日本の現在の政治の原点は明治時代に作られました。ご存じのように初代総理大臣は伊藤博文で、その後多くの総理大臣は旧薩摩藩や長州藩出身者で行われてきました。昭和になると、その傾向は薄くなってきましたが、暗殺された元総理もその一人なのです。したがって、旧薩摩藩と長州藩の成り立ちを紐解くことが必要なのです。
薩摩藩は島津家、長州藩は毛利家が代々治めてきました。両者とも関ヶ原の戦いで敗者となったため、その後徳川幕府からいつも無理難題を押し付けられてきました。そのため、幕府に対する恨みは根深いものがあり、それが討幕の原動力にもなっていったのです。しかし、実はさらに根深いものがあったのです。この両家の先祖は朝鮮半島から渡ってきたのです。今から2000年ほど前、朝鮮半島ではいくつもの王国がその覇権をめぐって戦いが行われていたのですが、その内の一つの王国の一族が敗れて日本列島に避難してきたのです。当時の日本列島は、やはり同じように朝鮮半島から渡って来た人たちがある程度の国を作っていたのですが、その人たちの領土を占領していったのです。これが古事記に出てくる国譲りのお話しなのです。オオクニヌシノカミがすでに住んでいた朝鮮系の移住者で、アマテラスノカミが新たに半島から移住してきた王族なのです。
国を譲ったのではなく、侵略したのです。オオクニヌシノカミの出雲系の子孫が毛利氏であり、アマテラスノカミの日向系の子孫が島津氏なのです。したがって、2000年も前から両者の確執は続いてきたのです。しかし、両者の共通の敵である徳川家を倒すために手を結んだのです。ちなみに、坂本龍馬が薩長同盟を断行したと言われていますが、これは事実ではなく、当時の天皇が采配したのです。この天皇も朝鮮の流れをくむ人で、両家を影で操っていたのです。徳川家は実は、日本古来の天皇(スメラミコト)を尊重していて、庇護してきたのです。朝鮮由来の天皇にとってはとても不愉快で、討幕の首謀者となったのです。しかし、明治政府が樹立されると、どさくさにまぎれて日本古来の天皇が即位することになってしまったため、途中で暗殺して毛利家の遠縁となる朝鮮由来の天皇にすり替えたのです。
このような時代背景の元で、日本の政治は今に至っているのです。明治、大正時代は、薩摩、現在の鹿児島県と、長州、現在の山口県出身の総理大臣が多かったのはそのためなのです。今もその名残りがあるのですが、このような人たちによって行われてきた政治は、国民のための政治ではなく、一部の権力者にお金や権力が集まるように構築されていったのです。それは今でもしっかりと受け継がれているのです。しかし、そのような政治は終わりを告げようとしています。その第一弾が、元総理の暗殺なのです。この元総理は、その原因となった新興宗教と深くつながっていて、選挙活動を応援してもらう見返りに、強引な寄付を強要する布教活動を野放しにしてきたのです。さらに、寄付金の一部は北朝鮮に渡ってミサイル作るための資金源にされ、そのミサイルで日本は恐喝されてアメリカから武器を買うことになるように仕組んできたのです。日本国民から多くのお金を巻き上げるための政治をしてきたのです。
現在の与党に加わっている学会は、ある種の新興宗教でもあるのです。実はその教祖はすでに亡くなっていて、跡目をめぐって熾烈な戦いが行われているのです。この教祖は北朝鮮とのつながりが強く、今問題になっている教会と同じようなことをしているのです。信者から高額の寄付を強要し、払うことのできない人には新聞や本の拡売を強要しているのです。それもできない人は施設の掃除や幹部のお世話をしているのです。当然ながら無給で。このようなことを書くと学会から総攻撃を受けてしまうのですが、今、学会は内部分裂でそれどころではないのです。いずれ、学会もその実体が表に出てくることになります。その兆候はすでに現れているのです。学会員の選挙活動離れが始まっていて、これからの選挙で多くの与党議員が落選していくでしょう。まずは地方議員から現れ、国会議員へと広がっていくでしょう。
現在の野党のほとんどは、与党と裏でつながっています。共産党と少人数の政党はつながっていませんが、時には利害関係が一致するとつながるのです。唯一つがっていない政党は、元タレントが党首を務める政党ぐらいなものでしょう。いずれにしても、多くの国会議員は自分の私腹を肥やすことを第一に考えていて、国民のことを親身に考えている人はいないのです。そのことは国会審議を見れば一目瞭然です。予算審議と言いながら、与党のスキャンダルや足を引っ張ることばかりを発言しているだけなのです。ある意味でのパフォーマンスで、国民の生活をよくすることはほとんど審議されていないのです。
国会議員の主な仕事は、自分に票を入れてくれる人たちの御機嫌取りなのです。そのため、冠婚葬祭には必ず顔を出し、自分が出られない場合は秘書を代行でださせるのです。そのため、秘書が何人も必要なのです。さらに、献金を集めるためにさまざまなパーティーを開いたり、多くの人に寄付金を強要しているのです。逆に、県会議員や市議会議員などにお金をばらまいて、票をまとめるようさせているのです。このような構図は明治時代から行われているのです。明治時代から続く金と政治の関係は今も変わらないのです。
このような政治は日本だけでなく、多くの国でも行われているのです。比較的国民のための政治をちゃんと行っているのが、北欧のノルエーやスウェーデン、フインランドなのです。どうしてこれらの国がちゃんとした政治が行われているのか、北欧は資源もなく厳しい自然の中で生活しなければなりません。そのためには、人と言う資源をいかに育て上げるのかを何十年もかけて議論し、作ってきたのです。その結果、教育に力を入れるようになったのです。スウェーデンは大学まで無料、さらに少人数制の授業をして、知識の詰め込みではなく、自分で考えて答えを出していく授業をしているのです。その結果、IT産業は世界トップレベルとなり、さまざまな産業を生み出しているのです。そのような政治がこれからの時代のお手本になっていくのです。
旧態依然の政治をどのように打破し、変えていくのか。すでにお伝えしていますが、まずは、地域の独自性を少しずつ発信し、中央政府に抵抗していくのです。そのことを積み重ねていくことで、多くの地域が参加していけば、中央はその力によって小さくなっていくのです。多くの国会議員無用の長物です。まずは参議院議員は廃止し、さらには衆議院議員を半分ぐらいにするのです。おそらく、2年後にはそうなっていくでしょう。
真の政治家とはどのようなものなのか、それは国家百年の計を立てられる人なのです。国家をゆるぎないものにするためには、人を育てていくことしかないのです、そのことをしっかりと認識してください。