漢方コラム

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エネルギーと体

エネルギーと体 エーテル体1

19年08月23日

「病は氣から」といわれるように、「氣」なる電気のような見えないエネルギーが、体や心を動かしているという考えは、東洋だけではなく、西洋でも古くから同じように考えられてきました。それを神秘学といい、人間や植物や動物の生きとし生けるモノすべては、「肉体(物質)」だけでなく、「エネルギー身体」が重なっているという考えです。それは、エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体というような目に見えない複体のエネルギーで構成されているのです。
肉体(物質的身体)とエーテル体は重なり合って存在しています。エーテル体とはいわゆる「氣」です。

 

「生命力」であり「エネルギーのネットワーク」です。ツボといわれる「経絡」や「氣」という概念は「エーテル体」の治療法です。肉体の成長は、まずエーテル体が成長し、その後、リアル肉体ができます。病気でも、まずエーテル体がストレスや感情の乱れによって破損し、破損した部分の臓器が病になります。

即ち、エーテル体とは物質の構成原料でもあるのです。 漢方ではエーテル体のことを「魄:ハク」といいます。

肉体を動かすエネルギー体であり、気功や合気道、手当てなどもこの魄を活用しているのです。

「魂魄:コンパク」という言葉がありますが、魂は精神(心)を動かすエネルギー体であり、魄は肉体を動かすエネルギー体を表しています。三十年前に流行った台湾映画の「霊幻道士キョンシー」をご存知ですか、死体(キョンシー)が蘇り悪さをするのを道士が退治するのですが、キョンシーは魂がなくて魄しかないのです。
チャイニーズゾンビともいえるでしょう。

 

魄(エーテル体)を調節しコントロールしていのが「肺」であると漢方では考えます。ストレスや感情の乱れによって、魄が乱れると肺臓やそれに関連する臓器(大腸、鼻、皮膚、気管支)、そしてすべての臓器の働きが乱れて病になるのです。

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