漢方コラム

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近未来通信

近未来通信No16【医療2】

23年01月18日

人の体はさまざまなエネルギーによって、成り立っているのです。そのことをしっかりと認識していないと、これからの時代のエネルギー療法を受けていくことはできないのです。この号では、人の体と心を動かしているさまざまなエネルギー体についてお伝えします。その前に、エネルギーとは電気のようなもので、漢方で言うところの「氣」に相当します。

 

漢方では、目に見えないエネルギーである「氣」の存在を中心に考えていきます。氣の多くは食べ物から補充しているのですが、目に見えないので実感することはできません。しかし、元気がない、覇気がない、根気がない、さらには気力がないなど昔から使われている言葉がありますが、まさしく「氣」の存在を表しているのです。氣は心と体を動かす原動力でもあるのです。何かしらの原因で氣が少なくなったり、流れが悪くなると元気がなくなるのです。少なくなった氣を補ったり、流れが悪くなった氣の流れをよくすることが漢方なのです。それを漢方薬や鍼灸、そして按摩やマッサージで処置していくのです。

 

「氣」にもいろいろあるのですが、体を動かし気温差や病原菌から体を守ってくれる「氣」がエーテル体と言うエネルギー体なのです。漢方では「衛」と呼んでいます。エーテル体は皮膚のすぐ下を経絡と呼ばれる目には見えない線に沿って流れているのです。そして、ストレスや疲労などによってその流れが悪くなると、痛みやしびれが生じてくるのです。鍼灸はツボと呼ばれる経絡の要所を刺激することで、氣の流れをよくして痛みやしびれを改善するのです。按摩やマッサージも同じなのです。漢方薬も流れをよくしたり、足らなくなった氣を補うことに使います。エーテル体は肺臓がコントロールしていて、肺臓が不調になるとその流れも悪くなるのです。肺臓を元気にするのが辛い味の食べ物であり、朝鮮人参なのです。

 

エーテル体は寒暖差やストレスに影響を受けやすいので、いかにストレスをためないようにするか、そして体を冷やさないようにするかがポイントになります。すでにお伝えしましたが、目に見えない存在によってさまざまな病気や症状が引き起こされるのですが、成仏していない霊が取りつくとエーテル体を吸い取ってしまうのです。そのため、元気がなくなり、生気もなくなってしまうのです。この霊を取り除くには、さまざまな方法がありますが、改めて別の機会にお伝えすることにします。霊がつきやすい人は不浄な土地に住んでいたり、前世や過去世、そして先祖の因果が関与していることが多いため、それを突きとめて処置しないと除霊をしてもすぐにまたついてしまうのです。

 

エーテル体が体を動かすエネルギー体ならば、心を動かすエネルギー体がアストラル体なのです。人の感情はいつもめまぐるしく変わります。心とは、いつもコロコロ変わるので心(こころ)と呼ぶようになったのです。感情は時には激怒したり、悲しみに押しつぶされたり、恐れや不安にたじろぐことがあります。このような激しい感情をいだく時は、大量のアストラル体が使われているのです。人の感情で一番強いのが怒りなのです。そして怒りの感情をコントロールしているのが肝臓なのです。

したがって、アストラル体をコントロールしているのが肝臓なのです。「はらわたが煮えくり返る思いをする」時のはらわたが肝臓なのです。アストラル体は心を動かすエネルギー体なのですが、感情が激しい状態が続くと消耗してしまい、無感動になってしますのです。昔から、半狂乱になってしまうと、その後は廃人になると言われています。喜怒哀楽をいかにバランスよく保つかが、アストラル体を正常にするポイントとなるのです。イライラばかりしていると肝臓の働きが乱れてきて、全身の血流や自律神経のバランスが乱れてきます。そんな時は酸味の食べ物を取るとよいでしょう。肝臓の働きを整えてくれて、怒りを鎮めてくれます。漢方薬では特殊な羊の角である羚羊角(レイヨウカク)を使います。

 

感情をコントロールしているアストラル体は、やはり目に見えない存在の影響を受けやすいのです。動物霊は本当の動物の霊ではなく、人のネガティブな感情が体から遊離して、いくつも合わさってできたものなのです。「毒気を吐く」と言われるように、人のネガティブな感情はとても強力で、時に体から離れて雲のようにぷかぷかと浮かんでいるのです。それが引き合ってより強力になったものが動物霊なのです。怒りは龍、不安や恐れはキツネ、頑固さはタヌキ、そしてこだわりや執着はヘビを生み出すのです。このような感情をいつも持っていると、その感情に合った動物霊を引き寄せてしまい、さらにその感情が強くなっていくのです。その結果、不安神症や強迫症、時には殺傷事件を引き起こしてしまうのです。やはり、そのような霊がつきやすい原因を突きとめて処置しないと、根本的に改善しないのです。

 

感情をコントロールするエネルギー体がアストラル体ならば、精神をコントロールするのがメンタル体なのです。精神とは人が生きていく上での根幹となる拠り所でもあるのです。武道やスポーツでは精神力を鍛えることが必須あると言われています。つまり、自分の命をかけてでもやり通す力が精神力なのです。精神力は厳しい鍛錬によって養われていきます。ひと昔前までは、さまざまな形で精神力は養われていたのですが、現代の若者の多くは小さい時から我慢することをあまり体験していません。ましてや、肉体的に厳しい修行や訓練もしていません。そのため、メンタル体が十分に養われていないため、何か辛いことがあるとすぐに引きこもってしまったり、時には命を自ら絶ってしまうのです。小さい頃からある程度、我慢をすることで精神力、つまりメンタル体が養われていくのです。そして、いざ何かあった時に、何としても生き抜く力が身に付いていくのです。メンタル体をコントロールしているのが脾臓で、甘味の食べ物が整えてくれます。メンタル体がきちんと働いてくれないと自殺願望が強くなり、死神に取りつかれやすくなります。

 

人の根元である魂を保護し、養っているエネルギー体がコーザル体なのです。人の魂は心臓を取り巻いているうすい膜にあって、心臓がコーザル体をコントロールしているのです。人は大きなショックを受けたりすると失神して倒れてしまうことがあります。また、柔道などでも寝技などでやはり失神することがあります。その時、背中のちょうど心臓の当たりを強く押すことで目を覚まさせるのです。これは、大きなショックを受けると、コーザル体が一時的にめぐらなくなってしまい、魂が一時的に体から離れてしまっているのです。しかし、ちゃんと目に見えない糸でつながっているので、心臓に刺激を与えてやればコーザル体が正常になり、魂は元の状態に戻って目を覚ますのです。幽体離脱もある意味で同じような状態なのです。このような体験はあまりすることがないのですが、心筋梗塞などで倒れた時は、やはり同じような事が起こりやすいのです。心臓は苦味の食べ物がその働きを整えてくれます。漢方薬では牛の胆石である牛黄(ゴオウ)を使います。

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