漢方コラム

お問い合わせ

漢方の不思議シリーズ

漢方の不思議シリーズ かぜ・インフルエンザの対処

19年08月23日

カゼやインフルエンザにかかったらどうされますか。市販の風邪薬を飲んで様子を見て、それでも良くならないとお医者さんに行く、そんな方が一般的だと思います。しかし新薬はあくまで対処療法なので、時にはこじらせることもあります。漢方薬は人間の自然治癒力を最大限に引き出してくれるので、上手に活用すれば短時間でカゼを治してくれます。

 

●「寒気・肩こり・頭痛・発熱」など引いたかなと思ったら?!⇒葛根湯(カッコントウ)
カゼの引き始めは、首筋がぞくぞくっとした寒気が特徴。顆粒を熱いお湯に溶かして服用することがコツ。ただし、胃腸の弱い方は不向き。

 

●「咽痛・寒気・頭痛・発熱」⇒参蘇飲(ジンソイン)
胃腸の弱い方用の葛根湯。元来胃腸の弱い方は、カゼの引き始めは、のどが痛くなりやすい。

 

●「のどが痛む・扁桃腺の腫れ」⇒桔梗湯(キキョウトウ)
カゼの引き始めは、のどだけ痛む方に。

 

●「寒気・頭痛・微熱・だるさ・食欲不振・せき」
⇒柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)⇔「胃腸カゼ」
カゼを引くと、食欲不振や吐き気、便秘や下痢などの症状がでやすい方に。

 

●「強い寒気・頭痛・高熱・関節痛・咳・のどの痛み」
⇒麻黄湯(マオウトウ)⇒インフルエンザ
インフルエンザは普通のカゼよりもすべての症状が強くなります。特に小さなお子さん。ただし、妊娠中や生理のある女性には使いません。

 

●「コンコンとしたカラ咳、特に夜間に悪化」
⇒麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)

 

●「胸が痛くなるほどのはげしい咳・気管支炎」
⇒柴陥湯(サイカントウ)⇒マイコプラズマ肺炎にも

 

●「タンがからんでなかなか切れない激しい咳」
⇒麦門冬湯(バクモンドウトウ)

 

★漢方カゼ薬は症状によって多様に使い分けを。

ページTOPへ戻る

電話する

お問い合わせ