5年後の生活ではさまざまなことが変わっていますが、身近なTVや映画、さまざまなコンサートに公演は様変わりすることでしょう。福祉や介護、そして医療も。公共交通機関や道路事情も大きく変わっていることでしょう。何よりも一番変わっているのが多くの人の価値観であり、生き方なのです。何を大切にしていくかが、大きく変わっているでしょう。
5年後になると、多くの人が懸命に働くようになります。今のような週休二日制や残業時間の制限などはなくなるでしょう。それぞれの人が自分のペースに合わせて仕事をするので、時には夜遅くまでしたり、時には何日も休むこともあるのです。しかし、多くの人が何かしらの形で農業に関わるので、ずーっと休むことはできないのです。草抜きや作物の収穫、さらには肥料作りやあぜ道の整備などやることはいくらでもあるからです。一線をリタイヤした高齢者も、ゲートボールやゴルフ三昧の生活はできなくなります。やはり農業に少しでも関わっていかないと食べることができないからです。農地を持っていなくても畑を借りたり、田植えや稲刈り、さまざまな収穫を手伝うことで、それに見合った作物をいただくことで食べ物を手に入れていくのです。まさしく、「働かざる者は食うべからず」となるのです。
この頃になると、多くの後期高齢者は姿を消しているでしょう。なぜなら、コロナワクチンを何度も打っているからです。ワクチンによってスパイクタンパクが大量に作られて、これによって血管の内側が傷つけられて血栓ができやすくなるからです。心筋梗塞や脳梗塞で多くの人が亡くなっていくでしょう。高齢になればなるほど血管の柔軟性は低下して、詰まりやすくなるからです。特に高齢者は率先してワクチンを打ってきたため、4回以上打った人はおそらく、7割から8割の人が亡くなっているでしょう。現在、日本の年齢別人口比は逆ピラミッド型になっていますが、この頃には正規のピラミッド型となっているでしょう。
したがって、多くの介護施設や医療機関は不要となり、廃業していくでしょう。介護や医療に従事していた人たちは、やはり農業や物作りに転職していくことになります。ただ、医師や薬剤師はプライドが高いため、なかなか新たな職に就こうとはしないでしょう。その結果、自死する人や引きこもる人が多くなることでしょう。歯科医師や美容整形の医師も同様です。医療で必要とされるのは、救急医療や小児科、そして助産婦となるのです。後は、専門の看護師や理化学療法士、作業療法士、そして町の薬屋さんが対応していくのです。もちろん、私もその一人になっていきます。
高齢者は、決してすべていなくなるわけではなく、昔のように古稀や喜寿、米寿が本当にめずらしくなっていくだけなのです。何の目的もなく、ただ長生きをすればよい時代は終わったのです。生涯現役で暮らせるように、それぞれの目的や役目を明確にして生きていくことが求められていくのです。まさしく、ピンピンコロリの生涯を実践していくのです。そのためには、今から準備していく必要があるのです。生涯続けられる仕事や物作りができるようにしなければなりません。
5年後に大きく変わっているものがTVや芸能、そしてタレントや歌手、アイドルなどなのです。景気の低迷によりスポンサーは激減し、民放各社は軒並み番組を縮小し、場合によって統廃合されて現在の5分の1ほどに減っているでしょう。放映時間も縮小され、朝の7時ぐらいから夜の9時ぐらいまでとなり、過去の再放送や映画、ニュースが主流となって行くでしょう。そのため、多くのタレントや芸人、俳優、そしてアイドル歌手やコメンテイターが廃業していくでしょう。特にお笑い芸人は本物だけが残り、吉本興業も廃業に追い込まれるでしょう。アイドルグループもほとんど解散しているでしょう。したがって、TVを見る人はさらに少なくなり、NHKと民放は全国ネットが1社に、後はローカル放送局だけとなるでしょう。今のようなお笑い芸人とアイドルグループとジャニーズ系アイドルで埋め尽くされたテレビ番組は消滅するでしょう。
スポーツ界も同じです。スポンサーが大幅に減少するため選手は生活できなくなり、プロをやめていくでしょう。野球もサッカーも。新聞社や鉄道会社など野球の大スポンサーもかなり低迷するため、選手に給料を支払えなくなるのです。他のスポーツも同じで、5年後にはほとんどのプロスポーツ選手はいなくなっているでしょう。すでにお伝えいしましたが、小学生や中学生、そして高校生や大学生は農業などに従事していくため、スポーツに専念できなくなり、あくまでも趣味程度のものになっていくのです。そう言った面からも、プロスポーツ選手は育たなくなるのです。当然ながら、オリンピックやサッカーのワールドカップもなくなるのです。
唯一の娯楽は、昔から伝わる子供歌舞伎やお祭り、そして収穫祭となるでしょう。今の娯楽であるパチンコや競輪、競馬、競艇などは完全に消滅しているでしょう。ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどのテーマパークも姿を消すことになるでしょう。なぜなら、やはり生活をしていくだけで精一杯になることと、それだけのスタッフを確保することができなくなるからです。これらの施設はいずれ農地となっていくでしょう。真っ先に農地となるのが競馬場と競輪場です。選手や騎手たちはそこで農業に従事していくでしょう。競走馬も農耕用として貸し出されることになるでしょう。ちなみにテーマパークは農地への転用が難しいため、時間をかけて解体し、最終的には更地にして広大な太陽光発電所を建設するのです。それは10年ぐらいの期間がかかることになるでしょう。
鉄道各社も人口減少と電気料の高騰、そして人員確保が困難になるため、大幅な統廃合と規模の縮小が行われるでしょう。私鉄は半分以下となり、赤字路線は廃線となっていきます。ただ、生活に直結している路線は、地域の人たちが援助をして生き残っていくでしょう。旧国鉄JRは、国の根幹をなす役目を担っているため、各地方自治体が援助することで大方は温存されますが、便数の大幅な減便や豪華旅客列車の廃車はよぎなくされるでしょう。新幹線のグリーン車もなくなり、建設中の路線も中止となるでしょう。もちろんリニア新幹線もお蔵入りとなるでしょう。鉄道は旅行の足としてではなく、生活に直結したものとして定着していきます。さらに、都市部の地下鉄の多くも廃線となるでしょう。なぜなら、主要都市の人口が激減するからです。
多くの高速道路や首都高速も閉鎖となっていくでしょう。交通量が激減し、維持管理ができなくなっていくからです。特に首都高速や地方の高速道路はいち早く閉鎖となるでしょう。東名や名神はなんとか残っていきますが、今のような渋滞が発生することはなくなるでしょう。車での長距離移動をする人は激減し、商業用のトラックと緊急時の消防車や救急車が主体に走ることとなるでしょう。