磐長(イワナガ)姫はニニギノミコトの妻になるのですが、すぐに離縁されたとあります。
また菊理(ククリ)姫はわずか1行たらず。瀬織津(セオリツ)姫は名前すら出てきません。
しかし、この三神は日本ではとても重要な神であることが最近わかってきました。
つまり、この三神は縄文時代からあがめられてきた、日本古来の神なのです。
弥生人がもたらした神々との関係を作り上げるために、少しだけ古事記にふれたのです。
この三神以外にも縄文時代にあがめられた神々はいるのですが、ほとんど記録に残っていないので、今となっては知ることもできません。
しかし、この神の本当のことを知れば、他の縄文の神々のことを知ることができるでしょう。
日本人の多くは弥生人と縄文人の混血です。したがって弥生人が持ち込んだ神だけでなく、縄文の神もあがめる必要があるのです。
そのためには、この神の役目を知る必要があります。
磐長姫は字のごとく、石のように長く存在することで永遠の命を象徴する神なのです。
したがって、すべての生き物に生きるための生命力を授けることが役目なのです。
菊理姫は縁結びの神としてあがめられていますが、本当はすべてを締めくくる、つまり大きな時代が移り変わる時に現れて、
最後を締めくくると言われています。
まさしく今です。そして瀬織津姫は水の神としてあがめられてきました。
その役目は、すべての生き物に水を与えることと、もう一つは穢れた地を水で洗い清めるのです。
この三神の力が一つになると世の中をきれいに浄化し、新しい世界を作り出すと言われています。
およそ30年前、阪神淡路大震災が起きた頃からこの三神の力が徐々に発揮されるようになってきました。
そして、2019年頃からその力はピークとなり、およそ10年ほど続くであろうと言われています。
この間、地震や火山の噴火などが多くなるでしょう。