漢方コラム

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医薬食同源シリーズ

医薬食同源シリーズ 食物の陰陽歯のトラブル

19年08月22日

東洋には古くから『万物は陰陽よりなる』
という考え方があります。たとえば、一枚の葉っぱをみると、裏があり表があります。
裏ばかりの葉っぱもなければ、表ばかりの葉っぱもありません。
表裏一体となって、一枚の葉っぱになっています。どの葉っぱにも必ず裏と表があるように、すべてのものに陰と陽がある。自然界のあらゆるものは、陰と陽にわけられる。これが陰陽の考え方です。

 

月は陰で太陽は陽。曇りや雨は陰で、晴れは陽。冬が陰で、夏が陽。女性が陰で、男性が陽。このように陰と陽は互いに相反する本質を持っています。
けれど、相反すると同時に片方がなければ、もう片方もないという関係にあります。つまり、陰と陽とが調和することによって自然の秩序が保たれているのです。

 

すべての食べ物も、陰の性質が強いものと、陽の性質が強いものとにわけることができます。陰性の食べ物は、からだを緩める働きがあり、血管や腸管を緩め、からだを冷やします。
またカリウムが多いのも特徴です。一方、陽性の食べ物は、からだを締める働きがあり、血管や腸管を締め、からだを温めます。ナトリウムが多いことも特徴です。
からだは緩めすぎてもいけないし、締めすぎてもいけない。どちらかにかたよるのではなく、陰陽の調和した『中庸:ちゅうよう』の状態にすることによって、からだの秩序が保たれ、健康を保つことができるのです。

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