毎日の食卓にかかせないサラダ油。実はこの身近な油が、認知症の主役であるアルツハイマー病や、うつ病、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧、糖尿病、アレルギー疾患などさまざまな病気の大きな要因になっていることをご存知でしたか。
サラダ油とは「精製された植物油の総称」です。菜種、綿実、大豆、紅花、ひまわり、トウモロコシ、米などを原料にした油を常温下で透明度が高くなるよう、化学処理したのがサラダ油。サラダ油に多く含まれているリノール酸は加熱すると、神経細胞にダメージを与える毒素に変わることが最近の研究でわかってきました。さらにリノール酸は体内で代謝されると、炎症を起こす物質に変わり、アレルギーの元にもなります。
サラダ油は、原料となる大豆や菜種をシンナーのような溶剤を使って抽出し、その後この溶剤や不純物を取り去るため200度以上の高温に数回さらして作ります。つまりサラダ油は商品になる前から何度も加熱処理されているので、毒素をすでに含んでいるのです。また、外食産業(ファーストフード・ファミレス・コンビニ弁当・スーパーの惣菜など)では、安価なサラダ油を長時間加熱して使い続けるか、何度も加熱して使っているので、毒素はますます増えるばかりです。