夢はどうして見るのか、いろいろな説がありますが、日中活動している時に入ってきた情報を整理するためだとも言われています。しかし、はるか昔の事が出てきたり、経験したことがないことが出てくることもあります。夢は、すでにお伝えしたパラレルワールドで経験したことを共有するためのものでもあるのです。
自分と同じ人がおよそ100人、別の宇宙で同じような生活をしているのですが、いろいろな点で異なっていることがあります。進学した学部が異なっていたり、就職した会社が異なっていたり、結婚相手が別の人だったり、さらには子どもの数が異なっていたりと、まったく同じではないのです。当然ながら、自分とは異なった経験や体験をしているのです。それを共有するために夢を見るのです。もちろん夢のすべてではありません。先述したように、情報を整理するためでもあるし、満たされない願望が夢として現れることもあります。また、日頃の不安が夢として現れることもあります。しかし、一番多く見るのがパラレルワールドなのです。
夢は脳が作り出していると思われていますが、実は魂を包んでいるコーザル体と言うエネルギー体が作り出しているのです。コーザル体は、その人が経験してきたことをすべて記憶する保管庫です。それは、魂が誕生した時からのすべてのことが記憶されているのです。しかし、通常は前世や過去世の記憶が思い出されることはありません。ただ、インパクトの強かった記憶は、はるか昔のことであっても時々思い出されるのです。まさに魂に刻み込まれたような体験は。アメリカやヨーロッパでは、前世療法と言う治療法がちゃんとした医療として認められていて、精神科医や資格を持った人が患者さんを催眠状態にして、前世の記憶をたどるのです。実際にあった話ですが、当時50歳のアメリカの女性は、物心ついた時から水に入ることが怖くてできませんでした。川やプール、お風呂の浴槽にも入ることができませんでした。自分でも不思議に思っていたのですが、50歳になって前世療法と出会い、前世の記憶をたどってみると、前世で子どもの時に川で溺れて死んでしまったことがわかりました。そのことで水に入ることが怖かったことが腑に落ちて、何度かカウンセリングを受けて、怖がることはなくなったそうです。
コーザル体に保管されている記憶は、何かの拍子で出てくることがあります。今までに経験したこともないようなことを夢で見た時は、前世や過去世の体験であったり、パラレルワールドであると思ってください。夢の情報源はコーザル体にあるのですが、それを再現させるのが脳なのです。つまり、コーザル体は映画のフイルムであり、脳は映写機であり、スクリーンでもあるのです。多くの人は夢占いや、正夢など、夢をいろいろな形に解釈しますが、確かに正夢は現実的に起こることがあります。ある意味での予知なのですが、その人に関わる大切なことを前もって知らせてくれることもあるのです。この時は、守護霊などが夢として知らせてくれるのです。命に関わることや、大切な人が危険にさらされたり、やはり命が危うくなったりすると、予知夢として現れるのです。中には、地震や火山の噴火などの自然災害をあらかじめ知らせてくれる夢を見る人もいます。さらに、遠い先まで予知夢を見る人もいます。
夢はある意味で、自分では体験できないことを疑似体験させてくれるものでもあるのです。時には怖い夢を見ることもあります。怖い夢を見ることで、実際には体験しなくてもいいようにさせてくれているのです。楽しい夢やうれしい夢もそうなのです。しかし、多くはしっかりと覚えていません。何となく覚えている場合がほとんどです。明確に覚えている夢は、正夢やパラレルワールドである場合が多いのです。また、夢をよく見る人と、あまり見ない人がいます。よく見る人は、熟睡できていないと言われていますが、実は覚醒時に膨大な情報を取り込んでいるため、脳の処理能力がオーバーワークしているために見るのです。逆に、夢をあまり見ない人は、覚醒時の情報量が少ないとも言えるでしょう。私は夢をよく見ますし、睡眠は3時間もすると必ず目が覚めてしまい、後は1時間ごとに目が覚めて、4~5時間もすれば起きてしまいます。このような通信を日々書いているため、膨大な情報が入って来ることで、脳がオーバーワークしているのでしょう。しかし、日中さほど眠たくなることはありません。このような状態が10年以上続いているので、体がそのようなスタイルに適応しているのでしょう。
夢も実は波動なのです。夢を作り出しているのは、光子とよく似た素粒子で、映画のフイルムのように高速に動くことで動いているように見えるのです。つまり、フイルムは止まっていると、一コマ一コマは写真であり静止画像なのです。これを高速に回すと動画となるのですが、素粒子も一つ一つが写真のようなものなのですが、高速に動くと動画となるのです。そして、この素粒子は役目が終わると消えてしまうのです。つまり、エネルギー体となるのです。熟睡している時は夢を見ません。覚醒する少し前に見ることが多いのですが、夢を見た後に素粒子が脳を目覚めさせるエネルギーに変わっていくのです。覚醒するためには多くのエネルギーが必要なため、夢を見るとも言えるのです。熟睡しやすい人は、十分寝ることで脳が覚醒しやすくなるため、夢をあまり見ないのです。
最近は、なかなか眠れないと言って、睡眠導入剤や安定剤を飲む人が多くなりました。病院でも気軽に出してくれるので、結構な人が常用しています。これらの薬は脳の正常な働きを妨げてしまうため、正常な夢を見ることができなくなってしまうのです。悪夢や怖い夢を見ることが多くなってしまうのです。そのため、寝ていても体は緊張してこわばってしまうので、無意識のうちに体に力が入ってしまい、目覚めてもだるさが残ってしまうのです。睡眠導入剤や安定剤は不用意に飲む物ではありません。どうしても寝られない時は、本を読んだり、ラジオを聞くなりしてください。数日続ければ自ずと寝られるようになります。また、日中はなるべく体を動かすようにしてください。ある程度の年齢になれば、1日に7時間も寝る必要はありません。日の出とともに起きて、散歩やウオーキング、ジョキングなどをしてください。朝日を浴びることで、脳内のセロトニンが多く作られて、それが睡眠ホルモンであるメラトニンに変わるので、少なくても朝日を15分以上は浴びるようにしてください。
夢を食べると言われている動物、バクは元々は東南アジアに生息する動物なのですが、ゾウのような鼻を持ち、サイのような体で馬のような胃腸と牛のような肺を持っています。さまざまな動物をつなぎ合わせたような動物なので、霊獣として珍重されてきたのです。昔は、悪い夢を見たらバクに食べてもらえと言われたものです。そして、良い夢を見たかったら、バク(獏)を漢字で紙に書いて枕の下に置くとよいとも言われてきました。どれも迷信ですが、昔から夢は良いも悪いも人々の生活に深く関わってきたのです。良い夢を見る方法があります。寝る前に、神仏にしっかりと今日一日無事終えることができたことを感謝するのです。お試しあれ。