この通信は「日本の神々」についてお伝えします。現津神でまだまだご紹介しなければならない神様が多くおみえになります。アメノコヤネノカミ（天児屋神）やアメノミカゲノカミ（天之御影神）、アメノワカヒコノカミ（天若日子神）、アメノイワトワケノカミ（天石門別神）、アメノオハバリノカミ（天尾羽張神）、そしてアメノヒボコノカミ（天之日矛神）です。
アメノコヤネノカミはアマテラスノカミが天岩戸に隠れてしまった時に祝詞を奏上した神様と言われていますが、これも事実ではありません。この神様は名前のごとく、多くの子どもたちを庇護してくれる神様なのです。昔は、生まれてきてすぐに死んでしまう子どもが多かったので、その子どもたちの魂を導き神界に送り届けるお役目をしていたのです。また、飢えで苦しむ子や親のいない子どもたちを優しく見守ることもしていたのです。この神様の御力によって、多くの子どもたちが救われたのです。つまり、この神様の御力で親代わりになる人が現れたり、食べ物を差し出してくれる人が現れたりしたのです。もちろんすべてではありませんが、多くの子どもたちが救われたのはまちがいないでしょう。この神様は今の時代でも、多くの子どもたちを救っています。子ども食堂や賞味期限間近の食料品を配布する人たちは、この神様の御力によって動いているのです。信じられないかもしれませんが、まさしく目に見えない力が働いているのです。
アメノミカゲノカミは刀鍛冶の祖神と言われていますが、やはり何の関係もありません。この神様も名前の通り、苦しんでいる人や辛い思いをしている人を影になって支えてくれる神様なのです。どのようにして支えるのか、それは、やはり人を差し向けるのです。苦しんでいる人を支えてくれるようにさせるのです。たとえば、ボランティアの人を差し向けるとか、民生員や公的機関の人を差し向けるとか、さらに久しく会っていない友人や親類を差し向けるとか、いろいろな人を差し向けてくれるのです。しかし、だれでもしてくれるわけではありません。私利私欲に固まっている人や、邪悪な心を持っている人には何もしません。当然なことですが、いつも感謝と謙虚さを実践している人にさし向けてくれるのです。神様はいつも見ています。本当に困っている人を見過ごすことはありません。しかし、日頃の行いで神様も動くかどうかを判断されるのです。
アメノワカヒコノカミは七夕の彦星のモデルとなったとされていますが、やはり何の関係もありません。この神様も名前の通り、若い人や子どもを支える神様なのです。若い人とは昔では元服を迎える頃の人で、およそ１５歳ぐらいの人を指しました。元服は現在の成人式に相当し、大人の仲間入りを祝ったのです。しかし、いきなり大人になれるわけではないので、ある程度の間見守り支えて行く必要があったのです。それをしてくれる神様なのです。どのように支えたのか、大人になれるようにさまざまな試練を与えたのです。たとえば、人とのやり取りがスムーズにできるように多くの場に参加させるとか、知らない人が話しかけるようにして会話を上達させるとか、多くの体験ができるように人から仕事を任せられるようにさせたのです。そんな神様なので、ある意味でおせっかいなところもあるのです。しかし、若者が少しでもはやく大人になれるように懸命になって支えてくれる神様なのです。
アマノイワトワケノカミは悪霊を防ぐ門の神様とされています。たしかに門という字が付いていますが、この門は悪霊が出入りする門ではなく、神様が神界と人間界を行き来する門のことで、その門から人の魂が勝手に入って来ないようにいつも見守っている神様なのです。人の魂は霊界である程度勉強した後、人間界に転生し、何度も行き来することで少しずつ神界に近づいていくのです。しかし、中には一足飛びに神界に行こうとする魂もいるため、十分な勉強をしているかどうかを確認するのです。その門は石でできていて、簡単には開くことができないため、選別されるのです。神界に入るためにはそれなりの勉強をしていないといけないのです。勉強とは、人のためにどれだけのことをしてきたのか、そして人が幸せになれるようにどれだけのことを考えてきたかなのです。この神様はそれを瞬時に判断されるのです。
アメノオハバリノカミはイザナギノミコトの刀とされています。これも関係ありません。この神様は尾と羽根を張る神様、つまり鳥のように自由に空を舞うようにさせる神様なのです。自由に空を舞うとは何ものにも縛られることなく、自由な発想を持つようにさせて人を成長させるのです。つまり、固定概念や常識を打ち破ることで新しいことを作り上げていく人を導く神様なのです。いつの時代もそれまでの価値観を打ち破る人が新しい時代を作ってきました。そのことで人は成長してきたのです。新たなことにチャレンジをする人を応援する神様なのです。ちなみにこの神様はおよそ７０年に１度大きく動かれます。そのことで時代が大きく変わるのです。最近では明治維新、太平洋戦争終結などがあります。そして次がちょうど今なのです。この神様は今、精力的に動いていらっしゃいます。これまでの価値観や常識を変えるために。コロナやオミクロンは大元の神が授けたものですが、それによって考え方を大きく変えるようにさせているのはこの神様の御力なのです。
今までの物やお金ありきの考え方から精神性を大切にし、自然と共生し人と助け合い、目に見えない存在を信じていく考え方に変わる時代となったのです。明治維新も太平洋戦争終結後も、それまでの価値観や常識は１８０度変わりました。それでも人々はその新しい価値観をしっかりと身に付けて今に至っているのです。したがって何も心配することはないのです。いかに早く新しい価値観に順応していくかが問われるのです。いつまでも古い価値観にしがみついていると時代に取り残されてしまい、苦しい思いをするだけなのです。すでにこの神様の御力によって価値観を変え始めている人が増えて来ています。後２年もすれば大方は変わるでしょう。この神様の精力的な活動も後２年足らずなのです。その間に変われるかどうかで、その後の生き方が決まってくるでしょう。いつまでも古い価値観にしがみついていると、神様は見放すでしょう。
アメノヒボコノカミは朝鮮半島の古代国家、新羅の王子とされています。このことはある程度本当のことなのです。新羅は他の国との戦に敗れて日本に避難してきたのです。その一族が出雲の国を中心に栄えていったのです。オオクニヌシノミコトはこの一族を象徴したもので、実在の人物ではありません。その後、さらに朝鮮半島から同じように戦に敗れた王族が避難してきて、出雲の国を奪い取ったのです。それが神武天皇であり、国譲りのお話しなのです。神武天皇も実在したのではなく、やはり朝鮮の王族の象徴として作られた架空の人物なのです。国譲りも侵略したことを隠すためのおとぎ話なのです。実際にはかなりの虐殺をしたようです。その殺した人たちの祟りを恐れたがゆえに、立派な社を建てて鎮魂を図ったのです。すべては自分たちの都合のよいように書かせたのが古事記であり、日本書記なのです。いかに日本古来の神様をないがしろにしてきたかがおわかりになったでしょうか。
