『病は気から』と言われるように、慢性的な病気の多くはストレスが関係しています。ストレスは感情によって生み出されます。悲しみや喜び、怒り、不安、恐れなど人である以上感情は絶えず湧いてきますが、その感情に振り回されるとストレスが強くなるようです。
ではなぜ感情が湧くのか?感情が湧く場所には全て、確実に「固定観念」という前提があります。
どんな感情であれ「その人が勝手に信じ込んだ、幼いころからすり込まれた固定観念・・・こうしなければならい・こうあるべきだ」があります。したがって、自分の固定観念に気づけば、感情に振り回されることなく、ストレスも格段に少なくなって病気や症状が改善されていきます。
1 悲しい時は「なぜ私は悲しいのだろう?」と自分自身に聞いてみましょう。
2 そこには必ず、自分勝手に信じ込んだ固定観念があります。
3 それこそが真の原因です。
4 そして、それを勝手に信じ込んだのは自分なんだと、気づくことです。
5 すると、笑えてきます。自分で勝手にさわいでいるだけなのですから。
例えば、恋人にふられて泣いたら、その人の中には「別れは悪いものである」という固定観念があります。「別れ」は「悪いもの」であると、その人が勝手に信じ込んだせいで、その人が勝手に泣いているのです。別な見方をすれば、「別れ」は「よりよい出会いの種」であると信じてもいいのでは。
多くの人は、答えはたった1つの正解しかないと常に思っています。だから矛盾は絶対に許せない。右か左かの西洋的な発想です。日本では昔から白黒をはっきりさせないことを美徳としてきました。これからは日本的発想、観念が必要です。