魂は、素粒子の一つである光子がおよそ100億個集まってできていることをお伝えしました。では、魂はどこにあるのか。一般的には心臓にあるとされていますが、実は体の中にあるのではないのです。魂は背中のちょうど肩甲骨の中心あたりにへばりついているのです。ハグはまさに魂を鼓舞させるために行うのです。
なぜ、背中に魂があるのか。人の進化の過程で、最初は二足歩行はあまりできなかったため、四つんばいで歩くことが多かったのです。チンパンジーやゴリラのように。そのため、背中はいつも太陽の光を受けていました。さらに、シリウスやプレアデスからのエネルギーも受け取っていたのです。そのことで魂はその活動を活発にさせていたのです。そのため、魂は背中にあるのです。もう一つ、背中にある理由があります。それは、人が人として生きていく上で、互いに助け合い、互いに幸せや喜びを感じたり、また悲しい時はその悲しみを分かち合うことで悲しみをやわらげるために抱き合います。つまり、ハグすることで感情を共感するのです。より抱き合うことで魂はその感情を受け取ることができるのです。
時代劇などで、気を失った人の背中に活を入れることで目が覚めるシーンがよくありますが、強いショックなどを受けると一時的に魂が体からはなれてしまうのです。そこで魂の定位置に気合を入れると、魂は元の位置に戻って目が覚めるのです。また、辛い時や悲しい時に背中をさすってあげると、その感情が少しでもやわらぐのです。泣いている子どもの背中をさすってあげると、早く泣き止みます。多くの人がそこに魂があるとは知らないのですが、無意識のうちにそうしているのです。
魂は、コーザル体と言うエネルギー体に包まれて保護されています。魂にコーザル体がまとった状態を霊と言います。人は亡くなると、魂はコーザル体だけに包まれて肉体からはなれて霊界に上っていくのです。しかし、死ぬ間際まで怒りや憎しみ、恨みや恐れなどの強い感情をもったまま亡くなると、その感情がアストラル体と言うエネルギー体となって、霊にまとわりついてしまうのです。このような状態になると、霊界に上ることができなくなり、私たちの世界をさ迷うことになるのです。アストラル体がより強くなった状態で霊にまとわりつくと、幽霊や怨霊となって人に危害を加えるようになるのです。
幽体離脱や臨死体験は、一時的に魂が肉体からはなれてしまい、霊界や好きな場所に行ってしまうのです。なぜこのようなことが起こるのか、幽体離脱の場合は肉体の急激な変化やエネルギー状態が乱れることで起こるのです。特に、思春期や幼少期に起こりやすく、その多くは夢と思っているのです。まれに大人になっても体験する人がいますが、そのような人はある意味で魂の光子の数がかなり多くなっていて、次は仏界や神界にいくような人なのです。心筋梗塞や脳梗塞などで、一度死亡と確認されたのに息を吹き返す人がいます。そのような人たちは、お花畑や三途の川を見ていたとよく言います。霊界の入り口まで行って、帰ってきたのです。お花畑や三途の川は、その人が生きている時にイメージしていた通りになっているのです。
魂が何度も転生して、その光子の数を増やしていくと転生は終了して、仏界や神界に上っていきます。しかし、その前に最後の役目を果たすことがよくあります。ダウン症のような生まれつき障害を持った子や、小児ガンなどで早くに亡くなってしまう子は、周りの人たちを成長させる役目を担っているのです。特に親や兄弟たちの心を育み、そして優しさを大きく養わせるのです。そのことで魂は大きく成長するのです。そのような役目を果たしてから上に上っていくのです。また、我が子を殺してしまうような場合は、多くの人に命の尊さを知らしめるための役目を果たしているのです。いずれにしても、転生を終了する前に、多くの人に何かしらの影響を与える役目を果たしていくのです。
「千の風」と言う歌がありますが、基本的に亡くなると多くの霊は霊界にいくので、お墓にいることはないのです。日本人はお墓にとてもこだわるところがありますが、それはあくまでも残された人たちが故人を忘れないようにさせるためのものなのです。位牌や仏壇もそうなのです。したがって、高いお金を支払って戒名を付けるのは、あまり意味のないことなのです。もちろん、残された家族が故人をしのぶために、より高いお金を払って戒名をつけてもらうのは自由ですが、それで故人が極楽浄土に行けることはないのです。ましてや、仏様になるようなことはないのです。そして、日本人は遺骨を大切にしますが、やはり遺骨に魂が宿ることはありません。これも、残されら人たちの故人に対する思いなのです。
日本では、彼岸や盆に先祖や身近な故人の霊が帰ってくるとされています。これも残された人たちの願いでもあるのです。一度霊界に上ると、基本的には私たちの世界に降りてくることはありません。降りてくる時は新たな肉体に宿る時なのです。ただ、子どもや孫が気になって仕方がない時は、一時的に守護霊となって見守ることはあります。あくまで期間限定で。多くの守護霊は、その人の先祖や幼少の頃に亡くなった祖父や祖母がなってくれます。中には、前世が守護霊となることもあります。
人の魂は、およそ200年から300年の間を開けて生まれ変わります。今世日本人だからと言って、前世も日本人とはかぎりません。世界各国を転生し、男性女性もたえず変わるのです。前世が何かしら強い志を持って人助けや人を導くことをしていて、戦争や病気で志半ばで亡くなってしまうと、自分の意志を引き継ぐ分身の魂を生み出すのです。そして、その分身の魂は新しい肉体に宿って生まれて来て、前世と同じようなことをするのです。この時、前世は分身の魂を持っている人の守護霊となって導いていくのです。私のところにはそのような人が多く来て、前世からのメッセージを受取って、今世の目的や役目を知らされるのです。
人類が誕生したのがおよそ5000万年前で、当初は動物のような低次元の魂が宿っていました。宇宙人による改良が何度も行われて、およそ500万年前になって、やっと現在のような高次元の魂が宿るようになったのです。逆の言い方をすれば、肉体と各種のエネルギー体のバランスが取れるように改良されるのに、長い歳月がかかったのです。500万年前から現在に至るまで、およそ1000回の転生をくり返してきたのです。中には転生ができなくなって魔物や霊となって、私たちの世界でいつまでもたむろしているのです。そして、何度も転生しているのに、一向に光子の数が増えなくて、同じ次元を何度もくり返している魂も多くいます。これ以上転生をくり返しても意味がないと見なされる魂が多くなってきたため、リセットされる時がきたのです。我欲にまみれて同じ次元をくり返している魂は淘汰されるのです。その淘汰が今まさに始まっているのです。自然災害や異常気象はそのために起こっているのです。