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れいこん通信

れいこん通信No15 目覚め

19年08月22日

2019年3月のれいこん通信は目覚めについてです。

人はそれぞれに目的を持って生まれてきました。しかし、多くの人はそれを知らないまま生涯を終えています。何のために生まれてきたのかを知って生きるのと、知らないで生きるのでは雲泥の差があります。ではどのようにしたら生まれてきた目的を知ることができるのか、その方法をお伝えします。

人は生まれてくる時に、何をするために生まれるのかを自分で決めます。
その多くは人を助けたり、人の心を癒すために。しかし、多くの人は生まれてくると忘れてしまいます。
なぜ忘れてしまうのか、一度忘れることによって多くの体験をし、その中から一番やりたいことを自ら見つけ出すためです。
自分で納得して初めて本当にやりたいと思えるのです。生まれる前は実体がないのでわかったつもりでもいざ生まれてくると、いや違うような気がすると迷うことがあるのです。
この迷いを振り切ることができて、初めて決めてきた目的を果たすことができるのです。
つまり、いろいろなことを体験して、本当の目的を探し出すことで、やっと確信が持てるようになるのです。
そのために一度忘れるのです。
しかし、十分な体験と熟考がないと、目的を探し出すことができません。
そのため間違った目的を行ってしまう人も多いのです。まちがった目的に進んでしまうと、また途中で迷ってしまいます。
それが何度もつづくと、目的を探すことをやめてしまいます。そして生きることに張り合いをなくしてしまうのです。

生まれてきた目的を間違わないようにするためには、やはり多くの体験をして、よく考えることです。
そして本当にそれが間違いないかを確認する方法が、自分にとってそれが楽しいことなのか、うれしいことなのか、さらには心が晴れやかになるのかを問いてみるのです。
少しでも苦しい思いをするようであれば、それは本当ではないと思ってください。
ただ単に、自分のために楽しいというものではありません。
人に何かをすることで楽しいと思えることであるということを履き違えないようにしてください。

自分のための楽しみを目的とすると、いずれは自滅していくでしょう。それはあくまで自己満足にすぎないからです。多くの人がお金や物を集めることが、人生の目的と履き違えています。人のためにすることが一番の目的です。

今、多くの人がこれからどのように生きていけばよいのかを迷っています。特に第一線をリタイヤした人たちが。仕事も続けたいが思うような仕事もなく、かと言って遊んでいるほどのお金もなく、さらには体の衰えと病気になることへの不安をかかえ、不透明な先を案じています。
これからの社会は確実に若者は減り、社会保障も厳しくなっていきます。国が何とかしてくれる時代は終わりました。自分たちで支え合っていくしかないのです。そのためには、自分は人に何ができるのかをいつも考え、備えておく必要があります。
人に喜んでもらえることを一つでもできるように、今から考えておくべきでしょう。
それが生まれてきた目的となるはずです。

人が生まれてきた目的に気づくことを、目覚めると言います。今、ほとんどの人がまだ目覚めていません。それは自分のことしか考えていないからです。自分の我欲を満たすことが第一優先になっているからです。
しかし先にも述べたように、これからはとても厳しい世の中になっていきます。周りの人と助け合っていかないと、一人では生きていけなくなるでしょう。お金がいくらあっても、人の助け合いには及びません。過去の震災がいい例です。そのことをしっかりと自覚するようにしてください。

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