阿弥陀如来(アミダニョライ)はだれでもしっている仏様です。日本の仏教界では一番信仰されている仏様でもあります。なぜ、それだけ信仰されているのか、阿弥陀の名の由来が永遠の命や、すべての人にあまねく光をさすと言う意味があるからです。どんな人も阿弥陀如来に救われると言う教えが広まったことによるのです。
阿弥陀如来も天津神の化身なのです。それは神産巣日神(カミムスヒノカミ)で、古事記では万物を造り出す造化三神の一柱と言われています。しかし本当はこれも事実ではないのです。古事記で最初に現れた神は天之御中主の大神で、次に高御産巣日神、そして神産巣日神となっています。実は神の世界もかなりの段階があって、これらの神は比較的下位におられるのです。その上には多くの神が存在していて、さまざまな御働きをなされているのです。ある意味で、この三神は上位の神の御意志に沿って動いていらっしゃるのです。神産巣日神は特に、すべての神がそれぞれの御役目を果たせるように、黒子となって縁の下の力持ち的なお役目を果たしているのです。その化身である阿弥陀如来も、ある意味で同じようなお役目を果たしているのです。
阿弥陀如来の一番の御役目は、人が今世生まれてきた目的や役目を知らしめることにあります。人は生まれて来る前に、今世の目的や役目をある程度自分で決めてくるのです。そしてそれに応じた親や環境も自分で選ぶのです。しかし、生まれると同時に一度すべて忘れてしまうのです。なぜなら、生まれる前に決めたことが本当によいのかをいろいろなことを体験し、そしてさまざまなことを考え、もがいて今世生まれてきた目的や役目を再認識するのです。しかし、今の多くの人はあまり深く考えることをしません。あわただしい毎日と、洪水のようにあふれている情報に翻弄されて、深く考えることをしなくなっているのです。そのため、今世の生まれてきた目的や役目を知らないまま、人生を終えてしまうのです。そのことを知っているのと、知らないでは雲泥の差が出てくるのです。
今世の生まれてきた目的や役目を知るためには、さまざまなことを経験し、さらに本を読んだり、人の話を聞いたり、そして多くの挫折を体験することが必要なのです。そのことで、生まれて来る前に決めたことが浮かび上がってくるのです。今の若い人たちは、失敗することをとても恐れています。そのため、なかなか今世の目的や役目を見出すことはできないのです。目的や役目が見いだせないと、ある意味でさまよえる子羊となり、無用な不安や心配事が多くなり、毎日を精一杯生きることができなくなってしまうのです。逆にそのことがわかれば、毎日を充実して過ごしていけるのです。
阿弥陀如来は一人でも多くの人が、今世の目的や役目を知ることができるように、さまざまな形で気づかせているのです。時にはひらめきだったり、時には第三者から伝えられたり、そして夢で見たりと。しかし、なかなかそれをしっかりと受け取ることができる人は少ないのです。
「我は、阿弥陀如来なり。我は民に今世の生まれてきた目的や役目を伝えるなり。人は生まれてきた目的や役目を知らねば生きている価値は無し。それは、ただの屍にすぎず、無駄に生きているなり。無駄どころか我欲にとらわれ、人をだまし、時には殺したりするなり。そのような民はこの世には不要なり。我は民に少しでもそのことを悟らせるために存在するなり。我を祀る寺院は多くあれど、我の本当の役目を知る者はほとんどあらず。我にさまざまな願い事をすれど、我はそれを叶えることはできぬなり。我は民の願い事を叶える仏にあらず。そのことをしかと伝えるなり。いくら念仏を唱えても無駄である。我が叶えるのは、今世生まれてきた目的や役目を知りたいと願う者だけであるなり。特に、若き民たちに伝えるなり。我の処に来るがよい。さすれば今世の目的と役目を伝えるなり。一人でも多くの若者がそのことを知らなければならぬ。知らぬままにいれば、無用な不安に押しつぶされてしまうなり。つぶされれば生きていけぬなり。場合によっては、自らの命を絶つことになるなり。我はそのことを見るに忍びないのであるなり。我の処に来るがよい。さすれば生きる糧が見つかるなり。」
阿弥陀如来の悲痛な訴えが込められたメッセージです。今、多くの若者の自死が増えています。それぞれの事情があるのでしょうが、何のために生まれてきたのかがわかれば、自死することはなくなるでしょう。そのことを知るためには、失敗を恐れずにさまざまなことにチャレンジするのです。そして多くの本を読み、さらには多くの人の話を聞くのです。今はネットですぐに何でも知ることができます。そのため、あまり深く考えることをしなくなっているのです。人の意見を鵜呑みにして、自分の意見にしてしまうのです。しかし、そのようなことを続けていると、自分の意見を考える力がおとろえてしまい、自分を見失ってしまうのです。ネットやSNSは便利ではありますが、深く考えない人を作ってしまうのです。
深く考えることを身につけていくと、さまざまなことを感じやすくなっていきます。人の心や感情を感じ取れるようになるのです。生まれつきそれができる人がいます。そのような人は比較的早い段階で知ることができるのです。さらに、いろいろなことを体験している人も早く知ることができます。コロナ下で、なかなか自由なことができないため、体験する機会が減っていますが、そんな時は何冊も本を読むとよいでしょう。テレビやスマホばかりを見ていては、自分で考える力が育ちません。いかにもがいて考えるかが必要なのです。多くの若者が今世の目的や役目を知ることができたら、世の中は大きく変わっていくことでしょう。
しかし、現実問題として今の若者はそのようなことをあまりしません。深く考えるより、今が楽しければよいという考えに流されています。また、ゲームなどに没頭して考えることから遠ざかろうとしています。ある意味でそうなるように仕向けられているのです。さまざまな力が働いて、若者を白痴化させているのです。この力を破壊するために今、天津神である国之常立の大神が動き出しています。お笑い芸人が占拠しているテレビ番組や、十代のアイドルグループを送り出して食い物にしている会社、ゲームをスポーツとして広めようとしている会社や関連組織、さらには競馬や競艇に宝くじなどを躍起になって宣伝している組織に鉄槌を下そうとしています。その急先鋒に上ったのがジャニーズ事務所の創設者です。彼の死によってこの事務所はじょじょに崩壊していくでしょう。すでに大阪のお笑い芸人の元締めも崩壊しつつあります。若者を食い物してきた会社や組織は、これから崩壊していくことでしょう。次のターゲットはゲームソフトを作っている会社となります。年末には大きな出来事が起こることになるでしょう。