漢方コラム

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漢方とエネルギー

漢方とエネルギー 脾と意4

19年08月26日

漢方では五臓六腑を中心に考えます。

すべての病気は、五臓の乱れから生じると。

その中でも特に重要なのが脾臓です。現代医学の脾臓とは異なり、食べ物を消化吸収する働きをしていると考えます。

食べ物がしっかり消化吸収されないと、体のすべてが動きません。

そのため、まずは脾臓を一番大切にしなければならないのです。

 

脾臓のもう一つの働きに、意志を動かせる役目があります。

意志とは、生きていくための底地からです。

今のような平和な時代ではあまり必要ないかもしれませんが、戦争や災害、時には飢饉など、昔はいつも命にかかわる場面があったのです。

その時、生き残るためには強い意志が必要だったのです。

今、こうして平和に暮らせるのも、先人の人たちの強い意志があったおかげです。

しかし、いつまでも平和な時代が続くとは限りません。

自然災害や経済の混乱、さらにはあってはならない戦争もいつ起きるかわかりません。

その時、強い意志を持っていないと生き残ることはできないのです。

 

強い意志を持つには、脾臓を強くすることです。

そのためには日々の食生活で、脾臓を冷やさないようにすることです。

冷たい物の食べすぎや飲みすぎ、生ものや南国産の果物の食べすぎ、白砂糖などが入った甘い物の食べすぎなどしっかりと改善していく必要があります。

さらにストレスを適度に発散させたりと。脾臓の表の臓器が胃です。

胃を冷やさないようにすることが一つの目安となります。

さらに胃が冷えてくると、舌が白くなってきます。

毎日舌の色をチェックすることで、胃や脾臓の冷えの度合を確認することができます。

脾臓や胃を元気にする漢方薬がパナパールです。

さらに冷えている胃を温めてくれる漢方が温石錠です。必要に応じて使っていくとよいでしょう。

これからは大きな変化が起こる時代です。しっかりと生きていくために、脾臓を丈夫にしてください。

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