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近未来通信

近未来通信No5【生活様式3】

23年01月10日

5年後から10年後にかけて、さらに生活様式は変わっていくでしょう。より、自然と共生していく生き方が強まっていくのです。農業を主体とし、それぞれの個性を活かした仕事をしていくことになります。半農半X(エックス)が定着していくでしょう。兼業農家ではなく、自然を大切にしてある一定の範囲内で生活していくのです。

 

一定の範囲とは、山や海をこれ以上開墾することなく、逆に埋め立てた海を元の状態に復元したり、スギやヒノキばかりを植林した山々を本来の姿に復元しながら、休耕田や耕作放棄地を活用して行くのです。そのためにはさまざまな法整備や、役所の複雑な手間がかかりますが、この頃には行政も大幅に柔軟となり、各地方での特性を活かした形になっているでしょう。逆に言えば、そうしないと人々が食べていけなくなるからです。一部の人だけを優先した法律や行政は改革されていくでしょう。特に農地を所有している人が、高齢化や後継者が不在で、税金対策で農地を有効に活用できていない場合は、強制的に他の人に貸し出させる法律が整備されるでしょう。また、農協が主体となってきた農業政策も終わり、自然農法が主流となっていきます。そのため、化学肥料や農薬、ビニールハウスや農業機械も不要になっていくのです。

 

農業を主体とし、その人その人に合った物作りや商売、さらには職種を行っていくのです。そのため、ただ儲けるための仕事ではなく、地域のニーズに応じた仕事をすることで過剰に作ったり、無理な売り込みをしなくてもすむのです。さらに、地域の共同体としての意識が強くなっていくので、無償での共同作業が多くなっていきます。今でも岐阜の合掌造りで有名な白川郷では、屋根の葺き替えは村中総出で行っています。そのようなことがまた、全国で復活していくのです。ただ、地域ごとの特色があるため、時間をかけて新たなコミュニティを作っていかなければなりません。それにはさらに長い時間を必要としていくでしょう。

 

10年後になると、政治も経済も大きく変わっています。市町村単位での独立性が高まり、地域内での自給自足が強化されていくでしょう。食糧も人もエネルギーも、そして多くの生活必需品が自給自足となっていきます。そのためには、それを導いていくリーダー的な存在が必要になっていきます。それは現在の市議会議員のような人で、市民に一番近い政治家でもあるのです。国会議員や県会議員は不要となっていくでしょう。ただ、現在の議員の中には、自分の利権しか考えていない人も多くいるので、今とは異なった方式で選ばれて行くことになります。それについては別の項目で詳しくお伝えします。いずれにしても、地方、地域、そして市町村が独立性をしっかりと持つようになり、さらに、周囲の地域との連携を深めていくことが大きな課題となるのです。そのようなことができるリーダーが選ばれていくのです。

 

すでにお伝えしているように、これからの時代はすべて自給自足です。しかし、地域によっては手に入らない物もあるため、横のつながりを深めていくことで可能となっていくのです。多くの人がそれぞれの特性を活かしていく時代でもあるのです。のんきに遊んでいられる人はいなくなります。
半農半Xとは、自分や家族が食べていける分の作物を作り、残りの時間を別の仕事に費やしていくのです。兼業農家は農業だけでは生活できないため、それを補うために別の仕事を行うのです。そのちがいは、農業はあくまでも自分たちの食べる物を作ることが目的であり、商業的に行うものではないのです。兼業農家の多くは商業的な意味合いを多く持っています。そして、半農半Xではもう一つの仕事をある意味でライフワーク的に行っていくのです。やはり単にお金を得るためのものではなく、そこそこのお金をいただきながら自分のやりがいと個性を発揮していくのです。兼業農家は、基本的には農業だけでは食べていけないので、別の仕事でお金を稼ぐことが中心となっているのです。X(エックス)とは、それぞれの個性や特性を発揮させる仕事なのです。

 

半農半Xはすでに広がりつつありますが、まだごく一部の人にとどまっています。これからさらに拡大し、5年後、10年後にはすべての人に定着していくことになるでしょう。もちろん、農業は自然農法を主流とし、大型の農業機械は使わずに、多くは人の手で行うようになります。時には馬や牛も使うこともありますが、田植えや稲刈りなどは昔ながらのように、親類縁者が協力して行っていくのです。すでにお伝えしていますが、小学生や中学生、高校生や大学生も授業の一貫として農業を取り入れていくため、人手は十分にまかなうことができるのです。また、普段の畑の手入れや野菜の収穫には、高齢者が活躍することになるでしょう。子どもからお年寄りまで、すべての人が農業に関わっていくのです。このようなことは、昭和30年代まで行われていたことなのです。ただ、これからはすべてのひとが関わっていくのです。

 

10年後になると、おそらく日本の人口は3000万人ほどになっているでしょう。これはちょうど江戸時代の最盛期と同じぐらいの人口なのです。なぜこれほどまでに減ってしまうのか、おそらく自然災害や異常気象、火山の噴火や地震、津波、そしてコロナのような感染症によって激減していくのです。しかし、生き残った人たちはある意味で選ばれた人たちなのです。感謝と謙虚さを常日頃実践し、目に見えない存在を信じ、さらに自然を大切にしていく人たちが生き残っていくのです。自分のことだけしか考えない、我欲にとらわれた人たちは淘汰されていくでしょう。そして、この頃からさらに大きな変化が現れてきます。それは、人々がある意味での超能力を少しずつ使えるようになるのです。人の心を感じることができたり、気象の変化を察知することができたり、さらには動物や植物が何を考えているかを少しずつわかるようになっていくのです。そのことで、より自然と調和することができるようになるのです。

 

このような能力をもっている人は現在もいるのです。特に子どもたちに。しかし、今の社会では変人扱いされて、学習障害や多動性障害、発達障害やアスペルガーなどのレッテルを貼られてしまっているのです。このような子どもたちこそがこれからの時代を担っていくのです。さらに、目に見えない存在を感じたり、先のことをある程度予知することができる人もいます。これらの人もその能力のことを他の人に信じてもらえずに苦しんでいます。しかし、これらの人がいきいきとその能力を発揮できる時代がやってくるのです。

 

私もある意味でこのような能力を持っているのです。小さい頃からあったのではなく、10年ほど前から潜在能力を開花させる特殊なトレーニングを続けてきたことで、少しずつ使えるようになってきました。しかし、多くの子どもたちは生まれながらにしてその能力を持っています。大切に育てていかなければなりません。

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