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波動力通信

波動力通信No54【耳】

24年07月01日

耳はさまざまな音を聞き分けます。ただ、動物によって聞こえる周波数の幅が、大きく異なります。犬やネコなどは、人が聞えない高周波を聞き取ることができます。イルカやクジラはさらに超音波を聞き取ることができます。どうしてこんなに差があるのか、実は人間も犬のような高周波を聞くことができるのです。

 

人の脳は、他の動物とくらべて、ある意味で異常に発達しているため、見たり、聞いたり、臭いをかいだりする五感の能力が制限されているのです。つまり、五感を使う能力を小さくすることで、記憶力や想像力を使う能力を発達させたのです。しかし、ある意味で五感の能力が制約されているだけで、他の動物と同じぐらいの能力を持っているのです。その制約を取り除くことができるのです。ある種のトレーニングを積んでいくことで、五感をより高めることができるのです。たとえば、肉体的に激しい運動をしたり、山岳信仰の修験者のような厳しい修行をしたりすると、少しずつ制約が取れていくのです。つまり、普段は眠っている能力が過酷な状況下に置かれると、少しずつ開化していくのです。ある意味での本能が働き始めるのです。

 

本能は、すべての動物が生き残るための術をもたらしてくれる能力です。危険から身を守ったり、子孫を残すための行為をうながしたり、さらには生き残るための力を発揮させるのです。人間は通常、理性が働いているので、本能をむき出しにすることはありません。中には、本能をむき出しにして生きている人もいますが、そのような人は社会から排除されてしまいます。理性を使うことが人たるゆえんなのですが、この理性が本能を、五感を制約しているのです。しかし、厳しい状況下に置かれると、生き残るための本能が目覚めていくのです。そのことで五感の力が高まっていくのです。

 

耳は、単に音を聞くだけではなく、空気の状態を感じ取ることができます。いわゆる場の空気ではなく、一種のエネルギー体を感じ取るのです。つまり、霊や邪気、そして神仏の存在を耳は感じ取ることができるのです。多くの人が体験したことのある耳鳴りは、このような存在を感じ取っている証なのです。耳鳴りにもいろいろありますが、精神的にイライラすることで生じる耳鳴りや、老化から生じる耳鳴りもあります。そして目に見えない存在を感じて生じる耳鳴りは、静かな時だけでなく、四六時中聞こえてくるのです。もちろん、常時ではありませんが、聞え出すとしばらくはつづき、一定の時間がたつと聞こえなくなります。目に見えない存在もいろいろあるため、そのパターンは異なりますが、霊や邪気は比較的低音で断続的に聞こえてきます。神仏や精霊は高音で継続して聞えます。さらに、何かに集中している時も聞こえてくるのです。老化やストレスから生じる耳鳴りは、何かに集中していると忘れてしまうのです。

 

耳鳴りがわずらわしくて、安眠できないという人は、やはり老化やストレスから生じていることが多いのです。なかなか、聞き分けることは難しいのですが、耳鳴りはある意味で目に見えない存在からのサインでもあることを認識するようにしてください。

 

聴力は年齢とともにおとろえていきます。しかし、多くの人は亡くなる寸前まで聞くことはできるのです。臨終の間際に、家族がその人の名を懸命に呼ぶと、反応を示すことがあります。ほとんど意識がなくても、聴力だけは機能しているのです。実際によくあることなのですが、臨終間際の人の横で家族が葬儀のことや遺産のことを話していると、そのことがしっかりと聞こえていて、息を吹き返した人が後でそのことを聞いていたと話すのです。時には、家族がもめたりすることもあるため、本音を聞いたことで後々しこりを残してしまうこともあるのです。どうして聴力は最後まで機能するのか、それは目に見えない存在とつながるためでもあるのです。

 

人は死後、肉体から魂が遊離します。この時、多くの人は自分が死んだことを即座に理解することができません。特に、事故や病気で突然亡くなったりすると、なおさら理解できないのです。そのため、守護霊などが亡くなったことを理解させるために、死ぬ間際からその人に語りかけるのです。もう少しで亡くなるから、心配しなくていいよと、安心させるのです。そのため、聴力は最後の最後まで機能するようになっているのです。通常、守護霊の伝えてくることは聞えませんが、死期が近づいてくると聞こえるようになるのです。老衰や病気で死期が近づくと、時々独り言を言う人がいます。実は守護霊と話しているのです。守護霊の多くは先祖だったり、その人の亡くなった祖母や祖父、そして両親などが見守っているのです。時には前世が守護霊となっている場合がありますが、いつもそばで見守っているのです。

 

これからの時代は神仏とつながっていく時代でもあります。今、神社仏閣には神仏はほとんどおみえになっていません。多くの人が自分の我欲を満たすために、ご利益を求めてやって来るからです。神仏は本来、ご利益を与えるために存在しているのではありません。人々が人として正しく生きていくことを導くことをしているのです。しかし、多くの神社仏閣は人集めをするために、ご利益を強調しているのです。したがって、多くの神仏は天上界に上っているのです。しかし今、時代は大きく変わり始めています。新しい時代を創るために、神仏はそれぞれの御役目を果たそうと懸命に動き出しているのです。しかし、神仏は意志はあっても、実体がないため、人や物を動かすことができません。そこで、それぞれの神仏の役目を果たすための人を求めているのです。つまり、神仏の手足となって動いてくれる人を求めているのです。そのような人とつながることで、新しい時代をお創りになっていくのです。

 

神仏とつながる人は日々、感謝と謙虚さを実践し、人のために何らかのことをいつもしているのです。そのような人を神仏は求めているのです。そして、そのような人とつながることで、その人にその神仏の御力を授けるのです。そして、つながりが強くなっていくと、その神仏の御言葉が聞えるようになっていくのです。このことがまさにこれからの時代の在り方となっていくのです。神仏とつながる人が一人でも多くなるように、このような通信を発信しているのです。

 

耳は単に音を聞くためのものではなく、神仏とつながるための大切な器官でもあるのです。めまいやふらつきがよく生じる人は、神仏とのつながりが始まろうとしているか、霊や邪気に翻弄されていることがあります。それをどのように見分けるか、神仏が関係している場合は少しずつ症状は改善していき、何かしらの形で神仏からのメッセージを受取ることができるようになるでしょう。霊や弱の場合は、いつまでも症状がつづき、少しずつ症状は悪化していきます。もちろん、どちらでもない場合の方が多いのですが。

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