人の寿命はどんなに医学が発達しても、変えることはできません。
延命できたとしても意識がない状態では、人として生きている価値はありません。
最後まで自分というものをしっかりと持っている状態があってこそ、寿命をまっとうできるのです。
薬や機械で寿命を永らえることは、本来の姿から遠のいているのです。
薬は本来、病気を治すものであって寿命を延ばすものではありません。
つまり、今の医療は老化と病気をはきちがえているのです。
尿が近くなる、物忘れが多くなる、目がかすむ、膝が痛くなる、骨がもろくなるなどその多くは老化なのです。
いくら薬を飲んでも劇的に良くなるわけではありません。
いくらかでも症状を和らげることはできるでしょうが、長く飲めばまた副作用で新たな病気を作り出すことになります。
老いることは、だれでも避けて通ることはできません。
ある程度、不自由になることは致し方ありません。
そのことをちゃんと認識しておかないと薬に頼ってしまい、新たな病気で苦しんだり、返って寿命を縮めることになるのです。
医者の言うがままにしていると、薬は増えていくばかりです。そこそこの付き合いにしておくべきでしょう。
人はいずれだれでも死にます。
どのように死ぬかは人それぞれですが、薬漬けになって意識もなく、点滴で生きながらえて最後は病院のベットで死ぬか。
薬は最低限にし、自分の意志を尊重してくれる状態で死んでいくか。
どちらにするかを元気なうちから考えておくとよいでしょう。
いずれは死を迎えることをしっかりと自覚したした上で。
他人任せにしないことです。
今の医療では、本当に治せる病気はほとんどありません。
治しているのではなく、症状を抑えているだけなのです。
医者が病気を治してくれると、勘違いしている人がほとんどです。
あくまで一時的に症状を抑えているだけです。
医者は神様ではありません。