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新時代通信

新時代通信No2 【価値観】

21年07月11日

この通信は、これからの新しい時代に向けて、それぞれの役目を担う方々に発信しています。新しい時代とは、物やお金に執着しない時代です。そして人々が分かち合い、助け合い、自然を大切にしてすべての物が循環していく社会となることなのです。その基本となる価値観をしっかり持つことがとても大切なのです。

 

コロナの感染はおそらくあと2~3年は続くでしょう。何度も緊急事態宣言が発令され、多くの業種が衰退していくでしょう。飲食業や旅行業、観光業にスポーツや芸能、芸術や演劇など多くの人が集まる業種が特にその影響を受けるでしょう。すでに倒産や廃業が多くなっていますが、さらに多くなっていくでしょう。今までと同じ考え方や価値観では生活が成り立たなくなっていきます。ではどうしたらよいのか、これからの時代に必要とされる仕事や業種に切り替えていくしかないのです。それは農業や林業、介護や福祉、さらには教育や再生可能エネルギー関連、そして伝統工芸などです。特に若い人たちは早くその方向に進んでいくとよいでしょう。スポーツや芸能で食べていける時代は終わりました。地道な生き方をしていく時代に入ったのです。

 

仕事のあり方も変わってきます。在宅勤務やテレワークが多くなり、自宅で過ごすことが多くなるので、より広くて自然豊かな環境を好む傾向が強くなり、都心部から地方へと移転する若者が多くなっていくでしょう。場合によっては山奥で自給自足をしたり、古民家を借りて農業をしながら仕事をするとか、いずれにしてもライフスタイルが大きく変わっていくでしょう。そのため都心部のマンションや一戸建ては空き家が多くなり、一極集中は緩和されていくでしょう。ただ企業は都心部にあった方が何かと都合がよいので、そのまま残っていくでしょう。いずれにしても一極集中ではなくなっていき、地方の過疎化もいくらかでも改善されていくでしょう。

 

これからの時代で大きく変わっていくのが、政治と教育です。今までの中央集権はどんどん衰え、地方の自治が高まっていくでしょう。10年先には江戸時代のように、各県ごとに人も物も自給自足していくことになるでしょう。エネルギーも。したがって多くの国会議員は不要となり、政府も大幅に縮小されるでしょう。逆に地方の市議会議員のような人が地域のまとめ役となり、その地区の人たちの生活を多岐にわたって支えていくことになるでしょう。多くの政治家は過去の悪事が表に出てきて、その多くは罪を償うことになるでしょう。特に長い間政権を握ってきた与党の議員は。そしてそれに追従して来た地方議員も。

 

教育は今までのような一律の教え方ではなく、個々の個性を引き延ばす内容に変わっていくでしょう。さらに年齢に応じて農業や林業を体験し、中学や高校になると介護や福祉関係を体験していくことになるでしょう。スポーツばかりを奨励するスタイルはなくなっていき、その分自分に合った仕事が見つけられるようにするため、さまざまな業種での体験学習が実地されていくでしょう。したがって大学へ進学する人は、本当に学びたい人だけとなり、おそらく現在の1/10ぐらいまで大学の数は減っていくでしょう。大学で学んだことを社会で応用して役立てることができる人が進学していくでしょう。スポーツや遊ぶための大学進学はなくなるでしょう。

 

お金や物を第一とする考えは、戦後アメリカによって植え付けられてきました。それまでの日本はお金よりも大切な物があると多くの人が思っていました。それは義であり、志であり、徳を積むことを。さらに親孝行や天皇を敬い、国のために精進することを美徳としてきました。しかし、それが一部の人たちに悪用されて戦争を引き起こしてしまったのですが、日本国民の崇高な精神性はアメリカによって根絶やしにされてしまったのです。しかし、魂まで変えることはできません、いざ災害などが発生すると多くの人がボランティア活動したり、順番をしっかり守って水や食料の配給を受けることができるからです。これからの時代は日本人の太古の昔から受け継いできた、「和」の精神を復活させることが必要なのです。

 

すべての元になるのが「和」なのです。人と和することがこれからの時代の根源となるのです。和するとは思いやり、助け合い、ゆずり合い、互いを尊重することでもあるのです。今までの競争主義社会とは真逆になるのです。和することがこれからの時代の大きな価値観となっていきます。逆に言えば、和することができない人はこれからの時代では生きていけなくなるでしょう。排除されていくのです。そのことをしっかりと認識できる人だけが残っていくのです。ある意味での選別が始まっているのです。事故や災害、病気や自己破産などによって。これらの選別はより激化していくでしょう。和する生き方をいかに早く受け入れられるかどうかが大きな鍵となるでしょう。

 

和を取り入れるためには、感謝と謙虚さが必要です。「ありがとう」、「どういたしまして」を日々の生活でどれだけ口に出すことができるかどうかがポイントになります。実践しなければ和することはできません。そしてマイナスな言葉や否定的な言葉を使わないように心がけることも必要です。言葉には一種のエネルギーがあります。良いも悪いも口から出すとそれは自分に返ってくるのです。思ってしまうことはしょうがありませんが、マイナスな言葉は口から出さないようにしましょう。

 

これからの時代は、おそらく海外から輸入して来た食料や石油、各種の鉱物資源、さらには外国人労働者などが入ってこなくなっていくでしょう。なぜならコロナの感染が拡大し、またワクチンの副作用で多くの人が命を亡くすため、農業に従事する人や石油などの資源を採取する仕事に従事する人が激減するからです。さらに自然災害や異常気象も重なることで、特に農作物の収穫が著しく減少することになるからです。すでにその兆候は出始めており、大豆やトウモロコシ、小麦の価格が高騰し、それに関連する食用油や卵、パスタや麺類、小麦粉などの値段がじりじりと値上がりしています。石油も同じくで、ガソリンや電気料金、さらにはさまざまな石油製品が少しずつ値上がりし始めています。おそらく来年には顕著な値上がりが起こっていくでしょう。

 

これからは農業や林業を活性化させ、食料自給率を高め、木材資源を石油の代替として活用していくのです。すでにその技術は確立されています。そして再生可能エネルギーの普及を推進していくことで輸入に頼らなくてすむ社会が構築されていくでしょう。もちろん今までのような大量生産大量消費は終わらせての上で。食料も食品ロスをいかになくすかが前提となります。したがってコンビニやスパーでの食料品の販売を極力少なくし、必要最低限の物だけを作って販売する形が定着していくでしょう。衣料品や家電製品、自動車、さらには日用品も長く大切に使うことが必要となっていきます。

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