現津神の多くはムーの時代の人々の魂が長い時を経て神になったのですが、中には最近の人が神になった場合もあるのです。最近と言っても2000年ぐらい前に実在した人なのです。その代表的な神様が、天橋立の神なのです。他にもいろいろありますが、人の魂が神格化することはよくあることなのです。
日本三景の一つである京都の天橋立は、今から2000年ほど前に人が住みだすようになりました。一説には弥生人が住んだのが始まりだと言われていますが、実は縄文人がさらに2000年前から住んでいたのです。気候もよく漁をするにも最適の場だったので、多くの縄文人が住んでいたのです。しかし、弥生人がその場を奪ってしまったのです。そこに住んでいた縄文人たちは、丹後の山奥に移住して行ったのです。この時、縄文人を導いたのがスメラミコトの子弟だったのです。そして丹後の山奥で生活ができるようにいろいろなことを教えたのです。丹後ちりめんや丹後の黒豆、塩や干物の作り方を教えたのです。それは今もこの地域の特産品となっているのです。天橋立の神としては存在していませんが、この海岸一帯を神聖な場として崇めてきたのです。そのため、この海岸を維持するために現在もその保全管理が行われているのです。
天橋立の神は、いわゆる普通の神とちがってその御神体が祀られているわけではありません。海岸自体が神聖なものとして崇められてきたのです。しかし、今は観光地として多くの人が訪れるのですが、本来はそれなりの敬意を持って行かなければならないのです。そして、天橋立の先には真名井神社があるのですが、その歴史は古く2500年前から祀られています。この神社に祀られている神の本当の御神体は、ユダヤの神なのです。しかし、それは公にはなっておらず、ほとんどの人は知らないのです。この神社の入り口にある石碑には最近まで六芒星が刻み込んでありました。六芒星はユダヤの証でもあるのです。つまり、伊勢神宮と同じようにこの地は昔、ユダヤから渡って来た人たちが住んでいたのです。この地区一帯に住んでいたのですが、縄文人と共生していたのです。そこに弥生人が入って来て、土地を奪われてしまったのです。ユダヤの人々が信仰していた神がモーゼに食べ物を与える壺を授けたことは有名な話ですが、その壺がマナの壺なのです。つまり、この神社の名前の由来はユダヤ人の人々が食べ物に困らないようにと、マナの壺を御神体としたのです。真名井の井はヘブライ語ではなく日本語の飯、つまりめし、ご飯のことなのです。要は食べ物の神として崇めたのです。
この神社のふもとにある籠神社の主祭神は稲作を広めた神と言われています。つまり、弥生人が大陸から渡ってきた稲作を普及させた名残りなのです。元々は真名井の神が祀ってあった所に、弥生人たちが自分たちの神を祀るようになったのです。そのため、真名井の神は山の奥に追いやられてしまったのです。しかし、現在の場所が一番エネルギーが高い所なのです。つまり、籠神社も含めた一帯が真名井の神を祀る聖地だったのです。そして、現在の真名井神社がある地が一番のパワースポットだったのです。ここでは今も湧き水が出ています。聖地の条件が満たされているのです。
【高倉下神】(たかくらじのかみ)
高倉下神はお金や幸運を授けてくれます。別名天香山神(あめのかぐやまのかみ)とも呼ばれています。この神様は人のためにお金を使うのであればどんどん与えてくれる神様です。なぜなら、お金は天からの回り物なので、人のために使うことでどんどん回してくれることを喜んでくれる神様なのです。したがって、自分のために貯め込むような人にはお金を降ろしません。ましてや自分の私利私欲のために使おうとする人にも降ろしません。逆に、偽ってお願いして万が一にもお金が降りてきても、それがウソだとわかればすべて没収されてしまいます。それまで貯め込んでいたお金も。たとえば税務職員が不意打ちで来たり、火事や地震で財産を一夜にして失くしてしまうのです。したがって安易にこの神様にお願いするべきではないのです。
【大物主神】(おおものぬしのかみ)
もう一つ、お金や幸運を授けてくれる神様がいます。それは大物主神です。ヤマタノオロチのモデルとされていますが、まったく関係ありません。この神様は人が多くの人のためにお金を使うことをとても喜ぶ神様なのです。したがって個人的な私利私欲の願い事は一切受け付けません。たとえば昔、川の洪水を防ぐための堤を作るためにその土地の庄屋が自前のお金を出して工事をしようとすると、多くのお金がその庄屋に所に舞い込んできたのです。その結果、庄屋はさらにそのお金で村人が使える農機具を買ったりしたのです。最初は自腹を切っても、どんどん入ってくるので結局は富んでいったのです。この神様はそのようにして、人のためにお金を使う人にどんどん与えることをしてくれるのです。したがって、わざわざこの神様が祀ってある神社に行かなくても、この神様がやって来てくれるのです。最近では多くに人に愛されて亡くなった女優の樹木希林さんが、まさしくこの神様がついていたのです。自分のことにはあまりお金を使わず、夫や家族のために、さらには若い俳優やタレントさんのためにお金を使っていました。亡くなる間際まで仕事が絶えることはありませんでした。
お金は天下の回り物、まさにそのことを実践する人に神様はお金をどんどん回してくれるのです。自分のためだけにお金を一生懸命使う人には、神様は見向きもしません。逆に、そのような人から神様はお金を奪い取ってしまうのです。お金だけならまだしも、時には命まで。和歌山の超資産家が突然死して話題になりましたが、若い女性をお金で買って妻にしたことも明るみになりました。真相はこれから明らかになるでしょうが、まさしく神によって命を奪われたのです。
【淤加美神】(おかみのかみ)
お金にまつわる神様がもう一つあります。それは淤加美神で、雨を降らせる龍神様とも言われていますが、本当はお金を降らせる神様なのです。お金を降らせるとは、貧しい人たちに少しでも恵みのお金を行き渡らせるのです。どのようにするのか、実際のお金ではなく、お金になる物を降らせてくれるのです。それが微生物なのです。つまり、多くの作物や果実がしっかりと育つように、土の中の微生物が活発になるようにしてくれるのです。土壌菌が活発になれば多くの恵みがもたらされるのです。しかし、今の農業は農薬と化学肥料によって土壌菌はほとんど死滅しています。したがってこの神様の御役目が果たせないのです。いずれまたその御力が必要になる時がくるでしょう。このように人に恵みをもたらしてくれる神様はちゃんとおみえになるのです。しかし、その御力と御役目をちゃんと理解していないと、その神様の恩恵を授かることはできないのです。