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波動力通信No58【守護霊】

24年07月03日

守護霊は、すべての人が生まれる時についてくれます。その多くは先祖だったり、幼少の頃にかわいがってくれた亡き祖母や祖父、そして前世などだったりします。守護霊はいつもそばで見守り、その人がちゃんとした生き方ができるように導いてくれているのです。しかし、いくら守護霊が動いても、人は我欲に翻弄されてしまうのです。

 

守護霊は、妊娠5カ月目ぐらいからつくようになります。胎児にさまざまなことを教えてくれるのです。もちろん、そのことを覚えている人はいません。出産後も、片時もはなれずに見守っています。赤ちゃんが時々、何もいない方を目で追ったりするのは、そこに守護霊がいることが多いのです。大きくなるにつれて、見えなくなっていきますが、いわゆる直感やインスピレーションの多くは、守護霊からのものなのです。多くの人は守護霊と話すことはできません。ただ、時々話すことができる人がいます。その人は、その存在からいろいろなことを教えてもらって、さまざまな力を発揮するのです。一番多いのが占い師や霊能者なのです。

 

人の魂は何度も生まれ変わりますが、およそ200年から300年の間を開けて生まれ変わってきます。さまざまな国を転生し、男性女性もたえず入れ替わります。前世が、何かしら志を持って人助けや才能を発揮させていて、不慮の事故や病気などで死んでしまうと、その志を継いでもらうために分身の魂を生み出すのです。その魂は新たな肉体に宿って、前世の志を引き継いでいくのです。そして、亡くなってしまった前世は、新たに生まれた分身の人の守護霊となって導いていくことがあるのです。天才的なピアニストやバイオリニスト、そして芸術家などは、前世の志を引き継ぐ代わりに、前世が修得した技術やセンスもしっかりと引き継いでいるのです。音楽や芸術だけでなく、さまざまな分野でそのようなことが行われているのです。

 

前世が僧侶や修道女で、病気の人や貧しい人のお世話をしていた場合は、今世でも看護師や医師として同じようなことをしていることもあるのです。また、前世が多くの人のために自ら率先して何かしらの活動をしていたりすると、今世でもNPOやボランティア活動を精力的に行っている場合もあるのです。人のために何かしらのことをしていると、今世にも引き継がれていることが多いのです。もちろん、逆の場合もあります。前世が己の我欲を満たすために、多くの人を苦しめたり、だましたりしていると、今世では苦しめられたり、だまされたりするのです。オレオレ詐欺などにだまされてしまう人の多くは、前世で人をだましてお金をうばい取ったことがあるのかもしれません。いずれにしも、善行は引き継がれ、悪行はやったことが返って来るようになっているのです。これが因果応報なのです。

 

守護霊は一般的には、複数ついていることがあります。生まれた時点でついてくれるのですが、祖父や祖母、さらには両親などが亡くなってしばらくしてから、守護霊として加わることがあります。このような人たちの霊は、一度成仏して、気がかりな孫や子どもの所に、一時的に降りてきて守護霊となるのです。そして、守護している人が亡くなると、再び霊界に戻っていくのです。
守護霊は片時もはなれずについてくれていますが、指導霊は一時的についてくれます。指導霊は、人が何か特殊な技能や技を身に付ける時に、一時的についてくれて導いてくれます。たとえば大工などの職人や伝統工芸などの職人、武術やお茶、花、芸事など昔から伝わる伝統作法を身に付ける時に、一時的に導いてくれるのです。しかし、だれでもついてくれるわけではありません。どれも、時間をかけてたゆまぬ鍛錬と修業が必要とされるので、本気で身につけたいと努力する人だけについてくれるのです。指導霊はそれぞれの分野で成功を修めた人の霊がなってくれます。ある程度導いたら、あとは自分でやっていけるようにさせるのです。

 

守護霊。指導霊、そしてもう一つ私たちを導いてくれる霊がいます。それは先祖の霊なのです。だれでもさかのぼれば、多くの先祖がいるのですが、中には子孫のことを深く案じている先祖もいるのです。そのような先祖が、さまざまな形で子孫を導いてくれているのです。逆に、先祖の中には、多くの人を殺したり、苦しめたりした先祖もいます。よくあるのが、戦国時代に武士ではあったけど、盗賊のようなこともしていて、多くの人を殺してお金や物を盗んだり、大地主で小作人を奴隷のように使って餓死させたり、一家心中させたりした先祖もいるのです。先祖に殺されたり、苦しめられて人の霊が怨霊となって、子孫にさまざまな禍を招くこともあるのです。実は、このようなご相談が私の所では一番多いのです。霊感がある人や霊能者のような人は時々、先祖の因縁や因果があることがわかる人がいます。では、どうしたらいいのかを聞くと、みんな口をそろえて「先祖供養」をしてくださいと言います。

 

しかし、先祖が苦しめたり、殺した人たちが恨んで復讐しているので、いくら先祖供養をしても解決しないのです。霊感がある人や霊能者の多くは、先祖の因果や因縁があることがわかっても、その対処方法まではわからないので、とりあえず先祖供養をしてくださいと言うのです。中には悪徳霊能者もいて、高い浄化料を請求したり、家の四隅に浄化のための高い水晶などを埋めるように買わせることもあるのです。このようなことをいくらしても、殺されたり、苦しめられた人たちの霊は浄化することはできないのです。私は、その人のいつの時代の先祖がどのようなことをして、何人の人を殺したのかを突きとめて浄化します。そこまでしないと先祖の因縁は浄化できないのです。

 

多くの守護霊は、守護している人を何とか正しい道に導こうとするのですが、多くの人は我欲に溺れてしまい、なかなか守護霊の導きに気づかないのです。それでも守護霊は懸命に導こうとしているのです。守護霊からの言葉を直接聞くことはできませんが、心を素直にすれば守護霊からの導きがひらめきやインスピレーションとして降りてくるのです。いろいろ悩んでいる時や、苦しんでいる時は、一度すべてを切り離して、心を無にすると守護霊からのメッセージが何かしらの形で届いてきます。瞑想や座禅はそのためにあるのです。インナーチャイルドなる言葉もありますが、実はこれこそが守護霊でもあるのです。さまざまなしがらみを取り除いて、素なる自分と向き合うことで、守護霊からのメッセージを受取ることができるようになるのです。素なる自分とは、自分の我欲を捨て去ることでもあるのです。

 

守護霊に指導霊、そして先祖の霊がさまざまな形で私たちを良き方向に向かわせようとしてくれています。それらの存在をまずは信じてあげることです。そして、1日に1度は感謝の言葉をかけてあげることをしてください。信じてあげれば、もっと精力的にサポートしてくれるようになるのです。

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