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高次元通信

高次元通信No18【神界11】

24年07月11日

日本古来の神をいろいろご紹介していますが、意外と女性の神が多いのです。何々姫の神が多いのです。しかし、日本以外では男性の神が主体なのです。このちがいはどこから来るのでしょうか。それを一度紐解いてみます。それがわかれば、どうして神に感謝を伝えるのかがわかるようになるのです。

 

女性の神が多いのは日本だけです。他の国ではほとんどありません。そのちがいは、神に対する考え方が異なるからです。日本の神に対する考え方は、神に対していつも見守っていただいてありがたいと言う感謝の思いが根底にあります。それは母親が子どもを見守るような感じなのです。他の国の多くはその逆で、厳格な父親が子どもが悪いことをしないように厳しく接するような感じなのです。そのためさまざまな戒律があったりするのです。そのちがいはどこから生じてきたのか。すでに何度もお伝えしているように、多くの宗教は特定の権力者が多くの人を自分たちの言いなりにさせるために作り上げてきたので、必然的に言うことをきかせるために戒律や定めを作って来たのです。つまり、権力者の言いなりにならないと罰を与えると言うことなのです。したがって、神に対する考え方が全く異なるのです。

 

このちがいが大きく現れているのが、神に対する祈り方にあるのです。日本では神社などで参拝する時は立って行います。二拝二拍手一拝が作法になっていますが、他の国の宗教では膝まつくことが多いのです。まさしく神に対する考え方のちがいが現れているのです。怖いお父さんに叱られないようにする子どもと、優しいお母さんに日頃の感謝を伝える子どものようなものなのです。どちらがいいと言うわけではありませんが、厳格な父親の前でいつも肩身の狭い思いをしている子どもは、さぞかし窮屈なことでしょう。逆に、いつも優しく見守ってくれる母親の前では素直になり、明るく健やかな思いになるでしょう。このことが大きなちがいとなってくるのです。

 

厳格な父親の元で育てられると子どもも厳格になり、相手にもその厳格さを求めるようになります。その結果、自己主張が強くなり、さらに相手に自分と同じような考えをさせようとします。なぜなら、自分が絶対に正しいと思っているからです。しかし、相手も同じような考えを持っていたなら、相容れないことになるのです。その結果、争いとなるのです。多くの紛争や戦争はこのことが根本的にあるのです。日本は優しさを根底にしているので、相手の考えを尊重するのです。そのため争うことはあまりないのです。争うことが多いほど神の御意志から離れていくのではないでしょうか。人を愛せよと言っている宗教が、他国の人と争ってばかりいるのは矛盾していると思いませんか。また、神の名を元に自爆する宗教もおかしいと思いませんか。お金を多く寄付すれば神の元に行けると吹聴する宗教をおかしいと思いませんか、そして、お願い事を何でも聞いてくれる神がいると宣伝する神社仏閣もおかしいと思いませんか。多くの神仏がおみえになる日本は、ある意味で母性愛に満ちた国なのかもしれません。そのことを一度、ゆっくりと考えてみてください。性別がはっきりしない神もいますが、いずれにしても母性愛に満ちているのです。

 

【宇武賀姫神】(うむかひめのかみ)
大国主尊のケガを治したとされる蛤貝姫神(うむぎひめのかみ)は蛤の化身とされていますが、これもでたらめで、正式名は宇武賀姫神なのです。武の文字が使われているように、この神は武術を得意とした神で、邪気や邪神を剣で切り裂いて退治してくれる神なのです。宇は天を表し、賀は祝うこと。つまり剣で邪気を退治して天津神を祝う神なのです。

 

【夜麻登登母母曽姫神】(やまととももそひめのかみ)
この神は三輪さ山の神である大物主神の妻とされていますが、何の関係もありません。この神は人々が人生にいろいろ迷った時に、灯台のごとく一筋の明かりを照らすことで迷いの暗闇から人々を導き出す神なのです。暗闇の中で照らす明かりのごとく、母の愛を持って人々を救う神なのです。麻は魔除けであり、登登は登り続けることであり、母の元、つまり、暗闇の中を母が照らす光を目指して山を登らせる神なのです。無事に登れるように魔除けもしながら。名前にすべてが込められているのです。

 

【刺国若姫神】(さしくにわかひめのかみ)
この神は大国主命の母親となっていますが、やはり何の関係もありません。この神は多くの人を元気にする神なのです。刺すとは物を刺すのではなく、人の背中を押すと言う意味なのです。国は人の元気を表しています。玉は人の心を表し、口は体を表しているのです。つまり、背中を押して心と体を元気にして若返らせる神なのです。ある意味で美容と健康の神でもあるのです。

 

【天之菩卑能神】(あめのほひののかみ)
この神は天照大神の次男とされていますが、何の関係もありません。この神は神界と仏界をつなぐ神で、新界の神の分身となった如来や菩薩と力を合わせて多くの魂を浄化することをしています。神と仏は卑しい人の魂を浄化してよくする神なのです。この神の御役目を知っている人はほとんどいません。私たちはある意味で宝の持ち腐れをしているのです。

 

【和久産巣日神】(わくすひのかみ)
この神は伊邪那岐命が大火傷をして苦しんでいる時に、漏らした尿から生まれた神だと古事記には書いてあります。古事記にはやたらと尿や糞や吐いた物から神が生まれたとありますが、普通に考えればおかしい話で、このことからも古事記がいかに荒唐無稽の内容であるかがわかるのです。この神は実は多くの人を正しい方向に導く神なのです。人がいろいろ悩んでいる時や人生の岐路に立った時に、その人を正しい方向に導いてくれるのです。どのように導くのか、その人によっても、またその内容によっても異なりますが、多くの人を仕向けるのです。つまり、迷っている人にさり気ない一言を告げさせるのです。右に行こうか左に行こうか迷っている時に、すれちがいざまに一言をかけることで選択がはっきりするのです。だれでもそのような体験をしたことがあるはずです。あの時の一言が人生を変えたと。その一言を言う人を差し向けてくれるのです。差し向けられた人は、何気ない一言を話すだけなのです、大切な役目を果たしているとは思ってもいません。そんな神もいるのです。何度もお伝えしているように、神はご利益を授けるために存在しているのではありません。人が正しい道に行くように、導いてくれる存在なのです。

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