耕栽培が進み、さらには遺伝子組み換えも盛んに行われています。このような物を食べていると人の体はどんどんおかしくなっていくのです。さまざまな病気を作り出し、自然も破壊していきます。この神はとても憂いているのです。いつになったら目覚めてくれるのかと。

 

多くの神がその御役目を果たしたくても、昔と環境や人の考え方が大きく変わってしまったため、その御役目が果たせないのです。そおことを天津神も国津神も大いに憂いているのです。そのために自然災害や異常気象を引き起こしているのです。それでも多くの人は目覚めようとはしません。であれば、さらに自然災害や異常気象をエスカレートさせるしかないのです。すでにそれは勢いを増しています。火山の噴火や地震がこれからさらに多くなるでしょう。それでも多くの人が目覚めなければどうなるのか、その時は巨大な隕石が落下してくるでしょう。おそらく後4年後にははっきりするでしょう。一人でも多くの人が早く目覚めることを祈るばかりです。一人でも多くの人が目覚めるように、この通信を発信しているのです。

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