赤ちゃんも生後5~6ヶ月になると、そろそろ離乳食を食べさせましょうと指導されます。10年ほど前は、1歳までは胃腸の消化能力が弱いため、離乳食を早い時期に与えるとアレルギーの原因になりやすいと言われていました。しかし、最近では早く与えた方が、逆にアレルギーになりにくいとも言われています。
諸説いろいろありますが、漢方的には1歳までは母乳を中心に、赤ちゃんの状態に応じて離乳食を与えます。無理に食べさせることはありません。特に、体質的に胃腸が弱い(便秘や下痢をしやすい)赤ちゃんは、離乳食を遅らせ、漢方薬で胃腸を体質改善することをおすすめします。
離乳食を与える時期もさることながら、その内容の方が問題です。レトルトやインスタントの離乳食は便利ですが、元気の源である『氣=生命エネルギー』が抜けています。カロリー的には十分であっても、加工食品ばかり食べていると、低体温で元気のない子どもになってしまいます。
さらに、簡単便利な電子レンジ調理。離乳食に限ったことではありませんが、レンジのマイクロ波(強力な電磁波)は、食物の栄養素を破壊し(野菜などでは半減)、さらには多くの食品で微量ながら発ガン性物質を発生させることが認められています。ミルクを電子レンジで温めて赤ちゃんに飲ませることは、毒を与えることに等しいことだと考えてください。