漢方コラム

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波動力通信No42【塩】

24年06月19日

塩は生きていく上で必要不可欠な物です。塩の主成分はナトリウムですが、微量なミネラルが体にはとても必要なのです。塩の多くは海水から作られますが、中には岩塩からも作られます。さらに、干上がった海水湖から掘り出すこともあります。塩がどうして必要なのか、それは塩には多くの素粒子が含まれているからです。

 

海水に含まれているミネラルはおよそ100種類あって、このミネラルが素粒子を多く含んでいるのです。したがって食卓塩などのミネラルがほとんど入っていない塩を食べ続けていると、体は疲れやすくなり、その結果血圧が高くなってくるのです。塩は20年ほど前まで、日本では専売公社がその製造と販売を独占していましたが、現在は完全な自由化になっているため、さまざまな塩が市場に出回っているのです。専売公社が作っていた塩は、海水を原料にして、電気分解によって作っていたため、ナトリウム以外のミネラルはほとんど含まれていなかったのです。塩分を取り過ぎると血圧が上がり、脳梗塞や脳出血を引き起こすので、塩分をひかえるように言われ続けてきましたが、それは真実ではないのです。

 

昔ながらの煮詰めて作られる塩には、多くのミネラルが含まれているので、素粒子も多く含まれているのです。そのため、このような塩とお米を食べていればかなりのパワーが出るのです。塩おにぎりはまさに元気の源なのです。今、おにぎりがブームになりつつありますが、日本人の原点が再認識されているのかもしれません。塩は今、さまざまな物が市場に流通しています。岩塩であったり、天日干しであったり、日本古来の製法で作られた物なのなどいろいろありますが、できたら海水から作った物がよいでしょう。岩塩は長い歳月の間に風化して、ナトリウム以外のミネラルが少なくなってしまうので、海水から作った塩をなるべく取るようにしてください。いわゆる食卓塩や添加物が入った塩はひかえるようにしてください。一番いいのは、すべて天日干しで作った塩です。日本では雨が多いので、ある程度煮詰めて濃縮する必要があります。加熱すると、どうしてもミネラルが壊れてしまうので、なるべく加熱量が少ない塩がよいでしょう。

 

塩は昔から保存料として使われてきました。塩漬けにすることで腐敗することを防いできたのです。なぜ、腐敗を防ぐことができるのか、一般的には食べ物に含まれている水の量を減らすことで、細菌の繁殖を防ぐと言われています。さらに細菌に含まれている水分も少なくさせるので、細菌が自滅していくのです。しかし、本当は塩に含まれている素粒子の力によって細菌が繁殖しないようにしているのです。素粒子はある意味で意志を持っています。大切な食べ物を腐らせたくないと言う思いが素粒子に伝わって、不要な細菌が増殖しないように働くのです。丹精込めて作られた漬物や発酵食品には、作り手の真心が素粒子を通して伝わっているのです。これはすべての料理にも当てはまるのです。

 

素粒子はある意味で、人の意志を伝達することもしているのです。しかし、それはプラスばかりではありません。マイナスの意志も伝えるのです。それがいわゆる生霊なのです。

 

塩は清める力を持っているとされ、さまざまな形で使われます。相撲の力士が土俵に塩をまいたり、葬儀や通夜に参列した後に塩で体を清めたりしました。また、家の四隅に塩をまいて土地を清めたり、神棚に塩を備えたりもします。なぜ塩がこのような形で使われるようになったのか、やはり塩には神秘の力が宿っていることを昔の人は知っていたのです。その力とは、物を腐らせないこと、疲れた体を元気にしてくれること、そしてすべての食べ物の味を美味しくしてくれることなのです。このため、塩には聖なる力が宿っていると考えられたのです。この聖なる力の元が素粒子なのです。塩に含まれている素粒子は、現在発見されている物ではなく、未知の素粒子なのです。この素粒子は、いわゆる邪気や霊を退散させる力を持っているのです。どのようにして退散させるのか、この素粒子は強力なプラスのエネルギーを放出することで、邪気や霊を追い出してしまうのです。また、このエネルギーは人を元気にする力もあるのです。

 

塩にはもう一つの力が宿っています。それは、だれもが一度は経験したことがある、怖い思いをやわらげてくれるのです。子供の頃は、お化けや幽霊がいることを信じていたので、夜などは一人でトイレに行くことができなかった時もあったでしょう。そんな時に塩をなめると、怖い思いがやわらぐのです。人が恐れる感情をいだくのは、見えない物がいるかもしれないと思うことから生じるのです。また、わからないことに対しても恐れの感情をいだくのです。そして、この恐れの感情を作り出すのが腎臓なのです。漢方では、各臓器がそれぞれの感情を作り出すと考えます。怒りは肝臓、喜びは心臓、不安は脾臓、哀しみは肺臓、そして恐れは腎臓が作り出すのです。尿をした後に身震いをします。怖い思いをした時もします。つまり、身震いすることで恐れの感情を振り切っているのです。寒い思いをした時も身震いをしますが、寒くなると体表面の血管が収縮するので、身震いすることで縮みあがった血管を広げようとしているのです。怖い思いをした時も、排尿後も体表面の血管は縮みあがっているのです。排尿時は、尿をしぼり出すために体表面の血管が縮むのです。

 

怖い思いを強く持つと、腎臓に負担がかかってしまいます。その腎臓をすばやく元気にさせるのが塩なのです。今の医学では、腎臓が悪くなると塩分をひかえるようにうるさく言います。しかし、漢方ではある程度の塩をしっかり取ることで、腎臓の調子が良くなると考えます。ただ、食卓塩のようなナトリウム以外の成分がほとんど含まれていない塩はだめです。できたら天日干しで作られた塩を1日10グラム取ると、腎臓は元気になっていくのです。しかし、現在の加工食品やインスタント食品には、食卓塩のような塩が多く使われています。直接塩を取らなくても、これらの食品を多く食べていると、結果的に腎臓の働きを悪くしてしまうのです。いかに悪い塩を減らし、良い塩を取るかが大きな課題となるのです。

 

塩は生きていく上でなくてはならない物、しかし、質の悪い塩ばかり取っていると疲れやすくなって、血圧が上がっていき、脳梗塞や脳出血が生じやすくなります。減塩味噌や減塩醤油、さらには、ナトリウムの代わりにカリウムを多くした塩など、健康志向が高まる昨今ですが、昔ながらの製法で作られた塩であれば、ある程度しっかり取らなくてはいけないのです。ちなみに、「伯方の塩」の原料はオーストラリアの岩塩で、日本に船で運んで来て、瀬戸内海に一度漬けて、乾燥させた物なのです。また、さまざまな加工食品に使われている塩も岩塩です。なぜなら、安いからです。味噌など、毎日食べる物は、できたら自分で作るとよいでしょう。そうしたら良い塩が使えるので、減塩にする必要はないのです。漬物や梅干も同じです。少しでも、自分で作るようにしてください。

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