地獄の王である閻魔大王（エンマダイオウ）はだれでも知っている存在です。生前の罪を裁く神として恐れられてきました。人は死んだ後、閻魔大王の前で生前にした悪事を洗いざらい白状するのですが、もしウソをつけばその度合いに応じて苦しい地獄に突き落とされると言われてきました。しかし、これも真実ではありません。
閻魔大王は元々はインドの神として崇められていたのですが、中国では仏教と道教の影響を受けて地獄を司る神とされてきたのです。さらに日本では仏教を広めるために、地獄の怖さを強調する存在として信仰されてきたのです。仏を信仰すれば地獄に行かなくてすみますよと触れ回ったのです。ある意味での脅迫なのです。血の池地獄や針山地獄、鬼に舌を抜かれたり、溶けた鉄を飲まされたり、さらには犬に食べられたりとさまざまな恐ろしい地獄が伝えられてきました。しかし、それはすべてが作り話で、そのような世界は存在しないのです。それこそ今話題となっている宗教団体は、事あるごとに地獄に落ちると信者を怖がらせては高額な献金をさせ、さらには脱会させないようにしているのです。ある意味で仏教を普及させてきた本質を巧みに利用しているのです。統一教会とは名ばかりの恐喝教団なのです。
閻魔大王の本当の御役目は、人が悪事に加担しないように見守り諭す神なのです。閻は村里の門という意味ですが、村に悪魔が入って来ないようにするための門という意味なのです。村とは人の心です。「魔が差す」ことがないようにいつも見守り、守ってくれる神なのです。それがいつの間にか怖い地獄の王になってしまったのです。そもそも地獄なるものは本当に存在するのか、私たちが亡くなったあと、魂は霊界に移行します。霊界はそのレベルに応じで何段階にも分かれています。霊界の一番下が幽界と呼ばれているところで、私たちの世界と重なっていて、魂は私たちの世界と幽界を行ったり来たりしているのです。しかし本来、幽界は存在していなかったのです。人のこの世に対する執着や未練が強すぎて、上に上ることを拒むようになり、いつまでもとどまるようになってしまったためできてしまったのです。そのため、幽界にとどまる霊が多くなり、転生する霊がじょじょに少なくなってきてしまったのです。
魂は何度も生まれ変わることでさまざまな体験をして少しずつ成長し、神の元に帰っていくのです。しかし、幽界にいつまでもとどまっていると、転生することができないため、神の元に帰ることができなくなるのです。さらに、時には人に取りついてしまい、悪影響を与えることにもなります。そこで、大元の神はこの幽界を抹消したのです。幽界にいた霊たちの一部は上に上ったのですが、多くの霊が人間界に流れ込んできたのです。そして、自分の欲望に見合った人に取りついて、その欲望を満たしているのです。さまざまな犯罪や悪事の多くは、霊によるものなのです。さらに、霊が取りつくことで体調がくずれたり、病気になることもあります。このような霊を一掃することが始まっています。しかし、人に取りついた霊はなかなかしぶといため、場合によっては取りつかれた人もいっしょに一掃されるのです。一掃とは、魂自体が消滅するのです。魂は宇宙のもくずとなってしまうのです。
「我は閻魔大王なり。我は悪の道に進もうとする者を諫めるなり。それでも進む者あらば厳しく処するなり。我は地獄の王にあらず。人が思うような地獄はあらず。欲深き者は、生きながらにして地獄を味わっているなり。物に執着する者はゴミも宝と思い、ゴミに埋もれて住まうなり。金に執着する者は、人を殺してまで金を手に入れるなり。これ、まさしく餓鬼なり。権力に執着する者は、ありとあらゆる悪事を働くなり。これ、悪魔なり。性に執着する者は、体を蝕むなり。これ、淫乱なり。これらすべて地獄なり。人は生きながらにして地獄に落ちるなり。されど、地獄に落ちている者は、そのことを知らぬなり。これが本当の地獄なり。知らぬがゆえに、際限無し。我はそれを気づかせるなり。されど、いくら警告しても改心しなければ、魂を滅ぼすなり。地獄よりもさらに苦しむなり。なぜなら、己の存在がわからなくなるゆえなり。己が何者かがわからなくなり、ただ闇の中をさ迷うこととなるなり。これほど孤独で辛いものはなきなり。すでに多くの者が宇宙にただよっているなり。我の役目、悪の道に進もうとする者を諫めるなり。」
地獄とは何かに際限なく執着することで、時には人をだまし、時には盗んだり、時にはウソをついたり、そして人を殺したりするのです。自分で殺さなくても、人に依頼したりする場合もあります。今まさにこのようなことが頻回に起こっているのです。この世はある意味で地獄化しつつあるのです。これ以上地獄化するとどうなるのか、多くの人の魂が悪魔と化すのです。悪魔とは、架空の存在ではないのです。人の心には善と悪があり、いつもどちらかに揺れ動いています。時には悪に傾く時もありますが、善の心がそれを引き戻してくれます。しかし、悪の心が強くなって善の心に戻れなくなった時、善の心が完全になくなった時に悪魔となるのです。悪魔になると人をだましたり、殺したりすることを躊躇なくしてしまうのです。ある意味で、戦争で兵士が敵の兵士を殺す時は悪魔となっているのです。逆に言えば、悪魔にならないと自分が殺されてしまうからです。戦争から帰って来た兵士が、精神的におかしくなってしまうケースがよくあります。一度心が悪魔になってしまうと、なかなか元に戻ることができないのです。
今、多くの人の心が悪魔になろうとしています。そのようなことになってしまうと、完全に神とつながることができなくなってしまうのです。そのため、閻魔大王や毘沙門天、烏枢沙摩明王、不動明王、摩利支天などの神が悪に傾いている人たちを改心させるために、さまざまな戒めを行っているのです。たとえば、ウソがばれて逮捕されたり、経済的に破綻したり、さらには突然の事故やケガ、急病になるのです。決して命を落とすことはありませんが、それでも変わらなければ命はないでしょう。命だけでなく、魂も消滅することになるのです。いよいよその段階に入っているのです。その代表者が元総理であり、イギリスの女王なのです。元総理については宗教団体とのつながりや、さまざまな闇の部分がこれから明らかになっていくでしょう。イギリスの女王については改めてお伝えすることになるでしょう。
執着が際限なく強くなると、人の心は悪魔となるのです。それははるか昔からあることで、悪魔の心を持ったまま亡くなるとその魂は成仏することなく、いくつも結合していわゆるサタンやデーモン、デビルやルシファーとなるのです。そして、さらに大きくなるために生きている人の悪の心をそそのかして悪に染めていくのです。今、そのことが非常に多くなっているのです。大元の神はそのことをとても憂いているのです。悪魔は元は人の魂からできたもの、人の魂は神から生まれたもの、つまりは悪魔も神の子であるのです。我が子を抹消しなければならない神の憂いを私たちは少しでも汲み取らなければならないのです。
