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波動力通信

波動力通信No14【再生】

24年05月01日

カオスが去った後、新たな時代を構築していかなければなりません。どのような時代にしていくのか、すでに何度もお伝えしているように、人を思いやり助け合い、日々、感謝と謙虚さを実践し、そして自然と共存し、さらには目に見えない存在を信じていく社会を構築していくのです。そのためには、今から準備をしなければならないのです。

 

現在、円安が進み、1ドルが158円代になろうとしています。おそらく、7月の末までには200円を超えることになるでしょう。そして、年末までには、300円近くにまでなるでしょう。急激な円安によって、さまざまな輸入品は一気に値上がりし、すべての物価は跳ね上がることになります。電気もガスもガソリンも、そして公共交通機関の運賃も上がり、多くの人の生活が困窮することになるのです。一番困るのが食料品の値上げで、それでなくとも値上げが相次いでいるのに、さらに値上がると日々の食事を充分に取ることができなくなる人が急増するのです。大人はひもじい思いを何とか我慢できますが、育ち盛りの子どもたちは我慢することができません。そのため、万引きや畑にある作物を盗んでしまうことも起こり得るのです。そのようなことをさせないためにも、子ども食堂などを充実させていく必要があるのです。

 

年金暮らしをしている高齢者、特に国民保険に加入していた高齢者も、満足に食事を取ることができなくなっていくでしょう。さらに、介護サービスや在宅医療を受けている高齢者は、サービスを充分に受けることができなくなり、持病が悪化する人も増えていくでしょう。そして、一番影響を受けるのが、小さな子どもをかかえているシングルマザーやシングルファーザーの家庭なのです。このような人たちをいかに救済していくかが大きな課題となるのですが、まずは、周りにそのような人がいないかを確認しておく必要があります。そして、もし、困ったことがあれば、気軽に声をかけてもらうような関係を作っておくのです。また、日頃から声をかけて、困っていることはないかを聞いてあげるとよいでしょう。

 

すべての物の値段が上がっていくと、当然ながら、多くの人が消費をひかえるようになります。一番ひかえるのが、娯楽や旅行、そして外食なのです。コロナでかなりの影響を受けていて、やっと景気が良くなって来たところに、急激な円安によって大きな打撃を受けてしまうのです。このことで、多くのホテルや旅館などの観光業や外食産業は倒産していくでしょう。さらに、さまざまな中小企業も苦境にさらされて、倒産件数が激増していくでしょう。そのことで、職を失う人が急増していくのです。まさに、カオスな状態となっていくのです。このような人たちをどのように救済していくかが、これからの大きな課題となっていくのですが、今の政府や地方自治体に迅速な対応を求めることは無理でしょう。であれば、互いに助け合っていくしかないのです。その見本となるのが、日本の伝統的な村社会なのです。江戸時代では、村の長を中心におよそ100人ぐらいの人が共同生活をしていたのです。田植えや稲刈り、家作りや機織りに家畜の世話など、ほぼ自給自足をしていたのです。このような現代版の村であり、コロニーを作っていくことが、これからの時代を築いていく元となっていくことでしょう。近い将来、このような社会がいくつも作られていくことになるのです。

カオスのあと、世の中は少しずつ静寂を取り戻していきます。しかし、そこには荒れ果てた大地と、おびただしい残骸が横たわっているのです。まさに、東日本大震災の時の津波の被害を受けた地域のように。まさにゼロからの出発になるのです。このことを再生と言うのです。復旧や復興は、今までと同じ状態に戻すと言う意味合いが含まれていますが、再生は新たに生まれ変わるのです。今までとは異なる状態にしていくのです。その第一歩がすべての物をどれだけ自給自足していくかなのです。特に、食糧やエネルギーを。食べる物は自分たちで作り、エネルギーは再生可能エネルギーにしていく取り組みをしなければならないのです。そのためには、多くの人が助け合っていかなければならないのです。すでに何度もお伝えしていますが、これから世界的な自然災害や異常気象がエスカレートし、食糧は壊滅的な打撃を受けることになるのです。食糧輸出国は、自国をまかなうだけで精一杯になるのです。

 

円安も加わって、食糧はかなり値上がっていくことになります。100円だったパンが1000円となり、500円だった牛丼が2000円となるでしょう。多くの人は給料はさほど上がらないので、とても生活していくことはできなくなってしまうのです。多くの飲食店や外食産業、そして食品加工会社は倒産していくでしょう。唯一残るのは、昔ながらの食堂や居酒屋ぐらいになってしまうのです。身近な食材を上手に料理して出してくれるからです。そのような状態になるのは、時間の問題なのです。そのため、食糧自給率をいかに早く高めるかが、早急の課題なのですが、今の政府には何も手出しはできないでしょう。であれば、自分たちでやっていくしかないのです。休耕田や休耕地を活用して、米や野菜を作っていくのです。さらに、ゴルフ場やサッカー場、陸上競技場なども畑にしていくのです。そして、中学生や高校生、さらには大学生も授業の一環として農業を取り入れていくのです。そのぐらいのことをしないと、食糧を自給することはできないのです。

 

エネルギーは、水力、風力、太陽光、そして地熱が主流になっていきます。しかし、今までのように、遠いところまで電力を運ぶのではなく、ある意味でエネルギーも地産地消にしていくのです。大規模なダムではなく、小規模な水力発電をいくつも作ってコストを下げ、送電ロスを小さくしていくのです。地熱や風力は地域の特性に合わせ、太陽光は個人や事業所が積極的に取り入れていくことで、何とか回っていくことになるのです。しかし、今までのような電力を大量に使う新幹線や商業施設、さらには高層マンションなどは電力不足の影響を受けて、衰退していくでしょう。建設中のリニア新幹線も、結局は頓挫することになるでしょう。

 

食糧とエネルギーが自給できるようになれば、何とか生活を保つことができるようになります。あとは、生活に必要な雑貨や衣類などの生活必需品をどのように作っていくかですが、やはり自給していくのです。伝統工芸品の復活や、麻や綿、絹などを普及させていくのです。そのことで新たな産業が生まれていき、雇用が創出されていくのです。ある意味で、江戸時代の生活スタイルを取り入れた、日本の伝統様式を主体にした生活スタイル作っていくのです。もちろん、現在の快適な生活様式も取り入れて、和洋折衷の新たな生活スタイルを創造していくのです。その根底にあるのは、自然との共生なのです。

 

再生の前には、一度リセットする必要があります。今までの生活様式や常識、政治や経済、教育や宗教、そして医療や生死に対する考え方を変えていくのです。これらの詳細については、別の通信である「新世紀通信」に書いてあるので、一度、目を通しておいてください。

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