人は食べることで幸せを感じます。
特に美味しい物を食べる時は。
どうしてなのか、それは脳にある食欲中枢が満腹になると、幸せを感じさせるホルモン、オキシトシンを作り出すからです。
オキシトシンはお酒を飲んだ時や、SEXの時に分泌されるホルモンで、人を幸せにさせるのです。
幸せとは、すべてに満足した状態です。
人は単に食べるだけでなく、幸せを感じるために食べるのかもしれません。
しかし、人の欲には際限がありません。
もっと幸せな気分を味わいたいという欲望にかられて、食べてしまうのです。
その結果、糖尿病や高血圧、そして高脂血症などの病気になるのです。
昔から腹八分と言われてきたのは、食に対する戒めでもあったわけです。
今はさらに腹六分でもいいかもしれません。
食べることは幸せでもあるのですが、幸せを感じることは他にもいろいろあります。
きれいな物を見たり、人に喜んでもらった時、また苦しい思いをして何かを達成した時など。
食べることで幸せを感じてばかりいると病気になってしまうので、いろいろな幸せの感じ方を身に付けておくとよいでしょう。
ただ、物を買ったり集めたりすることに幸せを感じてばかりしていると、また違った意味での病気になります。
特にお金や貴金属など。なるべく物に執着しない方がよいでしょう。
食べることで幸せを感じるためには、なるべく質素で少食でも感じられるように日頃から訓練しておきましょう。
大人であれば一日二食、旬の野菜を中心にしていけばよいのです。
少しずつ慣れていきましょう。
徳川家康も、質素倹約を心がけてきました。
当時としては比較的長生きをした方です。
飽食は必ず命を縮めることになるでしょう。
そのことをしっかりと認識しておいて下さい。
食べることで幸せを感じるよりも、人に何かをして喜んでもっらたことに幸せを感じることを心がけて下さい。
そのことが本当の幸せなのです。