人は肉体と魂といくつかのエネルギー体=「氣」から成り立っているという考えが、西洋や漢方の世界では古来から信じられてきました。
体と動かすエネルギーがエーテル体、漢方では「魄:ハク」といいます。
心=感情を動かすエネルギーがアストラル体、漢方では「魂:コン」といい、さらに人の心の根源を動かすエネルギーをメンタル体、漢方では「意:イ」といいます。
人の心の根源とは、命を懸けるものへの思いや、人として絶対に曲げられないことなどに対する思いをいいます。
本来はそれほどではなかったのですが、長い年月をかけて、人としての存在価値を高めるためにこのような考えが強くなってきました。
しかし一時期(日本では江戸時代から先の終戦まで)はメンタル体が強くなりすぎて、自害する人が多くなってしまいました。
今は逆にメンタル体の力がかなり弱っている人が多くなってしまいました。
それは脾臓(胃)の力が低下してきたからです。
冷たい物をいつも食べることで胃が冷えてしまい、脾臓も弱っているのです。
メンタル体を調節する脾臓が弱ると、意志が弱くなります。
物事を成し遂げる力が弱くなり、すぐにあきらめてしますのです。そして記憶力も低下していきます。
メンタル体は記憶の保管庫としても働いているのです。
脳は記憶を整理し、一時的に保管する所であって、人の意志や考えはすべて各エネルギー体が行っているのです。
脳はさらに体を動かす司令塔でもありますが、さらにその役目を調整しているのが魂なのです。脳は魂の代役をしているのです。