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漢方とエネルギー

漢方とエネルギー 肺と魄2

19年08月23日

魄(エーテル体)は肺臓によってコントロールされています。

肺臓は酸素と二酸化炭素の交換をしていますが、魄の循環も行っています。

 

魄は経絡をめぐっていますが、経絡は肺臓の一部でもあるのです。

心臓が血液を血管に送るように、肺臓も魄を経絡に送るのです。

しかし、経絡は肉眼で見ることはできません。ではなぜ経絡があることを古代の人たちは知り得たのか。

それは五感で感じたのです。触れることによって、魄の道筋を感じ取ったのです。

魄の道筋は少し温かいのです。

さらに張りがあるのです。エネルギーなので力があるからです。

その力を触れることで知ったのです。

指先に感じるものをたどったのが経絡なのです。

 

さらに所々にシコリのような場所があることも感じました。

そこがツボです。魄が滞留する所です。

普通はわずかの滞留ですが、ストレスなどで魄の流れが乱れるとその滞留が強くなるのです。

そのため滞留した場所から先へ魄がしっかり流れなくなるため、その部位に痛みやしびれが生じてくるのです。

肉体を動かす魄は、肉体を養う働きもしています。

十分に魄が供給されないと、その部位はエネルギー不足となり、十分な働きができなくなるため痛みが生じるのです。

 

血液も体の各部位にエネルギーと酸素を送っています。

魄とのちがいは、血液は物理的なエネルギー、つまり肉体の形を動かすもので、魄は肉体の機能を動かすものです。

例えるなら、血液は車を動かすガソリンであり、魄は車を制御するコンピューターを動かす電気だというわけです。

車はガソリンがいくらあっても、バッテリーがなければ動きません。

今多くの人が血液、つまりガソリンばかりを気にしていますが、バッテリー(魄)が充分にないと車はうごきません。

質のよいバッテリーを得るための漢方薬が、麝香(ジャコウ)が含まれている「救心感応丸氣:きゅうしんかんおうがんき」なのです。

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