人は食べないと死んでしまいます。
しかし、時々何日も食べなくても水だけで元気に生きている人がいます。
また、ほんの少しだけしか食べずに何年も元気で生きている人もいます。
本当に人は食べないと生きていけないのでしょうか。
人ははるか昔から、食べるために生きて来たと言えるでしょう。
動物を追い求めて移住したり、稲作に適した土地を求めて戦いをしたり、さらには森を切り開いて畑を作ったりして来ました。
どれも食べるためです。
より多くの食べ物を得るためです。
しかしその結果、多くの食べ物が手に入るようになりましたが、食べすぎることで糖尿病や高血圧、高脂血症などの病気にかかるようになり、命を縮めるようになったのです。
本来人は、そんなに食べなくても生きていけるのです。
なぜなら、今のような豊かな食事が摂れるようなことはなかったのです。
時には数日間も食べないこともあったのです。
また、食べたくても宗教的な規則から、食べてはいけない日もあったのです。
いつも食べたい時に、好きなだけ食べられることは一部の人を除いてはいなかったのです。
一日三食2500kカロリー食べましょうと言われますが、その通り続けたら、おそらく病気になって早く死んでしまうでしょう。
だれでもお腹いっぱいに食べたいと思います。
人の欲には際限がないからです。
どれだけ食べるかは、人それぞれです。
すこやかに健康で長生きしたいのであれば、少食にするとよいでしょう。
たくさん食べれば食べるほど寿命が短くなるものだと認識するとよいでしょう。
どちらを選ぶかは人それぞれです。
ちなみに、テレビなどで出てくる大食いの人たちは、おそらく短命となるでしょう。
生涯に食べられる量はある程度決まっています。
つまり、食べ物を消化吸収する能力は無限ではないのです。
限られた能力をどのように使うかが問題です。
腹八分、いや腹六分を実践して行けば大丈夫でしょう。