人の心と体はいろいろなエネルギー体で動いています。
肉体を動かしているのがエーテル体、感情を動かしているのがアストラル体、心の奥底にある意志を動かしているのがメンタル体というエネルギー体です。
メンタル体は人の意志を調整しています。
意志とは何かを成し遂げようとする心、人が生きて行くうえで一番元となるものです。
ただ生きていくには意志は必要ありませんが、いろいろな苦難に出合った時に、意志がないと乗り越えることができません。
意志があることで苦難に耐えることができるのです。耐えることでいろいろと成長していくのです。
つまり意志がないと成長できないのです。
平凡な毎日を送るうえでは、意志は必要ありません。
しかし、いつも平凡な日々ばかりではないのです。いざという時に意志が必要なのです。
自然災害や仕事、学業、そしてスポーツなど。必ず苦しい思いをする時があります。
その時、メンタル体がしっかりしていないと、乗り越えることができないのです。
メンタル体は漢方では脾臓(現代医学の脾臓とは異なり、胃に近い働きをしている臓器)が動かしていると考えます。
多くの物を食べることで脾臓が活発に動くので、意志が高まります。
「肉を食べるとファイトが出る」などと言われて、スポーツ選手がよく肉を食べますが、それは肉でなくてもよいのです。
多くの物を食べるばかりが良いわけではありません。
時には食べないことでメンタル体を調整している脾臓を休めてあげることも必要です。断食はそのためにあるのです。
脾臓を休めて、メンタル体の力を養うのです。その結果、意志が強くなっていくのです。